3時のヒロイン・かなで&超特急・草川拓弥“相思相愛!?”インタビュー!『デブとラブと過ちと!』

特集・インタビュー
2022年11月28日

3時のヒロイン・かなで&超特急・草川拓弥インタビュー

TOKYO MXで月曜よる10時から放送中のドラマ『デブとラブと過ちと!』でW主演を務める3時のヒロインのかなでさんと超特急の草川拓弥さんにインタビュー。ドラマ初主演となるかなでさんの座長ぶりや撮影現場の様子などを聞きました。

本作は、コンプレックスの塊である主人公・夢子がある日、ビルの屋上から落下してしまうところから始まる。なんとか一命を取り留めた夢子が目が覚ますと「これが私…!?超かわいい」と、以前と180度違う性格に変わっていた。そんな夢子に、周囲は驚きと戸惑いの連続。しかし、超ポジティブになった夢子によって環境は大きく変わっていく。

◆かなでさんは本作がドラマ初主演ということで「3時のヒロイン」から「10時のヒロイン」が誕生ですね。

かなで:そうですね。改名しようかな(笑)。驚きですよね。本当にうれしいです。

◆これまでもドラマには出演されていますが、主演という立場は気持ちが違いますか?

かなで:やっぱり違いますね。“主演”っていう響きがいいですよね(喜)。

◆発表時は大きなニュースになっていましたよね。

かなで:友達から連絡が来たりして、うれしかったです。

◆メンバーの反応はいかがでしたか?

かなで:私的にはトリオの仕事がおそろかになっちゃうといけないので、半分大丈夫かな?っていう気持ちだったんですけど、やった方がいい!頑張って!ってめっちゃ応援してくれました。

◆草川さんは主演作が続いていますが、主演の先輩としてかなでさんの座長ぶりはいかがですか?

草川:先輩を名乗れるほどではないんですけど(笑)、座長としてかなでさんがいるとすごく場が温かくなるというか、誰よりも監督が一番笑っていましたし、すごく温かい雰囲気のまま撮影が続いて。タイトなスケジュールの中でもかなでさんが盛り上げてくれたので、すてきな座長だなと思いました。

かなで:うれしいです!

3時のヒロイン・かなで&超特急・草川拓弥インタビュー

◆お2人は今回が初共演ですか?

かなで:超特急さんのライブでコント公演に出演させていただいたりとか、草川さんが出演された映画『兄に愛されすぎて困っています』に私もエキストラとして出演していて、草川さんとか千葉雄大さんに「かっこいい~」っていう役だったので、だいぶ出世しました(笑)。

◆お互いの印象は?

かなで:ビジュアル撮影のときから真面目だし、現場でも演技を突き詰めていく感じが、すごくすてきだなって思いました。

草川:コントをやったときはバタバタしていてあまりお話ができなかったんです。今回こうしてちゃんとお話ししてみたら、すごく明るい方だなって思いました。とても気遣いをしてくださるし、周りもよく見ていらっしゃる方で、現場中も常に笑顔だったのですごいなって。

かなで:やさし~い(喜)。そういうふうに見ててくれてたなんて…。

◆共演陣は同世代の方々が多いですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

かなで:すごく詰まったスケジュールだったんですけど、それを感じさせないくらいの楽しさでしたね。めっちゃ和気あいあいとしていましたし。私はそんなにドラマに出たことがないので分からないんですけど、スタッフさんからも「いい現場」と言ってもらってうれしかったです。

草川:この期間で撮るのもなかなかないですし、気持ち的にもドラマを1作品やったんだっていう実感があまりないくらいで(笑)。でもそんな短い期間でもキャストの皆さんやスタッフさん、みんなが一つになって作れたのがすごいなって。

かなで:本当に。短い時間だからこそ集中して撮らなきゃいけなくて。チームワークもすごくよかったですよね。

◆かなでさんはポジティブとネガティブの二面性のある夢子、草川さんは秘密を抱えたミステリアスな部分がある結城というキャラクターを演じましたが、心掛けたことは?

