【#今旬コレクション】井内悠陽『スティンガース』で女装に挑戦!「共演者の皆さんからは『かわいい』と『デカい』の両方の反応があります(笑)」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
6時間前

【#今旬コレクション】井内悠陽

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第107回はドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(フジテレビ系)に出演中の井内悠陽さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」井内悠陽

◆井内さんが演じるのは、総務部装備課の備品係から「スティンガース(=おとり捜査検証室)」へ異動となった小山内誠。オーディションで勝ち取った役だそうですね。

今まで受けたオーディションの中で一番審査時間が長かったです。ドラマの抜粋台本を頂き、5人ほどのチームで審査を受けたのですが、オーディションというよりもどこかレッスンのようで。いい意味でリラックスした雰囲気の中で全力を出せたと感じています。

◆オーディションで印象に残っていることはありますか?

小山内という役の事前情報があまりなかったのですが、“チームの最年少だし、きっとこういう物を持っているだろうな”と、メモ用のノートを準備して行ったんです。中身は想像で、先輩たちにこういうアドバイスされていそう、というのを書いて。するとオーディション中に「このシーンはメモを持って演じて」という指示があり、僕は「あ、待っています!」と(笑)。自分なりのちょっとしたこだわりでしたが、その場でお借りせずに持参したノートでやることができたので持っていって良かったなと思いました。

◆小山内を演じるにあたり、意識していることはありますか?

「スティンガース」はかなり個性の強いメンバーぞろいなんです。その中で、小山内のちょっとしたひと言で場が和むようなシーンは個人的に大事にしたいと思っています。せりふのタイミングやテンポを少し変えるだけでも結構違ってくるんじゃないかなって。ただ、意識しすぎてもダメなんですよね。先日監督から「(掛け合いに)どんどん乗っかるだけでなく、あえて間を空けてもいいよ」とアドバイスを頂き、“確かに、それが逆に面白くなることもあるな”と勉強になりました。現場では日々たくさんのことを学ばせていただいています。

【#今旬コレクション】井内悠陽

◆そんな小山内には、SNSの裏アカウントで万人規模のフォロワーを抱える“女性キャラ専門コスプレイヤー”という裏の顔もあります。

撮影前には、自分なりに女装のコスプレをいろいろ勉強しました。男性が女装する映画や、本物のコスプレイヤーさんの映像を見て、一体どんな動きや表情、ポーズをしているのかなと研究して。そこで気づいたのが、皆さんとにかく“動き出し”がしなやかなんです。例えば目の前の物を取る時も普通にスッと手を出すのではなく、一度やわらかい動きを挟んだりしていて。そこは僕も意識してまねしようと思いました。

◆井内さんは身長180cm。迫力のある女装になりますよね。

そうなんです。しかも肩幅が広いので、それを誤魔化すために極力カメラに向かって斜めに立つようにしています。共演者の皆さんからは今のところ、「かわいい」と「デカい」の両方の反応があります(笑)。朝、僕がコスプレ姿で待機していると、後からいらっしゃった(藤井)流星さんが一度立ち止まって僕の全身を見るんですよ。それで「ふっ」と笑われるので「笑わないでくださいよー」と返すのが恒例になっています(笑)。

◆撮影の合間は共演者の方とどんなお話をされていますか?

役と同じで僕が一番新人なんですけど、皆さんすごく優しくて。休憩中はたわいもないお話をさせてもらっています。杉本哲太さんには「あの作品のあのシーンはどうやって撮ったんですか?」と、僕からいろいろ質問させていただいたり。最初は緊張しましたが、本当に優しいので、“もっと聞きたいし、もっと話したい!”となります。流星さんとは大阪の話をよくします。流星さんが大阪出身で、僕も高校が大阪だったので親近感があって。いつも気さくにお話してくださるのでうれしいです。

【#今旬コレクション】井内悠陽

◆スーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』で連続ドラマ初出演・初主演として俳優デビューした井内さん。今、俳優のお仕事にどんな楽しさを感じていますか?

“井内悠陽”ではない別の人生を生きられることが楽しいです。子供の頃からさまざまなことに興味を持つタイプでしたが、これをやりたい、あれをやりたいを全てかなえるのは不可能じゃないですか。でも俳優という仕事だったら、役を通していろんな人生や職業を疑似体験できる。それってすごいことだなと思います。より具体的な瞬間で言うと、僕はせりふの掛け合いをしている時が好きです。相手の方と、その役としてナチュラルにしゃべるようなシーンは“楽しい!”と感じますね。

◆今後挑戦してみたい作品のジャンルはありますか?

アクションです。昔から体を動かすことが好きで、高校時代はアクションのワークショップに通って、受け身なども習っていました。そこで得た感覚が遠のく前に(笑)、挑戦できる機会を頂けたらうれしいです。体は結構、動く方だと思います。子供の頃から、水泳、空手、テニスなどいろんなスポーツを経験して、走ることも好きだったので。不良ドラマや激しいけんかをするような作品にも興味があります。

◆では普段の井内さんについても聞かせてください。周囲の人たちに、どんな人と言われることが多いですか?

「しっかりしていると思ってた」と言われます。なぜか過去形なんですよね(笑)。あと「ふわふわしてる」「抜けてる」という声もあって、天然ともまた違うと思うのですが…どうなんだろう? まだ21歳なので、スポンジのようにこれからいろんなことを吸収していきたいです!

◆休みの日はどんなことをして過ごしていますか?

僕、一人○○が好きで。一人ご飯、一人映画、一人カラオケ…と結構どこにでも行くのですが、ふいにすごく寂しくなるんです。自分から誘うのは面倒なくせに、帰りは決まって「今日誰か一緒だったら感想を言い合えたのにな」と後悔します(笑)。

◆(笑)。最後に、ドラマの見どころを教えてください。

小山内に関しては、チームで動くことや現場に出ることに慣れてきた彼の成長を見ていただきたいです。今後控えているであろう小山内のメイン回にもぜひ注目してください!

PROFILE

いうち・はるひ…2004712日生まれ。京都府出身。A型。第48回スーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』では主演、ブンレッド・範道大也役として連続ドラマ初主演・初出演を果たした。

番組情報

『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』
フジテレビ系
毎週火曜 午後9時~9時54分

<出演者>
森川葵、藤井流星、本郷奏多、志田彩良、井内悠陽、杉本哲太、玉山鉄二 ほか

<スタッフ>
脚本:徳尾浩司(『おっさんずラブ』『ライオンの隠れ家』など)
演出:松原浩、中島悟、伊藤彰記
編成プロデュース:水戸祐介
プロデュース:松原浩、大庭佑理、難波利昭
制作協力:イカロス
制作著作:フジテレビ

●photo/中村 功 text/園山円佳

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