

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードを紹介します。第111回はドラマ『死ぬまでバズってろ!!』に出演中の星乃夢奈さんが登場です。
「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」星乃夢奈
◆台本を読んだ感想を教えてください。
今の時代にすごく刺さる物語だなと思いました。今は多くの人がSNSを使っている時代で、その便利さと危うさの両面が興味深く描かれていて。“SNSっていいこともあるけど危険なこともあるよ”ということがしっかりと伝わる素敵な作品だなと思いました。
◆まみを演じる上で大切にしたポイントは?
タパ子(与田祐希)を誘う時の“ずる賢さ”と“あざとさ”のバランスはすごく意識しました。性別を問わず「こう言ったらこの人は乗ってくるだろう」みたいな核心をつく話し方をするのがまみちゃんの頭の良さだと思うんです。アナウンサーの娘という背景もあるので、言葉遣いや立ち振る舞い、頭の回転の速さが自然に出るように意識していました。
◆普段の星乃さんは、仲の良い人からどんな人だと言われますか?
「かまちょ」です(笑)。私は人見知りをしないタイプなのですが、仲良くなるのは自分と正反対の人が多くて。親友とは私がデレデレ、相手がツンツンみたいな関係性です。例えば連絡する時「今何してる?」「え、電話しよう?」「既読つけて!」って一度にいっぱい送ります。それでも既読がつかなかったら、ボイスメッセージまで送っちゃうんです(笑)。


◆本作はSNSがテーマの作品ですが、星乃さんがSNSに投稿する際に意識していることは?
写真の並びはすごく気にしています。ずっと同じ構図の写真が並んでいると違和感があるので、「寄り→引き→寄り」のようにバランスを見ながらアップしています。文章はファンの方に距離が近いと感じてもらえるようにラフな言葉遣いをすることが多いです。でもドラマやお仕事の報告をする時は、少しトーンを変えるようにしていて。普段の“わーい♪”みたいなノリとのギャップで「夢奈ちゃん、ちゃんとしてる!」と思ってもらえたらいいなって(笑)。そういう時は、俳優・星乃夢奈として投稿しています。
◆ドラマのタイトルにちなんで、ご自身の中で“バズっているもの”はありますか?
今、美容の資格を取ろうと思って勉強しています! 実はこれまで資格を一つも取ったことがないんです。勉強は苦手で、学生時代も好きな科目だけ頑張るタイプだったんですが、最近は「好きなことを勉強するって楽しいな」と思えるようになって。メークやスキンケア、美容成分など幅広く学べる資格の1級を目指して頑張っています。最初は正直「そんなに難しくないかな?」と思ったのが選んだきっかけなんですけど(笑)。勉強していくうちに、歯磨きや日焼け止めの基礎や普段の生活でも役立つ豆知識を知ることができて。母に「パックはこうしたほうがいいよ」などと教えることも増えましたし、時間がある時にテキストを読むのが楽しみになっています。
◆では、お芝居のやり甲斐や楽しさはどんなところに感じていますか?
毎回新しい発見があるところです。普段の自分とは違う人の人生を生きられるのは楽しいなって、役を頂くたびに思います。また、自分の中にない考え方や価値観を知ることで、実生活にも良い影響があることが多くて。私は基本的に明るい人間なんですけど、少し暗い役を演じた時に初めて“見えなかった部分”に気づけたんです。そうやって視野が広がる瞬間がとても楽しいなと感じます。


◆俳優として大切にしていることは?
感情移入してもらえるように演じることです。コメディーだと誇張したお芝居も必要ですが、私はまだコメディーの経験が少ないので、リアルさを大切にしています。視聴者の方が「この子、自分に似てるかも」と思った時に「そんな行動しないよ」と違和感を持たれたら、気持ちが切れてしまうと思うので。できるだけナチュラルに、違和感のないお芝居を常に心掛けています。
◆今後挑戦してみたい作品や役柄は?
医療モノに挑戦してみたいです。専門用語が多かったりして、準備期間が長い作品は大変そうですが、その分達成感も大きいと思うので。あとは、方言のお芝居もやってみたいです。私はすごく影響されやすい人間なので普段の生活も方言になってしまいそうですが(笑)。お芝居の時はしっかり勉強して臨みたいです!
PROFILE
●ほしの・ゆな…2004年11月7日生まれ。北海道出身。B型。主な出演作はドラマ『仮面ライダーギーツ』『いつか、ヒーロー』、映画「遺書、公開。」など。映画「おかえりの湯」が26年公開予定。今後待機作が多数控えるネクストブレーク筆頭の新星。
●photo/干川 修 text/山口昭子 styling/今村仁美 hair&make/吉田美幸









