伊藤万理華「いろいろな経験やご縁があって、この作品に出会えました」ドラマ『お耳に合いましたら。』

特集・インタビュー
2021年07月08日

◆作品の印象としてはどうですか?

私自身もともとSpotifyユーザーだったので、Spotifyさんがこういう形でドラマに関わるのはすごいなと思いました。ここまでサブスクとドラマが連動するというのはなかなかないと思いますし、もし自分が出演していなくても気になる作品になっていると思います。

◆美園はポッドキャスト番組のパーソナリティーになります。ポッドキャストシーンの撮影の感想は?

例えばラジオもそうだと思うんですが、パーソナリティーの方がうまく話すというよりも、ただ思っていることを好きなように話すのが魅力なのかなって。なので、なるべくうそのないリアクションを表現したいと思っています。実際、ドラマに出てくるチェンメシが本当においしくて。その“おいしい”という純粋な気持ちを画面を通じて伝えていきたいです。私自身も好きなことになると話が止まらなくなるところがあるので、そこは共感します

◆話が止まらなくなるほど好きなものというのは?

私は多趣味でいろいろなものに興味があるんですが、例えばファッションだったらその服はどういう方が作ったのかとか、背景みたいなところがすごく気になっちゃうんです。掘り下げたいと思ってとことん調べるクセがあるので、誰かとそういう話になったら止まらなくなる気がします。

◆万理華さん自身、そういった自分の好きなものを広めたり、ファンの方に真似してもらえたりする立場でもあると思います。そういった実感はありますか?

自分はなるべく、周りの目を気にせずに“好きなものは好きと言おう”というスタンスで生きてきたので。それがどういうふうに周りに影響しているのか、あまり考えたことがないんです。ただ私の場合、好きなものを伝えようとすると歯止めが効かなくなるので、そこは調整しながらやらなきゃという意識はあります。あ、そう言えばこの前、誕生日のお祝いで友達にTシャツを作ったんですよ! 私の好きな動画や画像をコラージュしたのをプリントアウトして。あとはZINE(ジン。個人の趣味で作る雑誌)を作って友達に配ったり…考えてみたら私、いろいろやっていました

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