かなで:やりたいようにやらせていただけたのであまり心掛けたことはないんですけど(笑)、とにかく元気にポジティブなときは大きな声を出して。面白いシーンはその場にいる人を笑わせるくらいじゃないと見てくれる人も笑ってくれないなと思いながら演じました。

草川:結城が抱えている悩みに僕自身も共感できましたし、すてきなキャラクターだなと思いました。あとは、副社長でいるときの姿と夢子と2人でいるときの姿っていう二面性をうまく分けることを心掛けましたね。

◆3時のヒロインはコントでの演技力に定評がありますが、コントの経験が生きる部分はありましたか?

かなで:ドラマとコントの演技は全然違うものだと思っていたんですけど、この夢子に関しては監督もコミカルな部分はコントっぽく演じていいって言ってくださったので、けっこう振り切って演じさせていただきました。でもコントでやっているのは、おばちゃんだったり、妖精だったり、特殊な役が多くて(笑)、ヒロインみたいな役はあまりないので、“ヒロインを演じている私”っていうテイストの演技をしていたと思います。

3時のヒロイン・かなで&超特急・草川拓弥インタビュー

◆お互いにここがすてきだなと思ったところを教えてください。

かなで:ビジュアル撮影で後ろからハグされるポーズがあって、私が照れ隠しでめっちゃボケたりしていたんです。そのときに、僕も緊張するんですよって優しく言ってくださって、すてきだなって思いました。

草川:僕の荷物の横に飲み物が置いてあって。何も言わずにかなでさんが置いてくださったみたいで。そういう優しさだったり、気遣いはすてきだなと思いました。たまたま2本だけ売っていたようで僕に渡そうと思ってくれたことがすごくうれしかったです。

かなで:(照)。草川さんもスタバで私の分も買ってきてくれたりしたので。ちょっと相思相愛!?みたいですね(喜)。

草川:スタ(↑)バですか?スタバ(↓)じゃないですか?

かなで:思ってた反応じゃなかった…。イントネーション言われちゃった(笑)。

草川:そっちが気になっちゃった(笑)。

◆劇中では夢子のポジティブさが周りの人たちを変えていきますが、お2人がポジティブになれるモノやコトはありますか?

かなで:やっぱりウケたときですね。めっちゃ笑いがとれたとき。そのチャンスが少ないんですよ(笑)。

草川:(笑)。

かなで:あとは、自分的にはうまくいかなくて落ち込んだときに、相方が「面白かったよ」って言ってくれたりするので、そういうときとか。

草川:その関係性すごいですよね。相方さんがそう言ってくれるっていう関係性はすごくすてきだと思います。

◆かなでさんからそういう声をかけることは?

かなで:私からはあんまりないですね…。自分がめっちゃスベってるのに言えないなって思っちゃう(笑)。

草川:僕はグループ活動もしているので、応援してくれているファンの皆さんからの言葉とか、作品に出たときの反響を頂いたときには、やっていてよかったなって。それがポジティブになれる瞬間ですね。

◆作品を見てくれた人からの反響があれば、過酷な撮影が報われますよね。

草川:そうですね。撮影が終わったという達成感はあるんですけど、作品が世に出て、視聴者の皆さんのリアクションがあるまでがセットかなと思うので、たくさんの人に受け取ってほしいですね。

3時のヒロイン・かなで&超特急・草川拓弥インタビュー

◆それでは、作品のタイトル『デブとラブと過ちと!』にかけまして、直近の…

草川:直近の“過ち”ですか?(笑)

◆お見事!そのとおりです。

かなで:過ち…ちょっと汚い話なんですけど…。家で一人だからおならしちゃうんですけど…

◆いやな予感がします(笑)。

かなで:そのときにちょっと出ちゃった(笑)。

草川:いやだー!聞きたくない(笑)。

かなで:ちょっとだけですよ(笑)。

草川:いやいや(笑)。おならが出ちゃうで止めといたほうがよかったですね(笑)。

かなで:おならが出ちゃうじゃかわいいじゃないですか。“過ち”ですから、やっぱり。

草川:すごい。芸人魂が出た(笑)。

かなで:記事に書けます?

