【#今旬コレクション】吉澤要人『バレエ男子!』で長年の夢が実現「この学びを次につなげていきたいです」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2025年06月05日

【#今旬コレクション】吉澤要人

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第103回はドラマ『バレエ男子!』(MBSほか)に出演中の吉澤要人さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」吉澤要人

◆バレエ界の中で、時にはバレリーナを支える、縁の下の力持ち的存在の“バレエ男子”。そんな彼らの日常にフォーカスを当てたドタバタお仕事コメディ『バレエ男子!』で、吉澤さんはマイペースな若手ダンサー・佐々木真白を演じています。

真白は“天真爛漫”という言葉がぴったりの、思ったことをすぐ口に出すような素直なキャラクターです。時にはそれが鼻につくこともあるのですが、彼の発言がドラマの中のアクセントになっていたりもしますし、何より、本人に全く悪気がなく…。ちょっと天然な役なのかなと僕は解釈しています。自分自身と近いのは年齢だけで、その他はだいぶ離れていると思います。僕は普段そこまで口数が多くないのですが、真白は今まで演じさせていただいた役の中でも一番しゃべる役で、特に大好きなプロレスの話になると止まらなくなるんです。僕も趣味の釣りや韓ドラのトークは熱くなるので、そこは共感できます。

◆ナルシストなダンサー・小林八誠を演じる戸塚純貴さん、八誠の頼れる先輩でベテランダンサー・守山正信(通称マモさん)役の大東駿介さんとのコミカルでテンポの良い掛け合いも話題を呼んでいます。

三人のシーンは僕も素で楽しんでいます!(笑)戸塚さんは優しさにあふれた方で、特にコメディの演技が本当に面白いです! “こういうお芝居のやり方があったのか”と、いつも勉強させていただいています。戸塚さんが演じるとこうなるんだ…!というふうに台本を読んだだけでは想像がつかないようなシーンになっていきますし、そんな戸塚さんからパスを頂いて真白という役もより一層作られていきました。マモさん(大東)も同じように、お二人に引き出していただいたものがとても多かったです。

◆せりふの量も多いですが、大変さはありますか?

マシンガントークの要素は確かにありますが、楽しんで演じさせていただいています。今までこんなにしゃべる姿をお芝居でお見せしたことがないですし、真白という役を通してどんな新たな一面を出していけるか、自分でも楽しみです。

【#今旬コレクション】吉澤要人

◆吉澤さんはバレエ経験者。それもあって本作への出演が実現したとお聞きしました。

はい。小4から習っていて、いつかバレエをお仕事につなげたいという夢があったので、今回それがかなってうれしかったです。このドラマでもう一度バレエと本気で向き合って思うのは、“人生でバレエに出会えて良かった、やっぱり楽しいな”ということ。プロのバレエ団の方々とがっつり踊るシーンでは、皆さんの中に自然に溶け込みたいという思いから細部まで意識を張りめぐらせて美しさを追求しました。振り覚えが比較的スムーズにできたのはこれまでの経験が生かせたからなのかなと思いましたし、昔熱中していた時の気持ちがまたよみがえってきてすごく楽しい時間でした。

◆本作のバレエ監修・指導として女優で元バレリーナの草刈民代さんが全面協力。さらに、草刈さんの後輩であり、現在もバレエダンサーとして活躍中の菊地研さんも本作のバレエ指導に参加されています。

バレエを習っていた身からすると、お二人に教えていただけることは奇跡のようで。夢がかなったというか、本当に幸せなことでした。すごく細かいところまで指導してくださり、この学びをここで終わりにしたくないなって。今回体得したバレエの技術を、また別のお仕事につなげていきたいという気持ちになりました。

◆特に学びになったことは何ですか?

ある意味、バレエというものを自分は完全に分かっていなかったんだと思いました。ただキレイな形を作ればいいわけではなく、体のパーツ一つ一つの角度や力加減が全てハマった時に初めて本当に美しいものになるんだなと痛感しました。草刈さんや菊地さんにご指導いただき、アドバイスを受けたところを実際に一つ一つ変えていくと、ビックリするぐらい美しさが変わるんです。プロの方々はパッと一瞬でその形を作られるので、長年基礎から培ってきたものがそこに出るんだなと思いました。

【#今旬コレクション】吉澤要人

◆個人での俳優業、そして、原因は自分にある。のアーティスト活動も勢いに乗り、忙しい日々だと思いますが、吉澤さんの息抜き方法は?

散歩です。スケジュールが詰まってくると心に余裕を持ちたくて5分ほどの短い時間でも外に出ています。家の周りをちょっと歩くだけでも気分が変わるんです。ジブリの『紅の豚』が好きで、そのサントラを聴きながら歩くとすごく優雅な気持ちになれます。特に「帰らざる日々」という曲は飛行機に乗っている感覚になれるのでお薦めです。

◆今後出演したい作品のジャンルや演じたい役柄はありますか?

本作を経てダンサーの役はもっと演じてみたいと思いましたし、コメディもすごく楽しくて奥が深いなって。誰がどう演じるかによって面白さがガラッと変わると思うので、コメディもまた挑戦してみたいです。あと興味があるのは緊迫感のあるサスペンス。殺人鬼のような役にも憧れます。真白とは真逆の、ほぼせりふがなく表情だけで見せるお芝居も機会があればチャレンジしたいです。

◆ドラマの今後の見どころをお願いします。

中盤以降は真白のキャラクター性がより深く見えてきます。身構えず見られるドラマなので、元気になりたい時や笑いたい時にぜひ見ていただきたいですし、バレエの魅力が多くの人に伝わったらうれしいなと思います。

PROFILE

●よしざわ・かなめ…2003年7月12日生まれ。東京都出身。A型。原因は自分にある。のメンバーとしても活動中。映画「BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~」ではW主演を務めた。

番組情報

ドラマフィル
『バレエ男子!』
MBS
毎週(木)深1・29~1・59ほか

●photo/中村 功 text/園山円佳 styling/藤長祥平 hair&make/井下成美

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