浅丘ルリ子が石原裕次郎と最新技術で40年ぶりデュエット「本当に不思議な気持ちになりました」

エンタメ総合
2017年08月03日
©テレビ朝日
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 女優の浅丘ルリ子が、8月11日(金・祝)放送のテレビ朝日系『決定版!これが日本の名曲だ』(後7・00)に出演し、故・石原裕次郎と“時空を超えたデュエット”を披露することが分かった。

 今年、没後30年を迎えた石原の100本の超える出演映画のうち、最多の37作品で共演した浅丘。その浅丘のステージに石原が最新技術によって“復活”し、共演作の1本「夜霧よ今夜も有難う」の同名主題歌を披露する。過去に2人がデュエットしたのは、昭和52年6月放送の『日活スター この素晴らしき仲間達』で「夕陽の丘」を歌ったときの一度だけ。映画のシーンにもなく、実に40年ぶり2度目の歌共演となった。

 自らのアイデアで石原と腕を組んで登場し、しっとりと歌い上げた浅丘は「裕ちゃんは私の6歳上なのですが、今回の共演では私の方が年上になってしまって…本当に不思議な気持ちになりました。間奏のセリフが終わったところで涙がこみ上げてしまい、一生懸命、我慢しました。裕ちゃんのセリフにもとても感じるものがありましたし、歌声を聴いて“もうこの人はいないんだな”と実感してしまったんです。裕ちゃんはなんてやさしい声をしているのかとも、改めて実感しましたね。彼の声には、何曲聴いても飽きない、不思議な魅力があります」としみじみ。

 さらに、「裕ちゃんは、優しくて皆さんへの何気ない気配りが素晴らしい方でした。見ていないようで見ていてくれて、私が疲れていると誰よりも早く気づいて、『2人で食事でも行こうか』――。そういう気配りをしてくださいました」と秘話を明かし、「裕ちゃんのことを嫌だなと思ったことは一度もありませんし、声を荒げているところを見たこともありません。何より、彼は男の人に好かれるんですよね。男に惚れられる男って、そうはいないのではないかしら。裕ちゃんはお芝居のときも普段のときも、常に“石原裕次郎でいられる”、ものすごく稀有な人でした」と石原を偲んだ。

 同番組は、高橋英樹・真麻の父娘コンビがMCを担当。昭和を彩った懐かしの名曲を貴重映像で振り返ると共に、徳光和夫や浜村淳、南こうせつがプレゼンターとなってエピソードを語り尽くす。高橋英樹は「浅丘さんは昔と変わらないですね! とにかく時空をも超えてしまう、今の技術の素晴らしさ、映像の美しさには感動しました」、真麻は「浅丘さんは若々しい! 変わらない歌声ですてきでした。貴重な映像とエピソードが盛りだくさんの番組ですので、目と耳をこらして楽しんでいただきたいです」とそれぞれコメントしている。