【#今旬コレクション】越山敬達「今の僕にとっては全ての現場が“学び”」『GIFT』で共演・山田裕貴からのアドバイスとは?

特集・インタビュー
#今旬コレクション
1時間前

【#今旬コレクション】越山敬達

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードを紹介します。第122回は現在日曜劇場『GIFT』(TBS系)に出演中の越山敬達さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」越山敬達

◆パラスポーツである車いすラグビーをテーマに、弱小チーム「ブレイズブルズ」の奮闘が描かれる本作。越山さんは、ブルズの最年少選手・坂東拓也を演じていますが、自分と似ていると思う部分はありますか?

坂東はエースの涼さん(山田裕貴)に憧れているのですが、僕自身もこの現場ではいろんな先輩とたくさんお話をして、そこから学びを得ている真っ最中です。先輩を見て学ぶという点では似ているのかなと思いますし、坂東の学生らしい一面や友達との会話の雰囲気も、自分と近しいものがある気がします。

◆放送済みの第4話は、坂東の過去にスポットを当てた回でした。印象的だったお芝居はありますか?

坂東が車いす生活となったことに母が負い目を感じているのですが、その母がラグ車(競技用車いす)に乗り、坂東と同じ目線で車いすラグビーに向き合ってくれたシーンです。「やるからには負けんじゃないよ」と激励してくれたのですが、本当のお母さんのような厳しさと温かさを感じてグッとくるものがありました。“人が自分のことを分かろうとしてくれるのって、こんなにうれしいんだ”と、その時に強く思いました。

【#今旬コレクション】越山敬達

◆車いすラグビーは撮影前に4か月ほど練習されたとのこと。その期間の思い出はありますか?

たくさんあります。まずは“進む、止まる、回る”といった車いすの基本的な操作から教えていただき、その上でスポーツとしての練習に入ったのですが、最初は恐怖心がなかなか抜けなかったんです。特にタックルを受ける時は、衝撃で自分の体が浮くほどの迫力がありました。でも、ルールや戦術を覚えて、チーム内での坂東の役割のようなものが分かってくると、少しずつ楽しくなりました。“今、結構いいプレーできたな”と思える瞬間が増えてきた頃には恐怖心はなくなっていました。

◆坂東と同様に、越山さんも選手キャストの中では最年少ですが、現場でのプレッシャーや苦労はありましたか?

空き時間はずっと近くにいる方とお話をさせていただいたのですが、先輩方が和気あいあいとした空気作りをしてくださったおかげで、最年少だからといって気後れするようなことはなかったです。また、僕はこれまで全力で自分を前に出すようなお芝居をあまりやってこなかったので、それが苦手分野の一つでもあったのですが、今回は自然とできて。準備段階では頭になかった表現がポンッと出たりもして、本当に周りの皆さんに新しい自分を引き出していただきました。

【#今旬コレクション】越山敬達

◆山田裕貴さんとのエピソードはありますか?

4話でお母さんに気持ちをぶつけるシーンの直前に、山田さんが「全力で行け。お前ならできるから」と声を掛けてくださったんです。その言葉があったからこそ、より全力で演じ切ることができたんじゃないかなと思います。山田さんは普段のお話も面白く、いろいろと勉強させていただいています。

◆ドラマ後半の見どころを教えてください。

試合のシーンは時間をかけて撮っていますし、みんなの努力が結集していると思うので、引き続き注目してほしいです。あとはやっぱり、伍鉄さん(堤真一)を軸とした人間模様ですね。伍鉄さんがみんなに影響を与え、伍鉄さん自身も影響を受けていく“ドラマ”を楽しんでほしいです。坂東に関しては、“チームを引っ張る存在になるんだ”という決意や、それに伴う苦しみも描かれていきます。彼の頑張りと変化を見届けてほしいです。

◆近年は、映画「ぼくのお日さま」「国宝」への出演でも注目を集め、今秋放送のドラマ『天狗の台所 Season3』にも期待が寄せられています。俳優としてのステップアップの実感や、やりがいはいかがですか?

作品への反響が増えたことは、素直にうれしいです。やりがいでいうと、先輩方に頂いたアドバイスを自分なりに解釈して、実践してみた時に“あ、こういうことか!”と腑に落ちる瞬間がすごく面白いなって。俳優の醍醐味を感じます。

【#今旬コレクション】越山敬達

◆役への入り込み方は、作品によって変えていますか?

まだ模索中です。というのも、過去の作品は“僕の感じ方”を尊重していただいたり“越山敬達”と似ている役柄を演じることが多かったです。けれど最近は、そのアプローチだけだとうまくいかないことも出てきて、先輩方の役作りも参考にさせていただきながら“いい塩梅”を試行錯誤しています。『GIFT』の坂東に関しては、準備期間が長かったこともあり、気づけば自然と役になじめていた印象です。“越山敬達”を出さずとも、気づいたら涼さんに憧れていたし、気づいたら“圭二郎さん(本田響矢)と頑張らなくちゃ”って思っていました。

◆普段の越山さんは、周りからどんな性格だと言われますか?

「マイペース」が一番多いです。自分ではあまり実感がないのですが、友達と階段を上がる時に自分だけ遅れていて、ハッと気づいて小走りで追いかける…ということがよくあります(笑)。

◆今後の目標や、やってみたい役はありますか?

今の僕にとっては、全ての現場が“学び”です。不思議なんですけど、僕はこれまで、自分にベストなタイミングで必要な学びをいただけることが多くて。例えば、お芝居で悩んでいる時に気づきをいただけたり…。運命的なものを感じるくらいです。なので、とにかく多くの作品に出演したいという気持ちが強いです。まだやったことがない時代劇で、侍役も演じてみたい。カッコよく殺陣をしてみたいです。

プロフィール

●こしやま・けいたつ…2009年4月21日生まれ。東京都出身。B型。VOKSY DAYSのメンバー。主な出演作はドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』『天狗の台所』シリーズ、映画「ぼくのお日さま」「国宝」など。

●photo/干川 修 text/川倉由起子

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