海援隊、デビュー50周年の今だから話せる本音『武田鉄矢の昭和は輝いていた』10年目突入スペシャル企画！

4月1日（金）午後8時から『武田鉄矢の昭和は輝いていた放送10年目突入特番！カメさんのそこが知りたい！海援隊50年』が放送。平成25年（2013年）4月に放送を開始して、この春10年目に突入した今回、今年デビュー50周年を迎える「海援隊」をゲストに迎え、グループの歩み、そしてメンバーの素顔に迫る。

知られざる結成秘話に、謎に包まれた曲作り。衝撃の解散から12年後の再結成と、50年経った今だから話せる「本音」と「3人の固い絆」を数々の名曲と共に、2週にわたって紹介するスペシャル企画。

1週目では、「海援隊」の誕生とデビューまでのエピソードを振り返る。憧れの東京へと福岡から上京した3人。そこに待っていたのは、デビューしてからも続く極貧生活だった。彼らは、いかにしてその過酷な状況でバンド活動を続けたのか。そして、ホームシックから生まれた名曲「故郷未だ忘れ難く」の詩に込めた想いとは。

また、今回番組の司会を務める、当時ニッポン放送の超人気DJだった亀渕昭信との運命の出会い、「母に捧げるバラード」誕生秘話などが明かされる。

2週目では、NHK紅白歌合戦出場からの転落、「海援隊」人気急落の理由をメンバー自ら語る。そんな中、武田が役者としてデビュー。そこにあった葛藤と3人の絆とは。

さらに、代表曲「贈る言葉」には知られざるもうひとつのメロディーがあった。卒業式の定番にもなった名曲が生まれた背景と、昭和57年の解散時に日本武道館で行われた「ラストライブ」の貴重映像なども紹介。

「海援隊」50年の歩みを様々な角度から紐解いていく。

海援隊　コメント

◆あらためて50年という歴史の中で、それぞれが思う海援隊の転機、ターニングポイントは？

武田：そうですね、フォークシンガーで入ってきて、運命の流れに吹き寄せられたり流されたりしながら27歳の時に、映画の中で演じるということ、あの月日が一つの転機だったんじゃないかとおもいます。

中牟田：ターニングポイントというか、私的なことになると思いますが、一旦、解散してすぐに子供が生まれるんですけど…ゆっくり5年間くらい子供と遊んで…。子供が成長してギター弾くようになりまして、やめとけっていいたいんだけどやめないから（子供に）そのうち負けるなと…たぶんそこ（ターニングポイント）じゃないかと。

千葉：82年に解散した後に…。友人とインディーズのレコード会社を作るんですが、それでもあまりしっくりこなくて、1人で歌い始めたんですね、はじめて。トークも全部ひとりでしないといけないし、その時に、今までの武田さんのトークの苦労とか曲作りの苦労とかがわかってきて、再結成したときに、それを「海援隊」に反映出来たことが、自分の中で一番勉強になったことですね。

◆昭和、平成、令和と駆け抜けてきた海援隊ですが、今後、これから令和のこの時代に挑戦していきたいことは？

武田：最近よく二人に話すんですけど、むごい言い方になりますが、もうあと10年続くグループじゃないかもしれません、我々は。体力的に、スパートとして、僕たち三人は使命として、生きていてよかったとか、いい生き方ができたという、曲を残さんともうしわけないと。それで、この間も3人で飲みながら話したんですが、ルイ・アームストロングの『What a Wonderful World』みたいな、なんか、日本人の体に合う、ジーンズとTシャツみたいな『What a Wonderful World』なんて素晴らしい世界だというのを、作ろうと、その歌に向かって、この番組から昭和の知恵をいただきつつ、目指していきたいなと思っております。

統括プロデューサー・橋本かおり（BSテレ東制作局）コメント

番組は10年目を迎えました。今週と来週はそれを記念して”海援隊“デビュー50周年”SP を、4月1日と8日にわたってお届けします。一口に50年と言っても海援隊の皆さんには様々な出来事が…。
番組では独自に浮き沈みの折れ線グラフを作ってみました。
昭和49年母に捧げるバラード大ヒットの武道館ライブのあとは、まさかのどん底。落ち込む武田さんに対し、メンバーの千葉さんは売れない生活をエンジョイし、中牟田さんもやたらもう遊んでいたとか。いやはやそれでも3人はまた、贈る言葉というヒットを飛ばし、折れ線がぐっと上がる…。そんな3人の本音トーク炸裂の2週連続放送です。
取材の際、メンバーの3人ともこの3人で良かった…。としみじみ仰っていたのが印象に残っています。
まだまだ70代としての海援隊の歌を作ってください！