HiHi Jets井上瑞稀、役を通して「人としゃべることの楽しさを知った」映画「おとななじみ」プレミア試写会

映画
2023年04月24日
映画「おとななじみ」プレミア試写会

5月12日(金)公開の井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)&久間田琳加W主演「おとななじみ」のプレミア試写会が行われ、井上、久間田をはじめ、萩原利久、浅川梨奈、村上健志、アン ミカ、松金よね子、髙橋洋人監督が登壇。司会を青木源太が務めた。

本作では、2019年より「ココハナ」(集英社刊)で連載が開始され、瞬く間に全世代の女性読者からの支持、笑いと共感の連鎖を生んだ中原アヤによる「おとななじみ」(集英社マーガレットコミックス刊/全8巻)を実写映画化。幼なじみのまま大人になった超残念男子・青山春(通称:ハル/井上瑞稀)と、そんなハルにずっと思いを寄せるオカン系女子・加賀屋楓(久間田琳加)の、進みそうで進まない恋模様を描く。

同じく幼なじみで楓にひそかに想いを寄せる超完璧クール男子・蓮見伊織(萩原利久)と、3人を見守るモテアネゴ系女子・小戸森美桜(浅川梨奈)が、距離の縮まらない2人の恋に火をつける。

井上瑞稀

映画公開まで3週間となった今の心境を問われた井上は「1年越しに皆様に届けられることを、本当に心からうれしく思ってます。ただ、まだドキドキが残っているので、早く皆様から感想を聞ける日々を楽しみにしてます」と反応が気になる様子。

久間田も「ついにこの日が来たんだなって、1年前はすごく先のことのように感じてたんですけど、もう来るとあっという間で。最近はずっとドキドキした毎日を過ごしていますが、すごく楽しみです」とニッコリ。

そんな2人の幼なじみを演じた萩原と浅川に「幼なじみの雰囲気を出すために心掛けたことは?」という質問が投げかけられると、萩原と浅川を顔を見合わせ「なにかあったっけ?」とお互い質問。幼なじみ4人の中で、実年齢が最年長だった萩原は「監督から『幼なじみの空気感はとにかく大事にしてほしい』というのは撮影前から言われていて、なんとかしないと思ったら、猫をかぶっちゃったんですよね。なぜかお兄さんぶってクールに現場へ入っていったんですけど、半日くらいで崩壊しました(笑)。それぐらいあっという間にコミュニケーションがとれていた」と和気あいあいとした現場だったことを明かした。

そんな萩原について、初共演となった井上は「クールな方だと勝手に思っていて、実際に最初にお会いしたときもすごくクールで優しいお兄さんでカッコいいなと思っていたら、いざ撮影が始まってみると、楽屋で歌って踊っていて(笑)」と萩原の意外な一面を告白し、萩原が必死に止めるひと幕も。

いっぽうの浅川は「主演2人が極度の人見知りっぽい感じがありましたし、監督やプロデューサーさんからも言われていたので、私と萩原君はここ2人がいろいろ話しかけたりとかした方がいいんだろうなと思ってたんですけど、撮影が終わって楽屋に戻ると萩原君は踊っていたりとか、歌ってらっしゃるので」と萩原をイジった。

そして、アン ミカが現場に入ってからさらに空気が変わったといい、アン ミカは「若いエネルギーが欲しいじゃない? しゃべりかけたら、いっぱい質問してくださって」とニッコリ。さらに、アン ミカが「松金さんは4人が本当の幼なじみだと思っていたんですよね」と明かし、松金が「現場でも休憩でも、ずっと仲良かったので、本当の幼なじみだと思って。昔からのお友達が選ばれたのかと思った」と語ると、4人が「そんなことないですよ(笑)」とツッコみ、会場は笑いに包まれた。

久間田琳加

映画出演をドッキリだと疑っていたという村上は「まだ疑っていて。仕込みなんじゃないかと疑うくらい(笑)。それぐらい自分がムズキュン(な映画)に出られるとは思っていなかった」と心境を吐露し、村上と共演シーンの多かった久間田は「ずっと疑いの目で見られていて、仕掛け人だと思われていました」と笑った。

