

草彅剛とホラン千秋がMCを務める『あの金どこいった?~逆転人生にかける有名人~』(フジテレビ系)が、10月16日(木)午後7時~9時に放送される。
この番組は、かつて“大金”を手にした栄光の時代から一転、転落を経験した有名人たちに直撃取材するドキュメントバラエティー。そのお金はどこに消えたのか?そして今、彼らは転身や復活を遂げているのか?人生をやり直し、再び歩み出す姿に迫る。
MCを務めるのは、今回が初タッグとなる草彅剛とホラン千秋。ゲストの大久保佳代子、ビビる大木と共に、逆転人生に懸ける人々の奮闘ぶりをVTRで見届ける。
登場する“逆転人生にかける有名人”は、泉ピン子、大沢樹生、門倉健、亀田興毅、久慈六郎、清水宏保、杉田かおる、仁井谷正充、野村宏伸、ハジメ(フォーリンラブ)、はまやねん(8.6秒バズーカー)、ボビー・オロゴン、湯木尚二の13人(五十音順)。
国民的人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(1990年~、TBS系)などで知られる女優・泉ピン子。長年にわたり芸能界の第一線で活躍する彼女だが、その間に稼いだギャランティーの総額は、なんと50億円以上とのうわさが…。番組では、その真偽のほどを確かめるべく本人に直撃取材。すると、順風満帆に見えるその人生の裏に隠された、衝撃の過去が明らかに。52歳のときに所属事務所から独立することを決意した泉は、それを機に3億円もの借金を負う羽目になってしまった。「16歳で芸能界に入り、一般常識なんてなかった」「お金の管理も全て事務所任せだった」と振り返る彼女が直面した、人生最大のどん底とは。全てを失いかけたあの瞬間、彼女は何を思い、どう動いたのか。芸歴62年の国民的女優が初めて明かす“転落”と“再起”の物語は必見だ。
1987年に華々しくデビュー、社会現象ともいうべき人気を博し、CDセールス累計1200万枚超を記録するなど、数多くの伝説を残したアイドルグループ「光GENJI」。番組では、その中心メンバーだった大沢樹生に直撃取材。7年間のグループ活動を通じて得た収入は総額2億円にもなるというが、その2億円の行方を尋ねると「ほとんど消えてしまった」と笑って答える大沢。果たして、その大金は一体どこへ消えたのか。本人いわく「何をやるにもタイミングが悪かった」という、その使い道とは…。さらに、光GENJI解散から30年、現在の大沢の活動も紹介する。またスタジオでは、MCの草彅が「当時はなかなか話しかけられなかった」という憧れの先輩・大沢との貴重な思い出を明かす。
『パパと呼ばないで』(1972~1973年、日本テレビ)、『3年B組金八先生』(1979~1980年、TBS系)などの話題作に出演し、若くして女優の地位を確立、その後バラエティータレントとしても才能を開花させ、2004年には年間219本の番組に出演するなど、テレビ界を席巻した杉田かおる。番組では、ブレイクから20年がたった現在の杉田を直撃取材。すると、当時の年収は1億円にものぼっていたことが明らかに。しかし、そうして得た大金は全てなくなってしまったという。その理由は、1億円もの借金を返済したため。実は杉田は、父親の借金を肩代わりしていたのだ。26歳のとき、離れて暮らす父から「一晩だけ連帯保証人になってほしい。返済は一晩のうちになんとかするから」と頼まれたのだという。杉田は「うそだろうなとは思ったけど…」と、当時の心境を率直に語る。また「当時は借金返済のためにどんな仕事も引き受けていた」という彼女が、意外すぎる役どころで出演したドラマの実際の映像も登場する。さらに、既に借金を返し終わり、今は夫と2人、神奈川県・茅ヶ崎で暮らす彼女の生活ぶりも紹介。「物やお金より、もっと大事なものがあるんじゃないか」。借金返済の果てに人生観が変わったという彼女が、現在打ち込んでいることとは。
