仲村トオル、岸谷五朗とは今後「ガッツリ御一緒したい」『沈黙のアリバイ』10・26放送

ドラマ
2020年10月25日

<仲村トオル コメント>

◆朽木という男を演じてみての感想や思いをお聞かせください。

公私を分けることをせず、刑事というスイッチが24時間、ONになったままの男だと感じました。
自らOFFのスイッチは二度と使えないように破壊して、過去の事故に纏わる十字架を背中に絶対にほどけないロープで縛って生きているような人間だと感じました。

◆岸谷さん演じる村瀬との共演はいかがでしたか?

(岸谷さんとは)「ニアミスが多いな」とずっと思っていました。Wikipediaで調べたら、10年前のWOWOW横山秀夫サスペンスだけではなく、何作品も同じタイトルの作品に出演していましたが、一緒のシーンは全くありませんでした。
歳も近く、自分が1つ下です。実は住んでいるところも近く、岸谷さんがほぼ毎日走っているという道を僕も頻繁に通っていますが、一度もお会いしたことがありません。この作品をきっかけに、この先、この作品以上にガッツリ御一緒したいです。

◆横山秀夫さんの作品は過去にもご出演履歴がありますが、本作も含めてどんな印象をお持ちですか?

ミステリーでもサスペンスでも、人間が、人生が強い筆圧で書かれている、という印象があります。

◆今回は『沈黙のアリバイ』『モノクロームの反転』と、それぞれ少し違う形で事件の真相にたどり着いていく2作品となっています。この2作品を楽しみにしている視聴者への見どころやメッセージをお願いいたします。

緊急事態宣言があけて、自分としては撮影現場に戻れた喜びもありましたが、とても厳しいスケジュールの中、様々な新しい制約とハードルを乗り越え、スタッフ、キャスト一丸となって完成させた作品です。
どんな状況であろうと自分たちの仕事を諦めず、手を抜かず、全力を尽くす、という姿勢は、ドラマの中の捜査一課の人間たちの姿ととても似ていたような気がします。
自分も、「笑わない男」朽木を彼と同じように、心の中の歯をくいしばって演じました。多くの人に視ていただきたいです。

<原作者・横山秀夫 コメント>

自作を元にした映像作品を客観的に観るのはなかなか難しいのですが、しかし、これは2作品とも相当おもしろいのではないかと。実録タッチの導入部から、刑事と犯人の人間性がじわじわと立ち上がってくる中盤、そして怒涛のラストまで、まったく目が離せませんでした。
仲村トオルさんと岸谷五朗さんの「刑事っぷり」がすこぶる魅力的なのはもちろん、部下の刑事役の方々がどなたも素晴らしかった。さらには円熟の平田満さん。もう言うことなし、です。

<番組情報>

月曜プレミア『横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ』
テレビ東京系
2020年10月26日(月)後8・00〜9・54

出演:仲村トオル、岸谷五朗、音尾琢真、忍成修吾、飯田基祐、内田朝陽、尾上寛之、白石隼也、脇知弘、石井正則、東根作寿英、水崎綾女、岩松了、平田満

月曜プレミア『横山秀夫サスペンス モノクロームの反転』
テレビ東京系
2020年11月9日(月)後8・00〜9・54

出演:岸谷五朗、仲村トオル、福士誠治、新山千春、平山祐介、飯田基祐、堀部圭亮、今野浩喜、石垣佑磨、今井悠貴、内田朝陽、尾上寛之、白石隼也、水崎綾女、岩松了、平田満

<WEB>

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/premiere8_drama/

©横山秀夫/集英社・テレビ東京

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