テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードを紹介します。第123回は現在公開中の映画「おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?」に出演中のなえなのさんが登場です。
「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」なえなの
◆台本を読んだ時の感想を教えてください。
最初に読んだ時は「これ、どこに着地するんだろう…?」と思いました(笑)。でも最後まで読み進めると、ほっこりする要素もありつつ、最初から最後まで笑いが詰め込まれていて。難しいことを考えずに映画館でゲラゲラ笑って見られる作品だなと思いました。
◆撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
暑い時期の撮影だったので、私含め皆さん暑さにやられていました(笑)。しかも私はチビ太を演じる上で頭に特殊メークをしていたので、タイトなスケジュールの中で撮影していただいて。それぞれが集中しながら頑張っている感じでした。一番お話したのは、イヤミ役の大貫勇輔さんです。でも大貫さんはイヤミの前歯を付けていたので、カットがかかった後もずっとイヤミのしゃべり方なんですよ。だから何を話していたのか、今あんまり覚えていなくて…。聞き取るのに必死でした(笑)。
◆普段はキャストの方と積極的にコミュニケーションを取るタイプですか?
はい、仲良くなりたい派です。例えば「この二人、絶対普段しゃべらなそう」みたいな人同士を仲良くさせたいタイプで、輪を広げたいなと思って積極的に話します。でも今回は本当に暑さと過酷さが相まって、そんな余裕が全然ありませんでした…(笑)。
◆撮影で印象に残っていることはありますか?
おでん屋さんのシーンがすごく印象に残っています。チビ太が6つ子たちにおでんを振る舞うシーンで用意されていたおでんがめちゃくちゃ本格的で、私は汁を味見するシーンしかなかったんですが、出汁だけでもすごくおいしくて。心の中でずっと「食べたい~!」と思いながら6つ子の皆さんのお芝居を見ていました。でも結局、一度も食べられず(笑)。私もおでんが大好きなのでうらやましかったです。特に糸こんにゃくと普通のこんにゃくが好きです!
◆お芝居で刺激を受けた方はいましたか?
伊皿子坂教授役の千葉雄大さんは本当にすごかったです。劇中で言っている内容はめちゃくちゃなのに、演技力がすごすぎて説得されちゃうんですよ。「いや、絶対おかしいこと言ってるのに…」って思うのに、自然と受け入れてしまう感じがあって。完成した作品を見て圧倒されました。
あと、末澤誠也(Aぇ! group)さん演じる、おそ松もすごく印象に残っています。6つ子は全員個性的なんですが、その中でもおそ松は自然と目に入ってくる感じがあって。どうしようもない6人をなんだかんだうまくまとめている存在でもあるので、すごく光って見えました。
◆本作の魅力はどんなところにあると思いますか?
まず映像がすごくカラフルです。6つ子たちがカラフルだからというのもあるんですけど、映像の動き方も独特で私はすごく好きでした。最初から最後まで目が忙しい感じです(笑)。あと、お話が進むにつれてどんどんツッコミどころも増えていくんですけど、見終わった時に不思議とちょっとほっこりしてるんですよね。ただ笑えるだけじゃないところも、この作品の魅力だと思います。
◆ご自身の性格に一番近いキャラクターを挙げるなら?
おそ松です。ギャンブラー気質なところが似ているなと思います。おそ松はパチンコや競馬ですが、私はボートレースが好きで。劇中でお金を全部使い切って「お金貸してください~!」と言うシーンがあるんですけど、私も一度貯金が900円になってしまったことがあって…。当時は入院していて、ただでさえ入院費用がかかるのに、入院中の退屈しのぎでボートレースをやっていたらどんどんお金がなくなってしまって(笑)。おそ松の気持ち、ちょっと分かるなと思います。
◆近年は俳優としても着実にステップアップされていますが、実感はありますか?
はい、あります。ステップアップしてます!(笑) でもそれは、もともとのスタート地点が自分の中でかなりダメダメだったので、伸びしろがありすぎたんだと思います。だから余計に実感しやすいのかもしれないです。
◆どんな時にお芝居の楽しさややりがいを感じますか?
演じている最中は、いい意味で周りが見えなくなるくらい集中していて。監督のことも一旦忘れるくらい没頭しているんですけど、終わった後に急に不安になるんです。「うわ、今日大丈夫だったかな?」って。だから監督さんに会った時に褒めてもらえると、ものすごく安心します。その瞬間が一番好きかもしれないです。
◆演技のお仕事はほかのお仕事と違いますか?
全然違います。精神的にも体力的にも本当に大変です。役によっては気持ちをかなり持っていかれるし、拘束時間も長いし、朝も早いし夜も遅いし。ロケ地もだいたい遠いんですよ…! だから毎回「私にできるかな」と悩むんですが、結局終わると絶対「やってよかった!」と思うんですよね。だから悩まなくていいはずなのに、毎回ちゃんと悩んでいます(笑)。
◆今後やってみたい役柄やジャンルはありますか?
私は今まで不倫されるか、浮気されるか、いじめの主犯格になるか…みたいな役が多かったので、ハッピーな役をやりたいと思っていたんです。でも、この間占いに行って「私はいつかハッピーな役をやれますか?」と聞いたら、「いいえ。あなたは今後も悪い役が多いです」と言われて(笑)。最初はショックだったんですけど、逆にそれが自分の武器なのかなと思うようになりました。なので最近はもう悪い役を極めようかなって思っています(笑)。
あと、いつかは大人の友情を描いた作品にも出演してみたいです。ドラマ『ホットスポット』みたいな空気感にもすごく憧れます。
◆忙しい毎日かと思いますが、最近プライベートでハマっているものは?
スクイーズにどハマりしています。“メロジョイ”というシリーズが今すごく流行っていて、今週もいっぱい買ったので届くのが楽しみです。今一番のお気に入りはパイの形のスクイーズ。上にホイップが乗っているんですけど、そのホイップを一つずつ「ピチン、ピチン」と触るのが好きで。家でもずっと触っていますし、人にも「一回もんでみ?」って自慢したくて常に持ち歩いています(笑)。
◆誌面ではシール集めのお話もされていましたが、お気に入りのシールは?
キャラクターものも好きなんですが、中に水やビーズが入っている立体シールはテンションが上がります。レートも高いんですよ(笑)。あと“芸能界シール”も集めていて。芸人さんとかが自分で作っているシールを交換してくれるんです。中でもお気に入りは、DJ KOOさんから頂いたDJ KOOシールです。見せるとみんなびっくりするので、お気に入りです!
プロフィール
●なえなの…2001年1月14日生まれ。静岡県出身。O型。主な出演作はドラマ『ぜんぶ、あなたのためだから』「推しの殺人」、映画「見える子ちゃん」など。
作品情報
映画「おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?」
現在公開中
原作:赤塚不二夫
監督:川村泰祐
脚本:宅間孝行
出演:Aぇ! group、草間リチャード敬太、西村拓哉、渡邊美穂、大貫勇輔、なえなの、野口衣織/三宅弘城、木村多江、宮内ひとみ、千葉雄大、船越英一郎
●photo/井上ユリ text/山口昭子 hair&make/住本 彩 styling/後藤泰治