かつて絶頂期には年商十数億円を誇った大阪の高級料亭「船場吉兆」(吉はつちよしが正式表記)。しかし2007年、食品偽装問題が発覚。記者会見での“ささやき女将”の姿が強烈な印象を残し、客離れはますます進み、翌年にはついに廃業へ…。その“ささやき女将”こと湯木佐知子社長(当時)の次男で、当時取締役を務めていた湯木尚二は、38歳にして家も職も失い、手元に残った全財産はわずか99万円だったという。だが、「この十字架は一生背負っていかなきゃいけない」と覚悟を決め、時給800円の皿洗いから再出発。それから約17年、料理人として見事復活を遂げ、現在は大阪市内で日本料理店4店舗を経営している。果たして、彼はどのようにしてどん底からはい上がったのか。知られざる壮絶な復活劇に迫る。
そのほか、月9ドラマ『教師びんびん物語』(1988年)などに出演して大人気を博すも、その後ヒットに恵まれず仕事が激減してしまい、現在は東京・高田馬場で居酒屋を経営、自ら調理場に立って料理を作っているという俳優の野村宏伸、投資に失敗して7億円を失い、一文無しとなってしまったボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅、宝くじで3億円を当てながらも「全額女性に貢いでなくなっちゃいました」と、衝撃的な散財ぶりで人生が激変してしまったサラリーマン・久慈六郎、大ヒットゲーム『ぷよぷよ』で年商70億円を記録するも、テーマパーク事業の失敗で転落し、90億円もの借金を抱えることになった仁井谷正充ら、まさに“天国から地獄”を経験した有名人たちが登場。復活へ向けて懸命に生きる姿を紹介する。
草彅剛、ホラン千秋 コメント
◆印象に残った“お金を失った”有名人の方を教えてください。
草彅:どの方の話も本当にそれぞれのドラマがあって、見応えがありました。泉ピン子さんには日頃からお世話になっていますし、大沢樹生さんには昔、僕がバックダンサーとして付いていたこともあって、特に思い入れがあります。皆さんの話に引き込まれたんですが、あえて1人選ぶなら…『ぷよぷよ』を作った仁井谷(正充)さんですね。大きな失敗を経験した後、今は家賃月5万円のアパートに住みながら、もう一度ゲーム作りに挑戦しているそうで。彼の姿は、この番組を象徴しているように感じました。
ホラン:私はやっぱり久慈(六郎)さんが印象的でした。今回登場する方の中で、“モテたい”という気持ちが原動力になっていたのは久慈さんだけで(笑)、“モテ”に翻弄されたジェットコースター人生だなぁと。人間味があって、見ていて“幸せになってほしい”と心から思いました。
草彅:久慈さん、良かったですよね〜。女性にどんどんお金を使ってしまうし(笑)。しかも、恋人と久しぶりに会ったのに、真っ先に“他に男がいないか”をチェックするっていう…ああいう関係、なかなか見られないですよ!
◆お2人は「あの金どこいった?」という経験をされたことはありますか?
草彅:VTRを見ながら、“これ、自分のことじゃん…”と思い当たる場面もあって。これをきっかけに、ちゃんと気をつけようって思いました(笑)。
ホラン:私は基本的に、“失敗したくない派”なんです。やっぱりお金を稼ぐのって大変なことなので、簡単にパッと使うことができなくて…。
草彅:ホランさん、ちゃんとしてるな〜!(笑)僕なんか“お金を残しておいてもしょうがない”って思っちゃうタイプで。それなら、手元にモノが残る方がいいなって。
ホラン:草彅さんは“使うことに喜びを感じるタイプ”ですね(笑)。でも、本当に面白くて考えさせられる番組でしたよね。
草彅:ほんとにそう!お金って、誰にとっても身近なテーマだし、ここまで本音で語れる番組って、なかなかないと思うんですよね。内容も深くて、哲学的なところもあるし。僕は、この番組はレギュラー化すべきだと本気で思っています。もしレギュラーになったら、出演料は使わず、番組のためにしっかり貯金します!(笑)
番組情報
『あの金どこいった?~逆転人生にかける有名人~』
フジテレビ系
2025年10月16日(木)午後7時~9時
MC:草彅剛、ホラン千秋
スタジオゲスト:大久保佳代子(オアシズ)、ビビる大木
ナレーション:大塚明夫
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