今井翼、タイ縦断1600キロの鉄道旅を満喫「異国の地で電車に乗って、一つ一つの街を目指していく楽しみがあった」

特集・インタビュー
2023年04月13日
今井翼

4月16日(日)スタートの『今井翼 タイ縦断鉄道の旅』(BS日テレ 毎週日曜 午後9時~9時54分)に出演する今井翼の囲み取材会が行われた。

この番組は、今井翼が“ほほ笑みの国”タイを訪れ、北から南まで1600キロにわたり鉄道で旅する紀行ドキュメンタリー。格調高い寺院、豪華な宮殿、古代遺跡、特徴的な市場、日本でも人気の本場のタイ料理など、今井にとってどれも新鮮で発見に満ちたものばかり。そこに暮らすこころ優しき人々との出会いも含め、タイの奥深き魅力を旅人・今井翼を通じて感じる海外鉄道ロードムービーとなる。

◆タイを鉄道で縦断してみていかがでしたか?

僕自身、もともと旅が好きで、1人旅をすることが多いんですが、コロナという期間が続いていた分、旅する機会がなかったので、あらためて旅に出られる喜びを感じました。車窓からの景色が旅の醍醐味でもありますし、寝台特急にも乗ることも人生で初めてだったので、ワクワクする分、落ち着いて眠れるかなという不安があったのですが、電車の揺れが気持ちよくて、気がついたら到着寸前という感じでした(笑)。

◆7日間のロケ。旅番組の撮影はいかがでしたか?

ドラマはワンカットずつ、カメラ割があったりしますけど、今回は僕自身がとにかく楽しんでいたので、等身大の僕が反映されているのかなと思います。夜行列車にしても、日中にしても、今は飛行機で時間を短縮することができる時代の中、異国の地で電車に乗って、一つ一つの街を目指していくというところと、駅に降り立ったとき、その街の景色がそれぞれ違っていて、そういった楽しみや発見もありました。

◆ロケ中、一番印象に残っていることは何でしょうか?

7日間ですごい移動距離だったので、これが1番っていうのが決めがたいのですが、首都であるバンコクで、電車ではなく船に乗って周遊をしたんです。田舎町から都会に来たなというギャップを感じて。なおかつ、バンコクでは水上マーケットがあったんです。僕、絵を見ることが好きなんですが、ちょうどその水上マーケットの中にアトリエがあって。今回のロケで象に触れることもできたんですが、そのときに象の瞳がすごく純粋できれいな瞳だなと思っていたんです。まさにそういった絵があったので、思わず購入しましたね。そして、そこでは視聴者プレゼントとして僕がセレクトしたものも購入しています。僕も色違いで購入した作務衣は軽いですし、肌触りも気持ちいいので、早速家で履いていますね。ほかにも象の縫いぐるみだったりミサンガだったり、当たった方には気に入っていただけたらと思っています。

◆象の話題も出てきましたが、実際に触れ合ってみていかがでしたか?

今回は象に触れて乗ることもできて、象の上に座って見る景色というのも、特別なものがありましたね。触ってみると結構弾力のある質感で。タイならではの経験になりました。

◆予告映像には、象にキスされるシーンもありますが、象のキスはいかがでしたか?

最初は、吸いつくように思いっきりどんって来たんで、びっくりしちゃいました(笑)。象の大きな耳や鼻とか、全てが愛くるしく感じましたね。

◆これまでプライベートでも一人旅をされているということですが、どんな旅をされてきましたか?

まずはスペイン。僕がフラメンコをやっているのと、スペインの画家、特にダリが好きなので、自分自身の感性を磨くっていうことがテーマになっています。逆に自分自身を解放させる、リラックスするために行くのはハワイ。ニューヨークへはお仕事を休んでいる間に、あらためて基礎からダンスをやってみようと思って行ったのですが、エンターテインメントな街なだけに、レッスンで踊ることもそうだし、毎晩ショーを見ることの楽しみで、自分自身の原点回帰の時間になりました。

◆今回のタイ縦断でもすごくコンパクトに荷物をまとめられていたそうですが、それはこれまでの経験から?

今回、衣装ではなく私服で過ごしていたんですが、それなりに一人旅をしているので、必要最低限が大事だと思っていて。だからこそ、現地で買ったものを空いているスペースに入れることができたり。空港で自分の荷物が回ってくるのを待たなくていいっていうところも含めて、今回は1週間の旅をキャリーバッグで旅しましたね。パンツと靴下は処分していいものを持って行っているので、さらに荷物が減るんですよね。

◆地域によって、さまざまな料理があったと思いますが、印象に残っている食事は?

カレーですかね。もともとあまり辛いものが得意ではなかったんですが、今回行ってみて、エスニックのスパイスだったら、代謝が良くなって、汗をかくくらいでした。そういった食事の面で不安があったんですが、いざいろんなところで食事をしていると、タイ料理っておいしいなってすごく思って、自宅でもジャスミンライスとカレー、トムヤムクンとか食べました。屋台ではイカとか、またカレーになってしまうんですけど、その場でお皿に乗せてもらって、外で食べるというのもタイらしいなと思いました。

◆タイの伝統舞踊にも触れられて、いかがでしたか?

普段やっている自分の踊りもそうだし、歌舞伎、日本舞踊にしても、きちんと重心をとっているからこそ、頭の高さを変えないというところはタイの舞踊も同じようなことを感じました。普段あまり触れることのない伝統舞踊でしたが、そこで見たものが自然とどこかで派生していくといいなと思いますね。全く同じことはできないので、タイで見た景色というのもおそらく今後の自分の表現に何かしらつながるものがあると思うので、踊り含めて素晴らしいなと思ったことを自分自身に取り入れていきたいと思います。

◆またこういった旅番組に出演することになったら、次に行きたいところはどこでしょうか?

今回はタイのチェンマイから下の方に縦断して、最後はサムイ島に行くというルートだったんですが、結論から言うともっとタイを知りたくなりました。タイの方々と仏教というところで、日本と根底でつながるものがあるからこそ、礼節にしても、人の目をしっかりと見て話してくれたり、あいさつをしてくれて。日本人がタイにハマる理由が分かった気がしたんです。なのでもっと知りたいなという思いがあるので、第2弾があればプーケットに行きたいです。

◆見てほしいポイントを教えてください。

今回は、30分を2本つないでの、1時間のオンエアになっていて、いろんな街の魅力が凝縮されているので、ご覧になっていただく中で、僕自身がすごく楽しんでいたので、タイの魅力を感じてもらえたらうれしいですね。

『今井翼 タイ縦断鉄道の旅』

番組情報

『今井翼 タイ縦断鉄道の旅』
BS日テレ
2023年4月16日(日)スタート
毎週日曜 午後9時~9時54分

番組HP:https://www.bs4.jp/tsubasaimaiThailand
番組Twitter:@imai_journeybs4
番組Instagram:@imai_journeybs4