立花日菜×新 祐樹インタビュー後編「皆さんに詩織里先輩かわいい!って言ってもらいたいです」TVアニメ『うちの会社の小さい先輩の話』

特集・インタビュー
2023年07月07日
左から)新 祐樹、立花日菜

7月1日より、テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠で放送がスタートしたTVアニメ『うちの会社の小さい先輩の話』。小さくてかわいい先輩に癒やされる「お砂糖系オフィスラブコメ」である本作について、先輩である片瀬詩織里を演じる立花日菜さんと入社1年目の篠崎拓馬を演じる新 祐樹さんに語ってもらいました。後編となる今回のインタビューでは、第1話の感想からアフレコ時に意識したこと、そしてお二人の「理想の先輩」についてもお聞きしています!

◆いよいよアニメがスタートしましたが、実際に見られていかがでしたか?

立花:第1話を見させていただいたんですけど、めちゃめちゃ良かったです!

新:原作でイメージしていた動きが、そのままアニメで動いていて、故にかわいいんですよ! デフォルメしているところや仕草とかが動いて描かれるし、音楽も付くので、より癒やされると思いました。なので原作とアニメを両方楽しんでほしいんです。アニメは原作の順番を少し変えていたりするので、そこを見比べても楽しいと思います。

◆立花さん的に映像を見て、照れみたいなものもあるのですか?

立花:どうなんだろう。まだ自分1人でしか見ていないんですよ。だから、これがテレビで流れてみんなが見ると思うと、ちょっと恥ずかしいかもしれないってちょっと思いました(笑)。でも、皆さんに詩織里先輩かわいい! って言ってもらいたいです。

◆キャラクターを演じるときは、どんなことを大事にされていましたか?

新:詩織里先輩がすてきな作品なので、視聴者は篠崎目線で作品を楽しむと思うんです。だから篠崎にキャラクター性を持たせすぎないよう、みんなが共感できるところは活かして、真面目だけどあまり行き過ぎない、行き過ぎるところがあるならばだいたいはモノローグなので、そこのバランスは意識していました。時たま頑張りすぎて空回りして、面白いところが見えたりするんですけど。

立花:収録のときは、詩織里さんの表情、顔だったりの絵力が魅力だと思ったので、それを伝えられるよう、絵に寄せた演技をすることは意識していたんです。だから漫画のイラストを台本に貼って、そのときの表情を絵で見ながら収録していました。それはオーディションでもアフレコでもやっていました。

立花日菜

◆それは他作品でもやることなのですか?

立花:あまりやらないです。絵を見なければ想像できないのは、良くないことでもあるので。ただこの作品はそれ以上に絵力が強かったので、それに負けないくらい、ちゃんとこの表情を引き出せるように、目で見てすぐ分かるものを貼ってやっていました。一言目からこの顔100%の声を出せるようにしたかったんです。

◆詩織里先輩は、かわいいシーンが1話につき何度も出てきますが、演じるときはバリエーションも考えるのですか?

立花:考えます。これも基本的には原作の絵に近い感じで考えて、砕けた笑顔やドヤ顔のときはそれに合わせて演じていました。なので、ささやきめで言ったりすることもありましたね。だいたい、テストでやったあとに「もっとやってもいいよ」とか「もうちょっと照れてほしい」というディレクションもあるので、絵に合うように頑張ってやっていました。

◆その先輩に対して篠崎は反応しますが、どこまで反応するかも難しいですね。

新:心の中ではこう思っているということを、どこまで先輩に出そうとしているのか、伝えようとしているのかそうではないのか、そのバランスをよく考えていましたね。

◆お芝居から下心が感じられないところが、いいなと思いました。

新:それを見せてしまうと変わるのかなって思うところは多かったですね。でも、時々そんなところが出ていたりすることもあるので、そのバランスも自分の中で微調整していました。

プレゼンとオーディション、実はちょっと似ている?

左から)新 祐樹、立花日菜

◆少し話題を変えまして、お二人は会社勤めの経験はないと思いますが、何か経験してみたいことはありますか?

