中村倫也・芳根京子・窪塚洋介が出演決定!「ファーストラヴ」追加キャスト発表

映画
2020年08月01日

2021年全国公開の映画「ファーストラヴ」に、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介の出演が決定。主演の北川景子との豪華アンサンブルに期待の高まる、場面写真も解禁された。

「動機はそちらで見つけてください」アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の小説「ファーストラヴ」。予測不能な結末と、そのタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは2018年に発表されるや多くの話題を呼んだ。第159回直木賞を受賞し、累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなっている。登場人物の奥底まで掘り下げた心理描写に定評のある島本が放つ、“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンス・ミステリーが映画化した。

主演を務めるのは、人を惹きつける芝居と端麗な容姿で幅広い層から絶大な支持を誇る、北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じた。ミステリアスな容疑者に翻弄されながらも、彼女の心理を解明していくうち、自身が心の奥底にしまい込んでいた“ある記憶”も暴かれていくという複雑な役どころを体当たりで演じ、女優としての新境地を見せる。

監督は、『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど、数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。今回が北川とは初タッグとなる。さらに脚本は、『八日目の蝉』や「彼女がその名を知らない鳥たち」の浅野妙子。

この度、追加キャストとして出演が発表された中村倫也は、北川演じる由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉役に挑む。「ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません」と語るように、由紀の過去の記憶のカギを握る難しい役どころだが、中村が放つ色香や佇まい、表情の機微が、張り詰めた糸のごとく心地よい緊張感を与えている。

由紀と迦葉が向き合う父親殺しの容疑者・聖山環菜を演じるのは、芳根京子。父を刺殺しながらも供述を二転三転させ、「環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました」と振り返るほど真意のつかめない複雑なキャラクターを、鬼気迫る演技で熱演。環菜が発する言葉の一つ一つ、さらには、身に纏う雰囲気が不穏な空気を帯び、スクリーンに釘付けにするだろう。

そして、由紀の夫であり迦葉の兄、2人のよき理解者となるカメラマンの真壁我聞を、窪塚洋介が温かく優しい眼差しで演じた。「求められたのは“何もしない”こと」と話すよう、落ち着いたトーンで作品に抑揚と緩急をつけ、物語に奥行きを持たせている。

さらに、北川とこの実力派俳優3人の初の場面写真も解禁。堤監督が「まさにベストな人選。お陰で密度の濃い化学反応がいくつも」と自信をみせる、豪華アンサンブルに期待が高まるカットとなっている。併せて、追加キャスト3人と堤監督から寄せられたコメント全文は次ページを参照。

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