宮田俊哉、師匠・浪川大輔からの手紙に「いつか師匠とも一緒にできたら」

アニメ
2020年10月13日

「劇場版 BEM~BECOME HUMAN~」の公開記念舞台あいさつが新宿バルト9で行われ、内田真礼、宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、山寺宏⼀が登壇した。

 

生の観客を前にしての舞台あいさつは久々とあって、宮田は新型コロナウイルスの影響で声援を送ることはできない中で名前入りのボードを掲げるファンの姿に「僕の姫たち、ありがとう!」と満面の笑みを見せた。数日前にバルト9で作品を鑑賞したそうで「僕の声がアニメから聞こえてくることにまだ違和感があって。恥ずかしくなって一人で顔を隠してました…(笑)」と照れくさそうに告白。「ちゃんと作品の一部になれてましたかね?」という宮田の問いかけに観客が大きな拍手で応えると、宮田は「よかった」と胸をなでおろした。

今回が声優初挑戦の宮田は「戦いのシーンがすごく難しかった」と話し、特に最後に“親友”のベム、に対して発するセリフについて「バージェスが⼀番軽薄に見えるポイントだなと思って、あのひと言はどのテンションなのか監督にも相談して、やった結果があれでした」と振り返ったが、山寺が「素晴らしかったです! すごく印象に残っています」と激賞する一幕も。

また“変身”したバージェスについて「股間がツルツルで…(笑)」と宮田が語ると、山寺が「実写化する可能性もあるからね。その時も宮田くん、やるでしょ?」と振り、宮田さんは「なるほど、僕もツルツルにしないといけないってことですか?(笑)」と返し、会場は笑いに包まれた。

イベントの後半では宮田には完全サプライズで、宮田が収録前にレッスンに通い、師事していたという声優の浪川大輔からの手紙が。手紙の中で浪川は「宮田くんは、常に真面目で素直で好奇心が旺盛で、そして笑顔がかわいい! アフレコにとって、キャラクターを生かすことは大事なことです。まさに自我を消すこと。これは難しいのですが、宮田くんの本気のアニメ愛で難なくクリア。吸収力がすごかった。その取り組む姿勢にこちらがたくさんのことを教えてもらいました」と称賛の言葉を並べていた。

うれしいサプライズプレゼントに宮田は驚きと喜びの表情を浮かべ「去年の12月ごろ、浪川さんのところに通わせていただいたんですが、キスマイも忙しい時期で、わがままを言って『23時からお願いできませんか?』とか言っても『いいよ、いいよ』と夜中まで付き合ってくださっていろいろ教えてくださいました。いつか師匠ともアニメで⼀緒にできたらいいなという話をしてたんですが、こんな形でコメントを頂きありがとうございます」と感謝の思いを口にした。

山寺さんは「この売れっ子が初めてやるからってそこまで…そんなエピソード聞いたことないですよ!」と宮田の真摯な姿勢を絶賛。すると宮田は「『宮田がいない方がよかった』と言われるくらいなら、無理してでも作品の⼀部にならないといやだなと。頑固なんです」と照れくさそうに語った。

 

そして、舞台あいさつの最後には「皆さんが劇場に来て、見てくださることがうれしいし、スタッフさん、内田さんや山寺さんが良かったと言ってくださることが本当に幸せです。あとはこの『BEM』という作品が大ヒットして、もっともっと日本中のみんなが見てくれたら何より幸せです!」としっかりと作品をアピールした。

「劇場版 BEM~BECOME HUMAN~」
2020年10月2日(金)より全国公開中
©ADK EM/劇場版 BEM 製作委員会

予告編:https://youtu.be/nqBT4lRiXdA
公式サイト:https://newbem.jp/2020_mv/
公式Twitter:@newbem2019
製作:劇場版 BEM 製作委員会