『麒麟がくる』最終回!長谷川博己が見どころを語る

ドラマ
2021年02月07日

 

『麒麟がくる』最終回
『麒麟がくる』最終回

大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか)で主人公・明智光秀を演じる長谷川博己から、2月7日(日)放送の最終回「本能寺の変」に向けてコメントが届いた。

長谷川は「大河ドラマで主演を演じたことは、かけがえのないとても貴重な経験となりました。最初は一年以上という先の見えない長い道のりに対しての恐れからか、悲観することもありましたが、スタッフや共演者の皆さんの支えもあり、無事に撮影を終えることができました。 明智光秀を生きたこの約18か月という期間は一生の宝物になりました」と。

そして「新型コロナウイルスの影響で撮影が一時中断したことは、光秀を演じる上で、もしかするとひとつの転換点になったのかもしれません。私はドラマは、視聴者の皆さんにどこかでその作品の『現代性』を感じていただきたいと思っています。撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味での影響を及ぼしたのではないかと思います」と語った。

最終回ではついに「本能寺の変」が描かれる。長谷川は「皆さんが期待してくださっている『本能寺の変』が描かれます。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、『本能寺の変』に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は『本能寺の変』に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

『麒麟がくる』最終回は、2月7日(日)NHK総合で後8時から9時まで15分拡大して放送される。

長谷川博己 コメント

『麒麟がくる』最終回
『麒麟がくる』最終回

大河ドラマで主演を演じたことは、かけがえのないとても貴重な経験となりました。最初は、一年以上という先の見えない長い道のりに対しての恐れからか、悲観することもありましたが、スタッフや共演者の皆さんの支えもあり、無事に撮影を終えることができました。 明智光秀を生きたこの約18か月という期間は、一生の宝物になりました。

新型コロナウィルスの影響で撮影が一時中断したことは、光秀を演じる上で、もしかするとひとつの転換点になったのかもしれません。

私はドラマは、視聴者の皆さんにどこかでその作品の『現代性』を感じていただきたいと思っています。撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味での影響を及ぼしたのではないかと思います。

明智光秀は、孔子の言う『義』の人であったと思います。それは光秀を演じる上で、最後まで一貫して崩してはならないと思っておりました。世のため、民のため、平らかな世を目指し貫き通した男だと思います。

また、今作での信長(染谷将太)は、承認欲求への激しさや両親や兄弟との確執など、どこか人間臭さがあります。人間の持つ負の要素に共感しやすいと思えました。そういう意味でも、どこか現代人に通じるものがありましたし、視聴者の皆さんが投影しやすいところがあったのではないかと思います。

今回、『麒麟がくる』に出演されているほとんどの役者さんたちとご一緒することができました。どれも貴重な体験で、実に多種多様な組み立て方、演じ方があるなと、多くのものを吸収させていただきました。いわば明智光秀は、さまざまなキャラクターから刺激を受けて作られていった集合体だったと言っても過言ではありません。

最終回では皆さんが期待してくださっている「本能寺の変」が描かれます。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、「本能寺の変」に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は「本能寺の変」に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただけたらうれしいです。

あらすじ

『麒麟がくる』最終回
『麒麟がくる』最終回

宿敵・武田家を打ち滅ぼした戦勝祝いの席で、光秀(長谷川)は信長(染谷将太)から理不尽な叱責を受け、饗応役の任を解かれる。追い打ちをかけるように信長は、光秀と縁深い四国の長宗我部征伐に相談もなしに乗り出すと告げる。

「殿は戦の度に変わってしまった」と、その行き過ぎた態度をいさめる光秀に、「己を変えたのは戦ではなく光秀自身だ」と信長は冷たく言い放つ。そしてついに、ある究極の命令を光秀に突き付けたのだった…。

番組情報

大河ドラマ『麒麟がくる』最終回
BSプレミアム 2月7日(日)後5・45~6・45
NHK総合 2月7日(日)後8・00~9・00

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