殺陣初挑戦の佐藤大樹を指導者が絶賛『恐怖新聞』第6話10・3放送 | TV LIFE web

殺陣初挑戦の佐藤大樹を指導者が絶賛『恐怖新聞』第6話10・3放送

ドラマ
2020年09月30日

『恐怖新聞』

オトナの土ドラ『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系)で演出を務める中田秀夫監督と、アクションコーディネーター・東山龍平のコメントが到着した。

1970年代に空前のオカルトブームを巻き起こした、つのだじろうによる戦慄のコミック「恐怖新聞」をジャパニーズホラーのレジェンド・中田秀夫が現代にリブート。未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生・詩弦(白石)の、死と隣り合わせの悪夢を描くルール系ホラー。

中田監督は、他ではあまり聞かない“数字で示す演出法”や主演・白石聖の魅力、東山は第5話(9月26日放送)で殺陣初体験にして素晴らしい身のこなしが話題となった佐藤大樹について語った。

中田秀夫監督 コメント

『恐怖新聞』

◆数字を使った演出法はいつ頃から始められたんですか?

「リング」(1998年公開)の頃からで、もう25年ぐらいやっていますね。「リング」は呪いのビデオテープを見た人が1週間後に呪い殺されるっていう話だから、ビデオを見た1日目から7日目まで徐々にその人の命が短くなっていくわけだけど、撮影的には6日目の話から撮ったりもするわけです。そうすると、主演の松嶋菜々子さんに対して「もうレベル4ですよね、松嶋さん」とか、今がどの段階の撮影なのかを示すところから始めるようになったんです。そうしているうちに「今はレベル1に下がりました」とか「0.5です」とか、だんだん数字を刻んで、より細かく示すようになりましたね。

◆佐藤大樹さんも「今の3.5倍でやって」と言われたのが衝撃的だったようです。

普通は「3倍と4倍の差ってどんなんだっけ?」ってなりますよね(笑)。でも現場に入ると、俳優さんって「3.5倍」とか言っても「ははん」とか笑わずに、結構マジメに「3.5ですね、分かりました」とか言ってやってくれるんですよ。なので、リハーサルのときから「僕、(演出指示で)数字を使うから」と話したりしますね。数字で示す演出法に慣れているというのもありますが、例えば「もう少し」って言われた俳優さんとしては「もう少しって、どれぐらい少しなのよ」って思うじゃないですか(笑)。だから「極端にデカくやって」って言うより「10倍でやってください」って言ったほうが伝わりやすいかなと思ってこの方法になりました。

『恐怖新聞』

◆白石聖さんの印象について教えてください。

まず、連ドラ主演が初めてで、しかもホラー作品。第1話から血しぶきを浴びたり、上から人が降ってきたり、お父さんが串刺しになったり、そのたんびに叫んだり、目をひんむいたり、わなわなしたりと、ホラー的な表現をやんなきゃいけないわけですね。
ホラーって実は、“落ちてくる女子高生”や“死んで行くお父さん”っていうのは見た目には怖くても、視聴者は“そっち”には感情移入できないわけです。自分がそうなった経験ないから、経験あったら死んでいるわけだから(笑)。視聴者は“怖がるほう”に感情移入するわけですね。ということは、白石さんのエモーションに乗っかって見ているわけなんです。どんなホラードラマでもホラー映画でも、やっぱりヒロインがいかに不安とか恐怖におののくかっていうことが実はすべてのミソなので。白石さんは「全部演じきるんだ」っていう覚悟を持っているように感じました。
現場にいる白石さんは(これは褒め言葉ですけど)男勝りというかスパーンとした男っぽさがあるというか、非常に潔い性格の人だと思うんです。やることはもう十二分というか200%、いや300%やってくれていると思いますね。とにかくあり得ないようなことが連続して起きるドラマなので、逆にそうじゃないと成立しないというか(笑)。

アクションコーディネーター・東山龍平 コメント

『恐怖新聞』

佐藤(大樹)君と殺陣稽古ができたのは実質3日間くらい。あとは撮影の合間で1、2時間、時代劇に慣れるための所作事(歩き方、座り方、刀の差し方)や、基本的な刀の振り方の稽古を5日ほど行いました。佐藤君が殺陣で苦労していたのは相手との距離感、足捌き、タイミングでしょうか。相手がいてお芝居があって成立するのが殺陣ですし、相手の体格、レベルによっても諸々変わりますから、一番難しかったのではないかと思います。
プロのダンサーということもあり、佐藤君は手順の覚えがものすごく早かったのを覚えています。すぐにそれなりの形にしてしまうので、どんどんスピードも上がってしまい、その都度、竹光(木製の模擬刀)からジュラルミン刀(真剣に近い重さ・バランスのもの)を持たせて同じ動きを反復し、重たいものを振り回しているということへの意識をはっきりとさせて、リアルとケレンの間を行ったり来たりしていました。
私が思う第5話のハイライトは“佐藤くんvs殺し屋2人”で見せた、3人の立ち回りです。本当は3倍の量をやるつもりだったのですが「アクションというよりは殺陣をやらせたい」という井上昌典監督の希望があり、武士(もののふ)として、命の賭し合い、刀の怖さ、呆気なさ、切なさを表現できたらよいなと思い3人に託しました。編集部さん含め、現場を支えた皆さんの協力で3人が躍動できたのだと思っています。視聴者の皆さんにどのように伝わるか不安であり、楽しみでもあります。

番組情報

オトナの土ドラ『恐怖新聞』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
毎週土曜 後11時40分~深0時35分

出演:白石聖、佐藤大樹、駿河太郎、横田栄司、片山友希、坂口涼太郎、猪野学/黒木瞳

<第6話(10月3日放送)あらすじ>
ある日、突然、恐怖新聞が来なくなった事に気付く詩弦(白石聖)。安堵したのもつかの間、次の契約者は誰か気になり始める。時を同じくして、謎の呼び出しメールが詩弦の元へ来るように。さらに桃香(片山友希)と連絡が取れなくなって…。桃香を探す詩弦と勇介(佐藤大樹)だったが、そこから2人の関係がギクシャクする。そんな中、歌子(黒木瞳)が戦慄の行動に出る。

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