千葉涼平・鈴木福・土屋炎伽が初めての“ボールルームダンス”に挑戦!舞台FOCUS「イッツショータイム!!」

特集・インタビュー
2021年06月11日

元宝塚歌劇団のスターによる芝居とトップダンサーの表現力豊かなダンスで、1つのストーリーを紡ぎ、”ボールルームダンス×演劇”という、今までにない新しい切り口のエンターテインメント作品を届け続けている「FOCUS」。821日(土)からの上演が決定した2021年公演「イッツショータイム!!」では、ボールルームダンス初挑戦となる千葉涼平(w-inds.)や鈴木福、本作で初舞台を踏む土屋炎伽ら豪華キャストが夢の競演を果たす。取材前日に初めてボールルームダンスのレッスンを受けたという千葉さん、鈴木さん、土屋さんに加え、振付・監修の大竹辰郎さん、脚本・構成・演出の大西大輔さんが、本作に懸ける思いやボールルームダンスのレッスンを通して感じたことについて語ってくれた。

◆4度目の「FOCUS」公演を迎えるにあたり、現在のお気持ちはいかがでしょうか?

大竹:今回は新しい出演者の方に加わっていただき、ダンサーメンバーも変わりました。振付などはこれからスタートするところなのですが、トップダンサーとキャストの皆さんがどのような素晴らしいコラボレーションを繰り広げるのか、楽しみにしていてください。

大西:今回の公演は、昨年のコロナ禍で延期を余儀なくされた公演です。1年越しということで、さらにステップアップしたいいものにしていければいいなと思っています。東京・大阪と2都市で公演させていただきますが、すごくパワーのある方々がそろっているので、見ていただける方の期待を大きく上回れるような、そんな舞台にしていきたいです。

◆千葉さん、鈴木さん、土屋さんはボールルームダンスに初挑戦ということですが、この舞台のオファーを受けた時はどのように感じましたか?

鈴木:このお話を頂いた時、ボールルームダンスとお芝居のコラボレーションというのがすごく面白いなと思いました。お芝居は普段からやらせていただいていますが、ボールルームダンスは初めてなので、皆さんに教えていただきながら頑張りたいです。

土屋:私はボールルームダンスも演技も未経験で、ご迷惑をおかけしてしまうんじゃないかな…と出演を悩んだのですが、数年前に三笠宮杯(全日本ダンススポーツ選手権)を見に行った際にすごく感動したことを覚えていて。不安はありますが、このような機会はなかなかないですし、まずは何にでも挑戦してみようと思い、出演させていただくことを決意しました。

千葉:ストリートダンスは長くやってきているので自信があるのですが、ボールルームダンスは全く触れたことがないジャンルだったので、このお話を頂いた時は「何かの間違いじゃないでしょうか」と、マネージャーさんを通してもう一度確認していただいたりもして(笑)。でも、僕の過去の映像を見た上でお話を下さったということで、それならば飛び込んでチャレンジするしかないなと。幼いころ、ウッチャンナンチャンさんの「ウリナリ芸能人社交ダンス部」をよく見ていたこともあり、これからがとても楽しみです。

◆皆さんはボールルームダンスのレッスンを昨日初めて受けられたとお聞きしました。

鈴木:はい。昨日初めてやらせていただいたのですが、まず靴が普段履いているスニーカーなどと違ってぴったりとしていて、ヒールもあるのでずっと浮いているような気がしていて。終わった後は、足だけでなく体全体に力が入っていたんだなということを感じました。

土屋:私が今までやってきたチアや日本舞踊とは全く違う体の使い方で、自分が思っている以上の動きをしなければ見せ切れないというところが難しく、頑張らないとと思っています。ボールルームダンスには10種類ほどのダンスがあるのですが、それぞれ見せ方が違うので、これから学んでいくのがすごく楽しみです。