ここで、映画を通して伝えたい思いとして、アン ミカが「成長の過程って痛みを伴いますから。世の中の成功者、みんなたくさん失敗しているから。若い時の失敗は失敗じゃなくて、そこに学びと発見があって、未来に生かしたら失敗なんてない。みんな人生楽しんでな」と伝えると、井上が「アン ミカ塾に入りたいですね」と感銘を受けていた。

主演2人の姿勢について髙橋監督は「普段HiHi Jetsとしてステージに立っているときとは真逆な役どころで頑張られたんではないかなと。どこかでスイッチを入れてきて、現場にいるときは話し方や歩き方もハルでいたような気がします。ひとりでひなたぼっこしている姿は、スタッフも『ハルがいる』というようなことを言っていました」と井上の印象を明かした。久間田については「『普段見ない久間田さんを見せてください』とお願いをしたんです。そうしたら、ご自宅の鏡で怒った顔などを自分なりに研究してきてくださって。すごく真剣に取り組む姿がかわいらしくて。2人ともプロフェッショナルな印象を受けました」と語った。

本作の主題歌を務めるKis-My-Ft2のMVには井上が所属するHiHi Jetsも出演。井上は「MVの世界観が80’sですごくおしゃれ。映画とはまた違ったテイストのキスマイさんらしいMVになっていると思います。そのあたりのギャップにも注目していただけたら」とアピールした。

ここで、本作のキャッチコピー「近すぎて“好き”だけ言えない、ムズキュンラブコメディ」にかけて「これまで言えなかった好きなこと」を発表していくことに。松金が「エミネム」、アン ミカが「駄菓子」と、どんどん意外な好きなものを明かしていき、久間田は「最近、二郎系デビューしまして。あまりのおいしさに衝撃を受けたので、これからの私のご褒美ご飯にしようと決めました」と意外な“好きなもの”を明かした。

そして、井上は“コミュニケーション”を挙げ、「人としゃべることが本当に苦手だったんですけど、このハルという明るい役を通して 、人としゃべることの楽しさというか、いろんな人の価値観を学ぶことがすごく楽しくて、少しずつですけどしゃべられるようになって、友達がちょっと増えました」と。萩原から「俺の踊っているところを撮ってと言わんばかりに、踊ってたじゃん! あれは無理していたの?」と聞かれると、「あのときは思わず踊り出したくなるぐらい楽しかった」と語った。

井上瑞稀に「最後踊っていたじゃん!」とツッコむ萩原利久

最後に久間田は「私も原作を読ませていただいたときから、とっても魅力的だなと感じていたので、このすてきなキャストの皆さんと一緒に、たくさん協力していただいて、すてきな作品を作っていただきました。なので、たくさん笑ってキュンキュンしていただけたら、本当にうれしいです」と。

井上は「本当に皆様の今の背中を押してくれる、そんなハッピーな映画になっていると思います。この時間が一生続けばいいのにと思うぐらい、本当にすてきな時間を過ごさせてもらいました。その空気感がスクリーンに映っていると思います。 皆様の日常がこの映画によって、彩られることを心から願っております」とアピールし、イベントを締めくくった。

作品情報

「おとななじみ」
2023年5月12日(金)公開

出演:井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、久間田琳加
萩原利久、浅川梨奈
岡本夏美、菊池亜希子、宍戸美和公、横澤夏子、村上健志(フルーツポンチ)
アン ミカ、松金よね子

原作:「おとななじみ」中原アヤ(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:髙橋洋人
脚本:吉田恵里香
音楽:ノグチリョウ
主題歌: Kis-My-Ft2Sweet Melody」(MENT RECORDING
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映

公式HP:otonanajimi-movie.jp
映画公式Twitter:@otonanajimi
映画公式Instagram:@otonanajimi_movie

©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会