萩原みのり「私、“清純派”って言われると思ってた(笑)」 映画「成れの果て」で難役を熱演。「今は目の前の仕事に全力で挑むだけ」

特集・インタビュー
2021年12月02日

萩原みのり「成れの果て」インタビュー

◆女優としてデビューしてからの活動を振り返って、一番感じることは?

私、“清純派”って言われると思ってたんです(笑)。でも、デビューしてから一度も清純派とは言われず、“あれ?”と思って。母にも「おかしいよね?」って言ったり(笑)。いつも“個性的な”と形容されて、その違和感はデビューしてからずっと感じているんですけど、でもその代わりいろいろな役をやらせていただけていているので、そこはすごくありがたいなと。

◆演じることについては?

もともと学芸会などで演じることは好きだったんですが、実際に女優として芝居をするのは、思っていたよりも苦しいし、思っていたよりも難しいし、でも思っていた以上に楽しいという思いはずっとあります。

◆この先の女優業について考えることはありますか?

逆に、どんどん考えなくなってきましたね。昔は先のことばかり考えて、“いつかこういうお仕事ができたらいいな”とか、いろいろ思っていたんですけど、今は目の前のお仕事を全力でやるだけ。そのほうが濃い密度で1つひとつのお仕事と向き合える感じがするし、以前よりも演じることを楽しめているなと思います。

萩原みのり「成れの果て」インタビュー

◆今後やってみたい役などはあるんですか?

コメディー作品に出てみたいのと、そろそろ年齢的にギリギリになってくるので、今のうちに学生服を着る役をもっとやっておきたいです(笑)。

◆20年後の自分は想像できますか?

ずっとこのままでいたいなと思ってます。子供みたいに無邪気なままの大人になりたいし、いつまでも「大人になりたくない」と言ってたいです(笑)。

◆今のところ無邪気なまま生きている?

無邪気に生きてる気はします。昔はもっと大人ぶっていたんですけど、それをしなくなった感じ。背伸びをするのは、もういいかなと思って。

◆20年後、萩原さんがどんな女優になっているのか楽しみです。

こんなことを言っておいて、すごく落ち着いた大人の女性になっていたら申し訳ないですけどね(笑)。

PROFILE

萩原みのり「成れの果て」インタビュー

萩原みのり
●はぎわら・みのり…1997年3月6日生まれ。愛知県出身。2013年、ドラマ『放課後グルーヴ』で女優デビューし、同年には「ルームメイト」で映画デビューも。以後、映画、ドラマ、舞台などで活躍し、2021年『RISKY』で連続ドラマ初主演を果たす。現在放送中のドラマ『お茶にごす。』にヒロイン・浅川夏帆役で出演。

作品情報

『成れの果て』
2021年12月3日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

(STAFF&CAST)
監督:宮岡太郎
脚本:マキタカズオミ
出演:萩原みのり、柊瑠美、木口健太/田口智也、梅舟惟永、花戸祐介、秋山ゆずき、後藤剛範
配給:SDP

(STORY)
小夜(萩原みのり)は東京でファッションデザイナーの卵として暮らしていた。そんなある日、地元に暮らす姉のあすみ(柊瑠美)から連絡が入り、今度結婚すると告げられる。相手の名前を聞いて小夜は愕然とする。その男は8年前にある事件を起こしていた。いてもたってもいられず、友人のエイゴ(後藤剛範)を連れて故郷へ戻った小夜。妹の突然の帰郷に、あすみは動揺を隠せない。その日から、質素ながらも平穏だったあすみの暮らしは、小夜を中心に回り出す。

公式サイト:https://narenohate2021.com
公式Twitter:@mov_narehate

©︎2021 M×2 films

 

photo/TOMO(tweety) text/水上じろう hair&make/石川奈緒記 styling/清水奈緒美

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