

7月6日(日)放送の『メシドラ 兼近&真之介のグルメドライブ』(日本テレビ 午後0時45分~2時 ※関東ローカル)は、内藤剛志をゲストに迎えて、埼玉県白岡市を旅する。
この番組は、EXITの兼近大樹と満島真之介が、おいしいものを食べるため、台本なし・仕込みなしの完全ガチドライブを繰り広げるバラエティ。
芸歴45年以上、27クール連続ドラマ出演の記録保持者、人呼んで「連ドラの鉄人」内藤剛志。そんな大俳優・内藤が待っていたのは「白岡八幡神社」。冒頭の電話から「スゲーな最長くらいしゃべってる」「こんなにおしゃべりなの?」と兼近と満島が驚くほど渋い声でテンションが高い内藤。初対面の3人だが出会った瞬間から「今日はちょっとしゃべりたいことがあるんで、ここでやるぞ!」と怒涛の如く話し始めようとする内藤を「ダメですよ、想像以上に立ち話が長いですよ!」と何とかなだめてタイトルコールにこぎつけて『メシドラ』がスタートする。
取りあえず3人で車に乗り込んで内藤が役者になったきっかけを聞くことに。父親がNHKでドラマの技術だったという内藤は10歳で児童劇団に入って、それから「ずっと演劇しかないのよ、俺には」と語る。その後、日本大学芸術学部の映画学科に進学し「俳優じゃなくてもみんなでものを作ることをやりたかった」という。そんな内藤はドラマや舞台を作る上で「(俳優が)大事に扱われるのは、偉いわけでもなんでもなくけがしたり疲れてたりするとみんなの思いを運べない」からだと自身の思いを熱く語る。
最初のお店はメルヘンな外観が特徴的な「お菓子工房 マ・メール アンジュ」。オッサン3人でケーキやドリンクなど計6品を注文。ここでは撮影技術の進歩に対する内藤の思いが語られる。「でも、だから俳優の魂をのっけた上でそれができればいい」と言う。「プラスαでそのドラマがもっと面白くなるならいいじゃん、俺がやってないからダメっていう考え方はない」と語る。それを聞いた兼近は「さんまさんもそういうことを言う。だからそういう人がこの年までずっと変わらず活躍し続けるんでしょうね」と同意する。ここで注文していたスイーツの数々が運ばれてくると、一気にいつも以上の楽しいモードに突入。内藤「いや、ちょ、何が何してるんだよ!」、兼近「脳に届くまでのスピードがえげつない」、満島「ちょっと、チュチュってやったりして」。
次のお店は車窓から偶然見つけたキッチンカースタイルのたこ焼き店「たこ風船」。こちらでは2種類のたこ焼きをテイクアウトして車内でおいしくいただいてから今度は駄菓子店「たばたや」へやって来た3人。昔ながらの駄菓子店で満島が店内であるものを発見して驚きの声を上げる。「え?内藤さん?これ!」。満島が発見したものとは…。
続いて3人がやってきたのは、ビストロワインバー「あんさんぶる」。ここでは内藤の若かりし日の苦悩について話を聞く。20代の頃は「いい人みたいなそんな役ばっか」だったが「これで終わるわけにはいかねぇ」と思ってた時にきたのがドラマ『ホテルウーマン』での沢口靖子の恋人の役だったという。そのおかげで「この人は主演もできる人だって」と周囲に認められたが「でもね、その34~36歳あたりがすっごいしんどかった」と自身の俳優としての方向性が定まらず苦しんでいた時期を振り返る。それでも「みんなおんなじことだよ、そうやって考えて悩みながら。考えてない奴は消えていく」と今の心境を語る。
最後のお店に向かう車中では、70歳を目前(ロケ当時)にした内藤が現在の心境を語る。現在日本大学芸術学部で講師をしているという内藤は「誰かに伝えなきゃいけないことがある」と感じているという。「(演技でもお笑いでも)自分が得てきたものは誰かに渡さなきゃ」いけないと語る。「自分で全部貯金する必要はないよ」と兼近と満島に語りかける。
最後のお店は「炭火ホルモン 陣屋」。ここでは芸人さんを「超リスペクトしている」という内藤が、かつてダウンタウンの浜田雅功からかけられた言葉について語る。30歳くらいの時に当時20代だった浜田の番組に出演した時に「内藤さんは仕事せんといてください」「笑いを作るのは俺たちだから、内藤さんはとにかく一生懸命しゃべってください」と声をかけられたと振り返る。「俺はものすごく早い時期に浜田さんに会ったのが大きい」と語る。ここから文学座の先輩の江守徹さんと一緒に革靴を食べた話や、渡辺徹さんが『ザ・ベストテン』に出た時の楽屋に関するエピソードなど、内藤が大事にしているものが伝わってくるような熱い話が延々と語られる。
番組情報
『メシドラ 兼近&真之介のグルメドライブ』
日本テレビ ※関東ローカル
毎週日曜 午後0時45分~2時
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出演:兼近大樹(EXIT)、満島真之介
©日本テレビ