千葉:ボールルームダンスはペアで取り組むダンスなので、相手の方と呼吸を合わせるというのがすごく難しくて。足を踏んでしまうんじゃないかとか、ぶつかってしまうんじゃないかとか、一歩踏み出すということがまず難しいんです。その半面、相手の方と呼吸を合わせて踊ることで、楽しさを共有できるというのはとてもすてきな部分だなと思っています。

◆それぞれの役どころや見どころを教えてください。

鈴木:僕が演じる桶川光一は不良役です。まだ稽古に入っていないこともあり、台本としっかり向き合うということができておらず、全てがこれからなのですがとにかく頑張ります! 頑張るところを見てください!(笑)

土屋:私が演じる大崎雅は、物語のメインとなる三姉妹の長女・操(鳳翔大)のかつてライバルで、物語が進むに当たって関係性がどんどん変わっていきます。私も先日、台本の第一稿を読ませていただいたばかりなのですが、全国大会で優勝をたくさんしているパフォーマーという役柄ですので、演技はもちろんパフォーマンスも舞台の上で見せ切れるように励みたいです。また、実際にボールルームダンスのトップダンサーの方々が30人以上出演されるのですが、そのようなパフォーマンスを見られるというのはなかなかないことだと思うので、そこも見どころだなと思っています。

千葉:今回の僕の役は三姉妹の次女・希(伶美うらら)の会社の後輩という立ち位置なんですが、彼女をすごく敬愛し、強く思っていて。でも、八方美人で人に良く思われたいが故にいろいろなことを起こしてしまうという役柄です。そして、この作品には“古い商店街の再開発”というテーマがあるのですが、長い歴史を持つボールルームダンスという古き良きものを、ポップでカジュアルな新しい形でお届けするという部分がリンクしているなと。そこも見どころだと思います。

◆千葉さんは20年以上にわたってw-inds.として活動されていますが、ボールルームダンスはご自身のキャリアにどのように影響してきそうですか? また、メンバーの橘(慶太)さんは、千葉さんがこの作品に出演されることにどのような反応をされていましたか?

千葉:今まで自分がやってきたジャンルとは全く真逆なジャンルにチャレンジさせていただけるので、今後のパフォーマンスに何かプラスにしていけたらと思っています。慶太からは…まだ何もないです。これからだと思います。そういう場を設けます(笑)。

◆土屋さんは妹(土屋太鳳)さんや弟(土屋神葉)さんも芸能界で活躍されていますが、今回の出演にあたり、何か相談などはされましたか?

土屋:弟は『ボールルームへようこそ』というアニメーションの主人公を演じているのですが、実際にボールルームダンスを習っていますし、妹もプライベートでたまに習いに行っているので、「早めにレッスン受けた方がいいよ。今までやってきたダンスとは体の使い方が全然違うから」など、アドバイスをたくさんもらいました。これからも悩みがでてきたら、随時妹や弟に相談しながら頑張りたいなと思っています(笑)。

◆鈴木さんもヒップホップダンスを習われているとお聞きしましたが、先生方やご家族から何かアドバイスはありましたか?

鈴木:普段習っているダンスの先生も「ボールルームダンスは難しいからね」って。僕の妹(鈴木夢)もずっとダンスをやっているのですが、ボールルームダンスはやったことがないと言っているので、僕のほうが彼女を上回れるジャンルができるように頑張ろうと思っています(笑)。

PROFILE

千葉涼平
●ちば・りょうへい…19841118日生まれ。北海道出身。B型。2001年よりヴォーカル&ダンスユニットw-inds.で活動中。

鈴木 福
●すずき・ふく…2004617日生まれ。東京都出身。B型。

土屋炎伽
●つちや・ほのか…1992年8月26日生まれ。東京都出身。A型。

公演情報

舞台FOCUS「イッツショータイム!!」
【東京公演】2021年821日(土)~22日(日)大手町日経ホール
【大阪公演】2021年1030日(土)~31日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

公式HPhttps://www.dancestage-focus.com/