伊藤万理華「いろいろな経験やご縁があって、この作品に出会えました」ドラマ『お耳に合いましたら。』

特集・インタビュー
2021年07月08日

テレビ東京がオーディオストリーミングサービス「Spotify」の協力を受け、ポッドキャスト番組と連動させたオリジナルドラマ『お耳に合いましたら。』を制作。通称“チェンメシ”ことチェーン店グルメをこよなく愛する主人公・高村美園が、ポッドキャスト番組のパーソナリティーとして成長していく姿を描く本作が、いよいよ7月8日(よりスタートします。ドラマの見どころや撮影裏話、また音やチェンメシにまつわるお話を、主演の伊藤万理華さんに聞きました。

◆地上波連続ドラマ初主演ということで、今の気持ちを聞かせてください。

テレビドラマの主演は自分にとっては遠いものだと思っていたので、びっくりしました。決まったのが舞台「DOORS」の稽古に入る前でした。出演作品が続いてまた別の作品のお話を頂けるというのは貴重ですし、本当にありがたいことだなと思いました。しかも今回は演出が映画「サマーフィルムにのって」の松本(壮史)監督ですし、私が乃木坂時代にお世話になった美術さんや衣装さんもいらっしゃるので、ご縁をすごく感じていて。安心感のある現場なので、肩の力を入れすぎることなく演じられている気がします。と同時に、作品が発表になってからは主演として身が引き締まりました。

◆その発表時にドラマのキービジュアルも解禁されました。ヘッドホンが乃木坂46時代のPV「まりっか’17」を彷彿とさせる感じも。

そうですね。ファンの方はうれしいのかな…どうなんでしょうね。これは私が勝手に思っていることなんですが、今回のドラマも「サマーフィルムにのって」も、私がアイドルをやっていた時のあの自由な感じをお見せできる気がしていて。10代のころは正直“自分のよさって何なんだろう?”と思いながら活動していたんですけど。今この年齢になって、こういうお仕事を頂いて、あの時の自分は間違っていなかったんだなと感じています。いろいろな経験やご縁の積み重ねがあって、今『お耳に合いましたら。』という作品に出会えたと思うと感慨深いです。

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