◆ギリセーフですかね…(笑)。

かなで:アウトだったら「おならをしたときに顔を出した」みたいなきれいな感じでお願いします(笑)。

草川:かなでさんが答えている間に考えようと思ったのに聞き入っちゃいましたよ(笑)。僕の“過ち”は直近ではないんですけど、芝居のお仕事とグループのお仕事があるので、両方ともマネージャーさんがいて。そのマネージャーさんたちとの大事な打ち合わせをすっぽかしました(笑)。

かなで:(笑)。なんですっぽかしちゃったんですか?

草川:時間と場所を聞いていて、分かりましたって返事をしているのに、次の日に起きたらそれを完全に忘れていて。そしたら電話が鳴って「どうしたの?」って。で、「何がですか?」って(笑)。それで思い出して「ごめんなさい!」って。

かなで:それは確かにちゃんとした過ちだ(笑)。

◆それでは最後に本作の見どころをお願いします。

草川:僕自身が原作を読んだ時に抱いた、夢子の前向きな姿に背中を押されるような感覚というのは、ドラマからも感じられると思いますし、悩みがある方の気分が晴れるような作品になっていると思います。

かなで:ラブコメなんですが、ラブコメだけじゃないんです。夢子の明るさとポジティブさに元気をもらえるのはもちろん、ネガティブな部分だったり、登場人物がそれぞれ抱えていることだったり、お話として見応えがあると思うので、たくさんの人に見ていただきたいです!

3時のヒロイン・かなで&超特急・草川拓弥インタビュー

PROFILE

かなで
1992年6月10日生まれ。東京都出身。O型。
2017年にお笑いトリオ・3時のヒロインを結成。
2019年「女芸人No.1決定戦THE W」優勝。
特技の歌やダンスを盛り込んだネタが人気で、フジテレビ系「トークィーンズ」、テレビ東京系「タクシー運転手さん、一番うまい店に連れてって!」など多数のバラエティ番組に出演中。
近年では映画「地獄の花園」「KAPPEI カッペイ」では個性あふれる強烈なキャラクターで出演。

草川拓哉
くさかわ・たくや
1994年11月24日生まれ、東京都出身。
22年放送のドラマ『みなと商事コインランドリー』で主演を務めている。
最近の主な出演作は、映画『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』、土ドラ「クロステイル~探偵教室~」など。
また、メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」タクヤとしても活動中。

作品情報

『デブとラブと過ちと!』
毎週月曜 午後10時~10時30分<TOKYO MX1>
毎週土曜 24時30分~25時00分<BSフジ>

出演:かなで(3時のヒロイン)、草川拓弥(超特急)、太田夢莉、高橋健介、崎山つばさ ほか

民放公式テレビポータル『TVer』(https://tver.jp/)で2週間見逃し配信
スマホアプリ/Webサイト『エムキャス』(https://s.mxtv.jp/mcas/)で全国無料でリアルタイム配信
見逃し配信として、最新話放送から1週間は『エムキャス』で視聴可能

製作・著作:TOKYO MX

番組公式サイト:https://s.mxtv.jp/drama/debulove/
番組公式Twitter:https://twitter.com/debulove_mx
番組公式Instagram:https://www.instagram.com/debulove_mx
番組公式TikTok:https://www.tiktok.com/@debulove_mx

※内容は都合により変更となる場合があります。

©ままかり/ソルマーレ編集部 ©TOKYO MX

衣裳/神波憲人 衣裳アシスタント/岩切よしの
ヘアメイク/オオクボエミコ、森美登里