堀家一希「役が抜けず、無意識でポケットに手を…」映画「東京リベンジャーズ」パーちん役で出演

特集・インタビュー
2021年07月09日

◆役に共感できる部分はありましたか?

パーちんが、仲間のことを思って抗争を起こす理由には共感できました。僕も大切な人を傷付けられたら許せないので。でも、あのけんかっ早さはちょっと…(笑)。僕はああいう大きな抗争が一切起きない、本当に平和な学生生活を送ってきたので、そもそも不良でいることや大勢で殴り合いのけんかを始める状況にいることについては、自分とは全然違うところだなと思いました(笑)。

◆そうなると、あの世界観に入るのは大変だったのでは?

原作を読んでいたので、イメージはしやすかったかもしれません。監督からは原作のキャラクターにそんなに寄せなくてもいいからと言われていましたし、ある程度のイメージは持ちつつ現場でつかんだ雰囲気をパーちんという役に落とし込んでいけたと思います。実際に演じてみたら、自分とは正反対の学生生活だけど、タケミチ(北村匠海)みたいにヒナ(今田美桜)を深く愛したり、大切な仲間を作れたりというのはなかなかできることではないと思うので、登場人物たちのことを少しうらやましくも思いましたね。

◆演じてみて、困ったことなどはありましたか?

役の不良っぽい態度が抜けなくなってしまったんです(笑)。僕、ドラマや映画の撮影期間は普段の日常生活においても、この役だったらこんなふうに考えるんだろうなとか、こんな気分になったら何を食べるのかなとか、演じる役のことを考えすぎてしまうタイプなんですけど。今回もパーちんの気分が入りすぎてしまい、いつのまにかポケットに手を突っ込んでたり、眉間にしわを寄せる表情をしていたりしていて、自分自身に驚くことがよくありました(笑)。

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