五嶋龍が『題名のない音楽会』司会卒業、後任は石丸幹二

エンタメ総合
2017年02月09日

五嶋龍が『題名のない音楽会』司会卒業、後任は石丸幹二 バイオリニストの五嶋龍が、テレビ朝日系のクラシック番組『題名のない音楽会』((日)前9・00)の司会を3月末で卒業することが分かった。後任は石丸幹二が務める。

 五嶋は9日(木)に行われた番組収録の場で、「このたび3月末で僕はこの番組を卒業します」と発表。観客からどよめきが起きる中、「この番組で出会った素晴らしい演奏家の皆様に感銘を受け、音楽活動を発展させていく上で、現在拠点とするニューヨークと日本を行き来しながら司会を全うすることが難しくなりました」と卒業の理由を説明し、「放送2500回を迎える歴史ある番組に携われたことは大変光栄です。これまで番組をご覧いただいた皆様、そして関係者の皆様に大変感謝しております。今後は音楽活動を一層頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」とあいさつした。

 五嶋は前任の世界的指揮者、佐渡裕からバトンを受け継ぎ、2015年10月の放送から5代目司会者として出演。当時27歳での司会は、番組歴代最年少だった。

 6代目司会者となる石丸は「幼少時からさまざまな楽器に触れ、吹奏楽を経て、大学でサックスと声楽を学んでいた私にとりまして、『題名のない音楽会』はクラシック音楽を日常生活の中で気軽に耳にできる貴重な時間でした。その後、主にミュージカルの俳優として四半世紀を過ごし、ここ数年は朗読という形で『ペールギュント』『兵士の物語』等のクラシック作品と向き合う機会を得ていました。私ならではのどんな“色”を番組に添えることができるのか、期待しつつ待ち望みたいと思います」とコメントを寄せている。