永野芽郁&広瀬アリス「“こういう世界もあるのかもしれない”と思ってしまいました」映画「地獄の花園」

特集・インタビュー
2021年05月21日

花園にも見える華やかなOLの職場が、実は地上最強のOLを目指し抗争を繰り広げる世界だったら? 脚本・バカリズム&監督・関和亮で送るOLバトルロワイヤル映画「秘密の花園」。頂上(テッペン)を目指し、派閥争いを繰り広げるOLを永野芽郁さんと広瀬アリスさんが演じます。TV LIFE Webでは前編・後編に分けて、お2人の対談を掲載。前編では、すてきなOLライフに憧れる普通のOLとカリスマヤンキーOLを演じたお2人に役作りや撮影中の思い出を話していただきました。

◆ヤンキー漫画のような“力が全て”という世界を、OLを主人公に描くのが面白いと思いました。お2人の役柄や設定についてはどう思われましたか?

広瀬:ぶっ飛んでいるなと思いました(笑)。今、あまり考えずに見ることができる作品って少ないと思うので、久々にこういう作品に出会ったなと。台本を読めば読むほど、面白くて早く映像化したいと思いました。キャストの皆さんもいろんな意味で“強い人”ばかりじゃないですか。早く現場に行って、動いている姿を見てみたいと思っていたら、皆さんが予想以上にド派手でした。

永野:最初にお話を聞いた時、今までにない世界観だったので想像できませんでした。でも脚本を読んでいくと、その世界観を理解できている自分がいて(笑)。現場に入ってみると、違和感なく「こういう世界もあるのかもしれない」と思ってしまいました。とにかくアクションを練習しなきゃ! とは思いましたが、あまり難しく考えることなく現場に臨むことができたかもしれないですね。

広瀬:私がアクション練習をしている時に、遠藤(憲一)さんが衣装合わせにいらっしゃったんです。アクション練習が終わった後にごあいさつに行ったらあのヤンキー姿の遠藤さんがいて、膝から崩れ落ちました(笑)。

永野:私は遠藤さんの扮装を見てからは、何の違和感もなく、こんな世界もあるかもしれないと思えるようになりました(笑)。それとアクション練習の時に関和亮監督が「ヤンキーってこんな感じだよね」って分かる本を見せてくださって、昔のヤンキーを想像しながら現場に入ったので、再現度が高いなと思いました。

広瀬:髪を編み込んでコーンローにした菜々緒さんはじめ、皆さんカッコよかったです(笑)。衣装のイメージをイラストにしたものが既に面白くて。「これはどうなるんだろう?」と思っていたら、想像を超えるものが出てきました。

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