赤楚衛二主演で「ゾン100」実写化 ゾンビ発生→会社に行かなくていい!の新視点青春コメディゾンビホラー

映画
2022年06月08日
©️麻生羽呂・高田康太郎・小学館/ROBOT

赤楚衛二が主演を務め、石田雄介が監督するNetflix映画「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」の制作が決定。2023年に全世界独占配信される。

Netflixシリーズ「今際の国のアリス」の麻生羽呂原作、高田康太郎作画で月刊サンデーGX(小学館)で好評連載中の「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」がNetflix映画として実写化。韓国ドラマ『今、私たちの学校は…』、映画「アーミー・オブ・ザ・デッド」など数々のゾンビヒット作品を送り出してきたNetflixが次に世に送り出すのは、笑いとスリルが交差する爽快青春コメディゾンビホラー映画だ。

ブラック企業に勤める天道輝(アキラ)は連日の徹夜、上司のパワハラ、理不尽な仕事に憔悴し、「死んでいるように生きる」日々を過ごしていた。ある朝、街はゾンビであふれ、見慣れた景色はすっかり荒廃していた。それを目にしたアキラから出たのは「もう、今日から会社に行かなくてもいいんじゃね!?」という歓喜の叫びだった。それから彼は持ち前のポジティブさを発揮し、「部屋の大掃除をする」「べランピングをする」など、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」をリスト化し、ひとつずつ実現していく。誰もが持っている「やろうと思えばいつでもできるから、いつかやろう」と先延ばしにしているようなささやかな夢や目標を、ゾンビからの攻撃をかわしながらかなえていくアキラ。絶体絶命の状況の中で人生を謳歌する彼はやがて、仲間と共にさらに大きな夢を求めて旅立つ。

街中にゾンビがあふれるという絶望的な状況を「もう会社に行かなくていい!」という逆転の発想でポジティブに、生き生きとサバイブする主人公のアキラを、映画「チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」(2022)で主演を務め、金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?- 』(TBS系)が7月よりスタート、次期NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』への出演も決定した赤楚衛二が演じる。

監督を務めるのは、映画「モテキ」(2011)のミュージカルシーン演出や、映画「シン・ゴジラ」(2016)でC班監督、WOWOWドラマ『アフロ田中』(2019)など数々の映画・ドラマを手掛けてきた石田雄介。

赤楚は「アキラは本当にポジティブな男で、何事にも真っすぐで全力でキラキラしているキャラクター。パニックものなのかなと思いきやすごく前向きな話だったので、新しい目線のゾンビ映画だなと思いました。全速力で追いかけられることはありましたが、ポジティブな気持ちで逃げるということが今までなかったので、それもまた新しい経験でした」と作品同様に楽しい撮影現場の様子を明かしている。

石田監督は「ゾンビ作品の主人公なのに、銃も弓矢も使わない。唯一の武器は、底抜けなポジティブさ。そんな主人公・アキラから私自身も元気をもらって、コロナ禍の中でも長期間の撮影を乗り切れたと思っています。明るく痛快な、でも何が出てくるか分からない、びっくり箱のような日本産ゾンビ映画を作りました」と作品への思いを語る。

また原作の麻生羽呂は「『ゾン100』ならではの楽しそうにリストを順番に消化していくシーンを実写で見るとすごく良さそうだと思っています。純粋に自分の作品のゾンビが動いているのが楽しみですね。一映画ファンのような気持ちで待っています」、作画の高田康太郎は「脚本を読んで、『この人がこの役を演じるのか!』という驚きがあって、それが実際に演じられているのを見ると、予想をしていなかったキャラクターになっているので、本当にすごいなと思いました」と実写化への期待感を語っている。

解禁された場面写真では、アキラがたくさんのゾンビに追われ必死な形相ながらも、イヤホンで音楽を聴きながらママチャリで逃げる姿や、背後にゾンビが押し寄せているにもかかわらず、会社へ行かなくてもいいという喜びを抑えきれずに満面の笑みを浮かべる姿など、コミカルなシーンが切り取られている。

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