日本を代表する超一流エンジニアたちが極限のアイデアとテクニックで競い合う『魔改造の夜』（NHK総合）の新作が、8月8日（金）午後7時30分～8時42分に放送される。
今回の競技は「シャボン玉ロープ シャボン玉伸ばし走」。この競技に挑むのは、さまざまなモノづくりサークルの学生たちが精鋭チームを結成し、福岡から参戦する「K州大学」、国内で高いシェアを持つATM機器やプリンターなどを開発・製造する大手メーカー「O電気」、岩崎弥太郎から始まり、さまざまな家電製品から人工衛星まで手掛ける総合電機の巨大企業「M菱電機」。
今回魔改造するのは、シャボン玉を作るロープのおもちゃ。おもちゃをマシンにして、25メートル走る間にどれだけ長いシャボン玉を作れるかを競う。シャボン玉の元となる液体も魔改造する。
ポイントは「どのようにシャボン玉を作りながら走らせるか」。各チームはまずシャボン玉の構造を研究。シャボン玉は長く伸びるとすぐに割れ、マシンが走る際の微妙な振動でも割れてしまう。
そして走るスピードも重要だ。速すぎても遅すぎても、シャボン玉は長く伸びない。元のロープのままだと、シャボン液を多く吸収できず、途中で液切れして割れてしまう。
さらにシャボン液の魔改造も重要。元のままでは液体の粘性が足りず、長く伸びない。各チームはテストを繰り返し、あらゆる液体、物質、食材を試し、粘性を改良する。しかし、シャボン玉が長く伸びても、今度は、重さで地面に着いて割れてしまう。
「割れない走り方とは？」「液を供給しながら走るには、どうすれば？」「粘性をどう上げる？」答えが見えない超難題にエンジニアたちはもがき苦しむ。
1か月半の苦闘の末、各チームは、モンスターマシンを誕生させた。シャボン液には“驚きの液体や粉”が加えられ、10メートルを超えて長く伸びるシャボン玉は、キラキラと輝きながらうねる「神秘的な生き物」のよう。驚きの超巨大シャボン玉はできるのか。
歓喜と号泣、ハラハラドキドキ、興奮と感動の夜会を「魔改造倶楽部」の顧問・伊集院光、いとうまい子、実況・矢野武、解説・長藤圭介（東京大学大学院教授）が見守る。
番組情報
『魔改造の夜』
NHK総合
2025年8月8日（金）午後7時30分～8時42分
出演：魔改造倶楽部
実況：矢野武
解説：長藤圭介（東京大学大学院教授）
顧問：伊集院光、いとうまい子
©NHK