役所広司、15年ぶりの連続ドラマは「毎日ドキドキ」『陸王』10・15スタート

エンタメ総合
2017年10月13日

陸王

 池井戸潤の同名小説をドラマ化した『陸王』(TBS系 毎週日曜 後9・00)が10月15日よりスタート。

 役所広司演じる創業から100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一が、足袋製造でこれまで培った技術が活かせる“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発に挑む姿を描く本作。放送に先駆けて行われた特別試写会&舞台挨拶には、主演の役所のほか、山﨑賢人、竹内涼真、上白石萌音、風間俊介、小籔千豊、ピエール瀧が登壇した。

 観客と一緒に完成した第1話を鑑賞したキャスト陣。「みんなと一緒に見るのは初めての経験で嫌だなと思っていたのですが(笑)、これからも長いみんなとのマラソンレースなので、一緒に見られて良かったなと思います」と感想を語った役所。今作が15年ぶりの連続ドラマ出演ということについては、「やっぱり連続ドラマって大変だなって。台本いっぱい持って歩かないといけないんで。今は15年ぶりに台本5冊くらい持って頑張ってますけど、すごく楽しいです。やっぱりこの福澤組とキャストの人たちが本当に魅力的な人たちばかりなので、毎日ドキドキしながら、刺激をもらいながらやっています」と心境を明かした。

 役所演じる宮沢紘一の息子役を演じる山﨑は「これから先も、大地を演じるのがすごく楽しみです。撮影頑張っていきたいと思います。最初は(宮沢と)ずっとぶつかり合ってケンカばっかりしているんですが、役所さんはすごく優しいです」と。いっぽう、豊橋で行われた大規模なマラソンロケの感想を問われた竹内は、「僕たちが想像していた以上のたくさんのエキストラの皆さんに集まっていただいて気持ちも入りましたし、(こはぜ屋が)ランニングシューズを作る起点となるシーンだったので、声援をいただきながらあそこでランニングができるというのはすごく素敵なことだなと思いました」と振り返った。

 池井戸作で“銀行員”役を演じる風間は、「一番最初に聞いた時は、池井戸さんの作品ですし、嫌な役をやってやろうと思ったんですけれども、今回ものすごくいい銀行員で(笑)。もちろん世の中にいい銀行員の方もたくさんいらっしゃると思うので、そのいい銀行員の人たちの思いを全部背中に背負ってやっていきたいと思います!」と笑顔で意気込みを。

 こはぜ屋と敵対するスポーツ用品メーカーの営業担当・佐山役の小籔は「竹内さんと一緒の現場が多いんですけど、僕は役に入りたい方なのであまり話したくないのに、竹内さんがすごく話しかけてきてくれる。優しい人やな~と思いながら、“俺役作り入っているからしゃべりかけんといて”ってすごく思っているんです(笑)」と観客の笑いを誘うと、「これからはやっぱり役に没頭したいので竹内さんを無視しながら撮影頑張っていきたいなと思いますけれども、終わるまでにどこかでインスタグラム(に載せる写真)を撮れたらと思いますので、よろしくお願いいたします!」と言って会場を盛り上げた。

 豪華キャストで送る、感動の企業再生ストーリー『陸王』は、TBS系列にて10月15日(日)よりスタート。

■公式サイト http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/