永野芽郁&広瀬アリス「“こういう世界もあるのかもしれない”と思ってしまいました」映画「地獄の花園」

特集・インタビュー
2021年05月21日

◆永野さんは撮影時に印象的だったことは?

永野:すごく印象的だったのは、みんな血だらけなのにカットがかかった瞬間に「疲れたねー」くらいのフラットな空気になったことです。カットがかかるとみんな普通にベンチに座るんです。その光景が今になってよく考えると変だったなって。ただ単に普通に仕事をしているだけだから、終わったら「よいしょ」ってベンチに座るんだけど、みんな血が出てるってシュールじゃないですか。写真を撮っておけば良かったなって思います。

広瀬:確かにすごいシュールだった(笑)。私なんて朝7時、8時に奇声を発して新宿のど真ん中を走りましたからね。「何やってんだろう」って後日思いました。

永野:そうなんですよね。後日思うんです(笑)。

広瀬:その時は全然分からないよね。この現場って変なんだって、他の現場に行ってあらためて思いました。

PROFILE

永野芽郁
ながの・めい…1999924日生まれ、東京都出身。主な出演作に、連続テレビ小説『半分、青い。』、『3年A今から皆さんは、人質です』『親バカ青春白書』、映画「俺物語!!」「君は月夜に光り輝く」など。今後の出演作に、7月スタートのドラマ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』、映画「キネマの神様」(202186日(金)公開予定)、映画「そして、バトンは渡された」(20211029日(金)公開予定)がある。

広瀬アリス
●ひろせ・ありす…19941211日生まれ。静岡県出身。主な出演作に連続テレビ小説『わろてんか』、『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助』シリーズ、『探偵が早すぎる』『ハラスメントゲーム』『知ってるワイフ』、映画「氷菓」「巫女っちゃけん。」「AI崩壊」「サイレント・トーキョー」など。

作品紹介

映画「地獄の花園」
2021521日(金)より全国公開

STAFFCAST
脚本:バカリズム
監督:関和亮
出演:永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一/小池栄子

STORY
日本経済を支えるOLたち。一見、華やかな職場の裏では地獄のような派閥争いが行われていた。直子(永野)はすてきなOLライフを夢見る普通のOL。ある日、彼女の職場にカリスマヤンキーOLの蘭(広瀬)が中途採用で入ってくる。2人は友達になるが、蘭がトップに立った直子の会社が全国のOLたちから狙われてしまう。

© 2021 『地獄の花園』製作委員会

photo/関根和弘 text/佐久間裕子

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