『おぎやはぎの愛車遍歴』元ランドクルーザー開発責任者とランクルの歴史を振り返る 70シリーズのトリビア、名車復活の秘話も

バラエティ
16時間前
『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』
『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』

6月21日(土)放送の『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(BS日テレ 午後9時~9時54分)は、トヨタ・ランドクルーザーの開発責任者を務めた小鑓貞嘉(こやり・さだよし)さんをゲストに迎えて「愛車遍歴的 名車年代記(クロニクル)」を送る。

1985年にトヨタに入社した小鑓さんは、約40年の開発者人生のうち30年、ランクルに携わった、まさに“Mr.ランドクルーザー”。その小鑓さんと共に、番組では古代、中世、近世、近代、現代に分けてランクルの歴史を振り返る。ランクルの前身は1951年に販売されたBJシリーズ。当時のフォルムはまさに軍用車だったが、時代の流れとともに一般のユーザーを見据えたデザインへ変化。20シリーズ、40シリーズと、徐々にバリエーションを増やしていった。

MCのおぎやはぎらの前に最初に登場したのは、1960年登場の40シリーズ。24年間という超ロングランの販売期間で、世界で100万台以上製造された名車だ。この1台には、矢作兼にも若かりしころの悔しい思い出があるという。「当時アルバイト先の友達のお父さんが乗ってて。あげるって言われたの」。ところが、その譲渡は実現せず。当時の事情が浮かび上がる、その理由を明かす。

ランクルには、他のクルマとは違う宿命が課されている。それは、壊れないこと。「壊れないクルマって、どう造るんですか?」。矢作の素朴な質問に、小鑓さんが独自の厳しい検査基準を説明する。海外でも過酷な実車試験を行うといい、「最後は人が乗るクルマ、命を懸けているクルマなので、実車評価は必ずやります」と力を込める。小鑓さんが出会った中で、最も乗り続けている家族は、4世代にわたり1台を乗り継いでいるという。その走行距離に、おぎやはぎもびっくり。矢作は「ありえなくもないなって思っちゃうのもすごいよね。ランクルだから」と、信頼性の高さに舌を巻く。

中世のランクルは、用途によって3つのスタイルに分かれた1980年代。小鑓さんが「ランクルの幹」と称する70シリーズが登場する。新時代の四駆をリードすることをテーマに開発。小鑓さんとはほぼ“同期”で、思い入れの強い1台のようだ。実はこのシリーズには、ちょっとしたトリビアが。小鑓さんがランクルらしい逸話を紹介する。

24年にわたり販売された70シリーズは、ニーズの変化もあって、2004年に日本ではいったん販売を終了。しかし、小鑓さんは10年後に復活させる。「僕がいなかったらなかった」という復活劇。そこにはランクルに命を懸けた男の情熱の秘話があった。50~60人いるという会社の役員を説得した、小鑓さんの秘策とは。

昨年まで開発責任者を務め、その座を降りた小鑓さん。「変えずにブレずに進化していくのがランクルの世界」。ランクルを次世代へ受け継ぐために、未来の開発者たちにメッセージを託す。

番組情報

『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』
BS日テレ
2025年6月21日(土)午後9時~9時54分

出演者:おぎやはぎ、今井優杏(自動車ジャーナリスト)
ゲスト:小鑓貞嘉(元トヨタ ランドクルーザー開発者)

©BS日テレ

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