【#今旬コレクション】林芽亜里『推しの殺人』でアイドル役に初挑戦「アイドルの方に対する尊敬の気持ちが大きくなりました」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
12時間前

【#今旬コレクション】林芽亜里

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードを紹介します。第109回はドラマ『推しの殺人』(日本テレビ系)で田辺桃子さん、横田真悠さんとともにトリプル主演を務める林芽亜里さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」林芽亜里

◆原作と台本を読んだ感想を教えてください。

最初に原作から読ませていただいたのですが、自分もアイドルグループの一員となって罪を共有しているような感覚になり、すごく感情移入できる作品だなと思いました。終始ハラハラドキドキさせられましたし、世界観に引き込まれているうちにあっという間に読み終わってしまいました。ドラマでは原作にあるシーンはもちろん、ドラマならではのオリジナルのシーンもあるので、原作とはまた違った面白さがあると思います。

◆ご自身が演じる役柄についてはどう演じようと考えていますか?

私が演じるイズミはグループのセンターでおっとりしているけど、センターとしてのプライドと自分の芯をしっかりと持っている女の子なのですが、家庭環境やメンバーのテルマ(横田真悠)から敵視されることなどからどこか孤独を感じていて、自信が持てず「私なんて…」と思ってしまうところもあって。演じるにあたってはそういった繊細な心の機微を丁寧に表現できたらいいなと思っています。

◆ご自身と近い部分もありますか?

そうですね。私もなかなか自分に自信が持てないタイプなのですが、「これだ!」というゆるがないものがある時は臆せず相手に伝えることができる時もあるので、そこは特に似ているところだと思います。

【#今旬コレクション】林芽亜里

◆本作ではたくさんの挑戦をしているそうですね。

はい。お芝居はもちろんですが、アイドルとしてのパフォーマンスシーンを撮影するにあたり、歌やダンスの練習もしていて。特にダンスは今まで踊ったことのないジャンルだったので苦戦しました。振りを覚えて完璧に踊るだけでなく、覚えた上で曲や役にあった表情を作って自分なりの魅せ方で表現しなければならないし、お客さんのことも楽しませなければならないとなると、一つの舞台でやることが盛りだくさんで(笑)。以前ドラマでアイドルたちを見守る側を演じて、アイドルの方に対する尊敬の気持ちは大きかったのですが、今回自分が役としてステージに立つ側を経験したからこそ大変さが分かって、今まで以上に「すごいな」「カッコいいな」という気持ちが強くなりました。慣れないことばかりで不安もありますが、とにかくたくさん練習してイズミちゃんになり切れたらいいなと思っています。

◆関西弁のせりふもありますが、いかがですか?

今まで方言で話す役柄を演じたことがなかったので、新たな挑戦ができてうれしいです。私自身は石川県出身で、どちらかというと金沢弁は関西弁に近い部分があるので大丈夫かなと思っていたんです。でも、方言指導の先生から資料として送っていただいたボイスメモを聞くと、聞いたことのないイントネーションばかりで…。一歩間違えるとニュアンスが大きく変わってしまうので、練習方法としては頂いた音声をひたすら聞いて、繰り返し声に出して復習しています。今は少しずつ体になじんできて「ありがとう」は自然と関西弁のイントネーションになってきました(笑)。

◆ちなみにもしご自身がアイドルだったとしたらやってみたいことはありますか?

アイドル役に挑戦してみたかったので今回経験できてすごくうれしかったのですが、叶うなら男性アイドルになって黄色い歓声を浴びてみたいです! 例えば私がステージで「大好きだよ」と言ったら「キャー!」と言ってもらえる…みたいな(笑)。強い声援とはまた違った歓声を体感してみたいですね。

【#今旬コレクション】林芽亜里

◆普段の林さんは周囲の方からどんな人だと言われることが多いですか?

「考えすぎ」とよく言われます。自分でも自覚しているのですが、一つのことに対してよくも悪くも深掘りしてしまうところがあって…。興味があることに対する探求心が強いといういい意味でもあるのですが、人の心の中を考えてしまうがあまり、相手がどう思っているかを気にしすぎてしまいます。

◆考えすぎてしまって悩んでしまうことはないですか?

あります。でも悩みがない人生よりも、たくさん悩む人生の方が物事を考えるきっかけが増えて自分の経験値が上がるんじゃないかなと最近思いました。悩んでいる時はしんどいけど、悩むことも必要だとプラスにとらえています。たとえたくさん考えたけど結果的にうまくいかなかった場合でも、この悩んだ期間もきっと未来の自分に繋がる!と信じています。あと悩みすぎるが故に「優柔不断」とも言われます(笑)。

◆ご飯やお洋服を選ぶときも迷いがち?

そうなんです(笑)。特に私は食べることが大好きなので、ご飯は本当に悩みます。でもそれは世の中においしいものがありすぎるのが悪いと割り切ってます!(笑)これは幸せな悩みですね。

◆ちなみに迷った時の決め手は?

それこそ外食の時はメニューを2択まで絞って、店員さんを呼んですぐに答えないといけない状況に追い込みます(笑)。どちらを頼んでもおいしいのは分かっているので後悔はないのですが、注文した後にもう一度メニューを開いてしまうところまでが私のお決まりの流れです(笑)。

◆なるほど(笑)。では最後にあらためて本作の魅力を教えてください。

3人のアイドルが殺人という罪を犯してしまったところから物語がスタートする今までにない斬新な切り口になっています。警察や探偵からの追求、元メンバーの裏切りなどさまざまな壁が立ちはだかる中、三人はどう立ち向かっていくのか…。一瞬たりとも目が離せないスリリングな展開をぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

PROFILE

●はやし・めあり…2005年11月5日生まれ。石川県出身。B型。主な出演作はドラマ『熱愛プリンス』『ワタシってサバサバしてるから2』など。出演映画「エリカ」が26年公開予定。

番組情報

新木曜ドラマ『推しの殺人』
読売テレビ・日本テレビ系
2025年10月2日(木)スタート
プラチナイト枠 毎週木曜 午後11時59分~深夜0時54分 全13話

出演:田辺桃子、横田真悠、林芽亜里、城田優、増田貴久

原作:遠藤かたる『推しの殺人』(宝島社文庫)
音楽:jizue
脚本:泉澤陽子(『リコカツ』『IQ246』『ジャンヌの裁き』『あのクズ殴ってやりたいんだが』ほか)、神田優(『人事の人見』『笑うマトリョーシカ』『プライベートバンカー』『うちの弁護士は手がかかる』ほか)
監督:柴田啓佑(『雪女と蟹を食う』『未成年』『ミリオンジョー』『ゲキケラドウ』ほか)、頃安祐良(『スイートモラトリアム』『Qrosの女』『MADDER その事件、ワタシが犯人です』ほか)、的場政行(『スタンドUPスタート』『財閥復讐』『パラレル夫婦』『なれの果ての僕ら』ほか)、遠藤健一(『好きやねんけどどうやろか』『ランウェイ24』ほか)
チーフプロデューサー:山本晃久(読売テレビ)
プロデューサー:中山喬詞(読売テレビ)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
協力プロデューサー:岡本浩一(読売テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ

●photo/中村 功

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