高野洸インタビュー「曲を聴いた時に『意外とやるじゃん!』って思ってほしいんです(笑)」

特集・インタビュー
2021年08月11日

◆ラップ詞と普通の歌詞を書く時の違いや意識していることはありますか?

どちらもメロディーラインにハマるように考えていくことが多いです。でも、ラップ詞に関してはできるだけ聴く人の予想を覆したいなと思っていて。曲を聴いた時に「そうきたか!」「意外とやるじゃん!」って思ってほしいんですよね(笑)。だからちょっと意外なところで韻を踏んでみたり、抑揚をつけてみたりと常に試行錯誤を繰り返しています。僕自身も詞を考えながら「これもいけるかも!」「これもいいな」という新たな発見があったりするので、作っていて楽しいんです。

◆作詞をする上では語彙力も必要になってくると思いますが、ボキャブラリーを増やすために日ごろから行っていることはありますか?

普段から小説を読むようにしています。もともと歌詞を考える時にパッと言葉が出てくるタイプではなく、考えれば考えるほど「あれもいいな、これもいいな」と悩んでしまう方で。時間がかかってしまうので、困った時は自分がこれまでに読んだ本の中からいいなと思った言葉を参考にしたり、「この母音を当てはめるためにはどの単語がいいんだろう?」としりとりのような感覚で歌詞をつなげていったりすることもあります。

◆日々の努力あってのことなんですね。「サマービーツ」はCDリリースの前に配信リリースをされていて、既に多くのファンの方々に届いていると思いますが、今後のパフォーマンスについてはどのように考えていますか?

「サマービーツ」はメロディーに合った振り付けになっているので、ファンの皆さんにも覚えていただきやすいんじゃないかなと思っています。手をキラキラさせたり、汗をぬぐうようなジェスチャーも入っていて、簡単で分かりやすいのもポイントです。でも、MVではマイクを持ってパフォーマンスをしているので振り付けをコピーするのは難しいかもしれません…(笑)。

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