新:定時に帰ったりするのはいいなって思いますね。でも土日休みに関しては、むしろイヤかも。この職業をしていていいなと思うのは、平日に休みができることで、人の少ない日に出かけられるんですよね。でも、通勤電車は本当にしんどいなって思います。僕たちは早くても10時からで、それでも人が多いと感じるので、本当の満員電車を知っている方に怒られるかもしれません。それ以外のところでは、プレゼンとかは楽しそうですよね。自分の考えてきたものを認めてもらうお仕事の仕方っていいなって思います。それって声優でいうと、お芝居とかオーディションだと思うんです。それも、自分で考えていったものを演じてみて、判断してもらうから、似ている部分もあるのかなって思いました。

立花:確かに。私は、社員が首から下げているカードにすごく憧れがあります! あれ、かっこよくないですか? 詩織里さんもカードをぶら下げていたんですけど、会社員! って感じで憧れますよね。私は、毎日同じ時間に同じ場所に行くことができないから、この仕事をしているところがあるので、皆さん、まずそこがすごいなって思うし、大変そうだなって思います。

新 祐樹

◆では最後に、タイトルに掛けて、声優業界で「理想の先輩」ってどんな方ですか?

新:篠崎は甘やかされているところが多いんですけど、僕的にはちょっと厳しいくらいのほうが、自分を律することができるのかなって思います。あと、声優というお仕事の中で、お芝居がすてきで、背中で語ってくれて、たまにアドバイスとか、気にかけてくださる先輩に憧れますね。優しい先輩はたくさんいるんですけど、そういう先輩に痺れるし、憧れます。

立花:私は逆になるんですけど、甘やかされたいです(笑)。なので場を和ませてくれる先輩はすごくありがたいんです。どんな現場でも常に笑顔で、下にも上にも気を配れる方は、お芝居も素晴らしいし、人としても素晴らしいんですよね。自分に厳しく他人に優しい方はすごいと思うし、きっと心に余裕があるんだなと思って憧れるので、自分もそうなりたいです。

PROFILE

立花日菜

立花日菜
●たちばな・ひな…6月14日生まれ。宮城県出身。主な出演作は『ウマ娘 プリティーダービー Season2』サトノダイヤモンド役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』市井舞菜役、『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 CLIMAX SEASON』久川凪役など。

新 祐樹

新 祐樹
●しん・ゆうき…3月6日生まれ。神奈川県出身。主な出演作は『東京リベンジャーズ』花垣武道役、『EDENS ZERO』ジン役、『天国大魔境』タカ役など。

●photo&text/塚越淳一

番組情報

©斎創・竹書房/「うちの会社の小さい先輩の話」製作委員会

『うちの会社の小さい先輩の話』
テレビ朝日系
2023年7月1日(土)より毎週土曜 深夜1時30分〜
BS朝日
2023年7月8日(土)より毎週土曜 深夜1時00分〜
AT-X
2023年7月2日(日)より毎週日曜 午後10時30分〜

【配信】
ABEMA/DMMTV(地上波同時・先行配信)
2023年7月1日(土)より毎週土曜 深夜1時30分〜
dアニメストア(2次先行配信)
2023年7月4日(火)より毎週火曜 深夜1時30分〜
そのほかサービスでも順次配信予定

<キャスト>
片瀬詩織里:立花日菜
篠崎拓馬:新 祐樹
秋那千尋:島﨑信長
早川千夏:花守ゆみり
篠崎 豊:小松未可子

<スタッフ>
原作:斎創(竹書房「ストーリアダッシュ」)
監督:サトウ光敏
脚本:大知慶一郎・蒼樹靖子・杉澤 悟
キャラクターデザイン:橋口隼人・緒方浩美
プロップデザイン:Heo Hye-Jung
美術監督:葛 琳
美術設定:高橋麻穂
色彩設計:宮川はれみ
撮影監督:原田翔太
編集:白石あかね
3D監督:濱村敏郎
音響監督:立石弥生
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:堀口純香
アニメーション制作:project No.9

<主題歌>
オープニングテーマ:小林柊矢「HONEY」
エンディングテーマ:由薫「sugar」

公式HP:https://chiisaisenpai.com/
公式Twitter:https://twitter.com/smallsenpai_pr

©斎創・竹書房/「うちの会社の小さい先輩の話」製作委員会

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<応募方法>
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当選者の方には、TV LIFE公式TwitterアカウントよりDMでお知らせいたします。
TV LIFE公式Twitter(@tv_life):https://twitter.com/tv_life

<応募締切>
2023年7月14日(金)午後11時59分

※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)を必ずご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。