上川隆也「ただ心の中で詠嘆するのが精一杯」世界遺産・仁和寺での『遺留捜査』制作発表イベント開催に感動

7月14日（木）からスタートする上川隆也主演『遺留捜査』（テレビ朝日系　毎週木曜　午後8時～8時54分）の制作発表イベントが行われ、その模様がYouTubeテレ朝チャンネルなどのプラットフォームにて配信されることが決定した。

23年の歴史に幕を下ろすことが発表されている『木曜ミステリー』の集大成として放送するのは、人気シリーズ『遺留捜査』。事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁し、事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと超マイペースで空気を読まない刑事・糸村聡（上川）の活躍を描く。

世界遺産の総本山・仁和寺の宸殿に、主演の上川をはじめ、栗山千明、戸田恵子、甲本雅裕、永井大、戸塚純貴、宮﨑香蓮らレギュラーメンバーが集結した本イベント。今シーズンは、京都を舞台に数々の名ドラマをお届けしてきた『木曜ミステリー』枠のファイナル作品であることから、京都市と京都市観光協会が主催する“京の夏の旅”キャンペーンとのコラボが実現。悠久の歴史が感じられる厳かな空間に立った上川は「ただ心の中で詠嘆するのが精一杯という心境」と感動の声をもらす。

新シーズンの見どころについては「『遺留捜査』は遺留品に込められたメッセージを伝えていくという物語を貫いており、変わらないことが一つの“売り”です。その上で、今回は糸村がドローンを使って捜査に及ぶなど、時代に乗って物語をブラッシュアップしている部分もあります」と。

栗山も「今シーズンはそれぞれの役柄の過去が見えるようなストーリーが多く、私自身“莉緒って過去にこういうことがあったんだ！”と楽しくお芝居させていただいています」とより深い境地でキャラクターを描く第7シーズンの魅力を語った。

また上川は毎回、甲本とのアドリブが反響を呼ぶ“科捜研シーン”の裏話にも言及。糸村はたびたび誰かの格言らしきものを挙げて村木に無理やり鑑定を依頼するのがお決まりのため、この言葉のセレクトにも上川は熟考を重ねているといい、「“……って誰かが言ってました”という言葉が後に添えられるので、少なくともどなたかが過去におっしゃったことを言おうと思っています。もし興味を抱いて調べたら、“あ、この人の言葉だったのか”というところにたどり着けるようにしています」と明かした。

さらにイベントで最も盛り上がったのは「今伝えたい、聞きたい、これが皆のメッセージ」と題したコーナー。上川が考案した最新シーズンのキャッチコピー「これが最後のメッセージ」にちなんで、レギュラー陣の“今だから伝えたいメッセージ”を紹介していく。甲本からは上川に「いつも僕の茶番に付き合ってくれてありがとう。あなたの心の広さがなければ村木は生まれませんでした」という真摯なメッセージが寄せられるも、なぜか結びの文句で、上川から猛抗議を受けることに。

そんな2人のかけあいを経て、栗山と宮﨑が上川から「2人（村木と糸村）の愚にも付かないやりとりに付き合わされて、実は疲れていませんか？」という質問が投げかけられる場面も。

さらに、上川からレギュラーキャスト全員に向けて送られた「作品を支持していただける理由などいくつもあるのでしょうが、キャストの皆さんがもたらすキャラクターたちの魅力がその一つなのは疑いようがないでしょう。大きな力で作品を支えて下さっている皆さんに、この場を借りて御礼を申し上げたい」という熱いメッセージも披露された。

イベントのクライマックスには、10年以上、“座長”として現場を率いてきた上川に感謝をこめて、スタッフから『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる漫画家・キャラクターデザイナーの貞本義行が、糸村の姿を描きおろしたイラスト色紙のサプライズプレゼントが。貞本の大ファンである上川は「ええっ！」と驚嘆したあと、しばらく絶句したのち「言葉にできないです。とんでもないことが起きていますね」とうれしさを隠しきれない様子。アニメ好きで知られる栗山も「いいなー!!」を連発して大興奮だった。

最後に、上川が「このイベントでご覧いただけたようにレギュラー7人の絆は年々深くなっております。糸村の最後のメッセージをぜひみなさんも一緒に受け取ってください」と語り、イベントを締めくくった。

撮影秘話などを盛りだくさんに披露している「遺留捜査第7シーズン　制作発表イベント」は、YouTubeテレ朝チャンネルなど各プラットフォームで午後8時から配信予定。さらに配信終了直後より期間限定で「YouTubeテレ朝チャンネル」「TELASA」「TVer」「ABEMA」でアーカイブ配信される。