

12月31日(水)放送の『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合/BSP4K/BS8K/ラジオ第1 午後7時20分~11時45分)の囲み取材に、AKB48・OGの前田敦子、高橋みなみ、大島優子、現役メンバーの向井地美音、小栗有以、倉野尾成美、佐藤綺星、八木愛月、伊藤百花が登壇した。
13回目の出場となるAKB48は現役メンバーのほか、グループ20周年を記念して8人の卒業メンバー、前田敦子・高橋みなみ・小嶋陽菜・板野友美・峯岸みなみ・大島優子・柏木由紀・指原莉乃が参加する。総監督の倉野尾成美は「20周年に出場させていただくことになりました。現役メンバー、そして8名の卒業生の皆さんと一緒に、この20年つないできた思いやこれからのAKB48を見せていけるような場所にしたいですし、全力で盛り上げていきたいと思います」と。


元総監督の高橋は「今のAKB48はすごくスキルも高くてかわいい子がたくさんいて。10年近く離れていましたが、20周年のタイミングで後輩たちと接する機会をいただき、あらためて魅力を知れたので、自分たちができることを必死にやっていきたいなと思います。久しぶりにアイドル活動をして思ったのは、明らかな体力の低下(笑)。ライブ後の回復も遅かったですし、立ち位置を覚えるのも難しくて。現役を離れて長いんだなと思いましたけれど、AKB48を通して見る景色は素晴らしいなと感じました」と。


前田は「(パフォーマンスの)3分間にとても忙しない感情を持っています。本当に一瞬なんですけど、その一瞬がどれだけ大事なのかというのを、いっぱいいっぱいだった現役のときは全然考えられていなかったなと思うところもあって。久しぶりに『紅白』に出場させていただくことになり、あらためてありがたみを感じました。今年は本当に幸せな場所に立たせてもらっているなと、かみ締めて臨めそうだなと思います」と心境を明かした。
大島は「アイドルじゃないと出ない自分の内側にあるものを感じています。普段の生活や俳優業をやっているときとはまた違うエネルギーが自分の中で作られて、放出されているなと。久しぶりに現場に来て“アイドルだなあ”とすごく楽しみながらやらせていただいてます。それを現役のみんなからももらえるんですよ。だからお家に帰るとすごく元気になっちゃって、実は20周年のコンサートのリハーサルで腰を痛めたんですけど、コンサート出た後につきものが取れたように元気になっちゃって。みんな(現役メンバー)のおかげなんですよ。ありがとう、頑張ってね!」とエールを。


また、日本武道館で開催されたコンサートについて聞かれ、倉野尾は「全部で6公演、卒業生の皆さんとは3公演やらせていただいて、たくさんの刺激をいただきましたし、大きな背中をたくさん見てかっこいいなと。でもその半面、やっぱり悔しさも感じたり、今までの活動では芽生えてなかった感情がまた新たに生まれたんです。すごくいい時間になったなと思っています。そんな経験を経て、この『紅白』という大きな舞台でパフォーマンスできるということで、オーラ前回の卒業生の皆さんに飲まれないように、全力で現役の力を出せる場にできたらなと思います」と。


髙橋も「武道館は現役のメンバーが20周年までつないでくれたからこそあった舞台だと思いますし、そこに参加させていただけて本当に光栄なことだなと。やっぱり、語るよりも一緒にライブをした方が心が通いやすいなと感じましたし、今のAKB48にどんどん輝いてほしいなと思っている中で『紅白』に出れるのはうれしいことだなと思います。卒業生にとっては人生最後の『紅白』かもしれないので大切にしたいなと思いますし、現役メンバーにとっては来年につながる『紅白』になると思うので一生懸命頑張りたいです」。
最後に、2025年を表す漢字一字を問われると、OGメンバーは高橋が「『祝』。20周年のお祝いの一年でしたし、AKB48って青春だったなと。そこにまだ戻ってお祝いできたことがうれしかったです」と。大島も「現役メンバーを送り出すという意味でも『祝』はすごくいいなと。みんなに祝いの言葉をあげたいです」と語った。


そして、現役メンバーは小栗が「『繋』です。今年は卒業生の皆さんや世界のグループのメンバーも参加してシングル曲を発売させていただいたり、武道館でのコンサートでパフォーマンスを通して心がつながったり。歴史がつながったなと感じる1年でした」と振り返った。
番組情報
『第76回NHK紅白歌合戦』
NHK総合/BSP4K/BS8K/ラジオ第1
2025年12月31日(水)午後7時20分~11時45分
<司会>
綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサー
©NHK













