清原果耶「それぞれの新たな一歩をぜひ見届けて」ついに『おかえりモネ』最終週へ…

ドラマ
2021年10月25日

現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)。10月29日(金)に迎える最終回を前に、ヒロイン・永浦百音役を演じる清原果耶のインタビューが到着した。

連続テレビ小説第104作となる『おかえりモネ』は、「海の町」宮城県・気仙沼に生まれ育ち、「森の町」同・登米で青春を送ったヒロイン・永浦百音(清原果耶)が、“気象予報”という天気にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。

10月18日(月)から放送の第23週「大人たちの決着」では、船の購入を考える亮(永瀬廉)のための新次(浅野忠信)の決断や、耕治(内野聖陽)をはじめとする永浦家の新たな一歩が描かれ、SNS上でも「涙が止まらない」「これからどうなるの?」など、大きな話題を呼んだ。

そして、ついに本日から突入した最終週「あなたが思う未来へ」では、気仙沼にやってきた菅波(坂口健太郎)がついに永浦家を訪れる。未知(蒔田彩珠)も亮と気持ちを確かめ合い、前に進もうとするが、東京の大学へ行くかどうか、なかなか心を決められない。百音や菅波、永浦家、亮ら幼なじみたちの未来は一体どのように描かれていくのだろうか。

最終回に向けて、目の離せない展開が繰り広げられていくが、清原は「モネはどこまでも素直で、ひたむきで頑張り屋さんです。彼女にはまったくといっていいほど嘘がなくて、その分大変なことはたくさんあるけど、演じながら、モネと一緒に乗り越えたいと思っていました」と百音の印象を振り返る。

続けて「モネは本当に強く、、、というよりは“しぶとく”なりましたよね。気仙沼の家族にも通じることですが、これからもモネたちにはしぶとく生きてほしいですし、きっとそうなるのだと」と百音への願いを。

「もし今後、舞台地となった宮城を訪れるとしたら?」という質問には、気仙沼では「漁師さんが行くような食堂」、登米では「ふらっと立ち寄った神社」に行きたいといい、「宮城を訪れる度、いろんな方から応援の声をいただけて本当に幸せでした」と改めて感謝の思いを述べた。

最終週の見どころについては「半年間、キャストやスタッフ、そしてみてくださっているみなさんで丁寧に紡いできた作品なので、ぜひ最後まで見ていただきたいです。久しぶりのあの人との再会や、未知との大切なシーン、幼なじみが集合するなど…本当に盛りだくさんです」とアピール。

最後は「私は、この作品は出演したみんながヒロインだと思っています。だからこそ、それぞれの新たな一歩をぜひ見届けて欲しいです」と視聴者へのメッセージを寄せている。清原のコメント全文は、次ページに掲載。

永浦百音役・清原果耶 コメント

◆『おかえりモネ』は、清原さんにとってどんな作品でしたか。

まずは、半年間放送を見てくださったみなさま、本当にありがとうございました!
モネはどこまでも素直で、ひたむきで頑張り屋さんです。彼女にはまったくといっていいほど嘘がなくて、その分大変なことはたくさんあるけど、演じながら、モネと一緒に乗り越えたいと思っていました。
「誰かに何かを届ける」ために、人一倍一生懸命な彼女だからこそ、応援したくなったし、どんなときも役と向き合いたいって思えました。こんなに、誰かのために頑張ろうって思えることってすごいことです。日常を生きていると、どうしても自分のために動くことが当たり前に思ってしまうけど、真摯に、人のために行動できるモネは本当に素敵です。そんな人物に出会えて幸せですし、演じることにとてもやりがいがありました。

◆2014年からスタートした物語。モネは20代半ばになりましたが、モネの成長は感じますか?

1人の人として、モネは本当に成長したんだなと思います。はじめは自分の過去にとらわれてきた女の子でしたが、彼女がいる場所が気仙沼から登米、東京へとフィールドが変わっていく中で、彼女自身の視野が広がっていきました。なので気仙沼に帰ってきたときのモネは、2014年の頃の彼女より格段に成長しています。
それに、モネは本当に強く、、、というよりは“しぶとく”なりましたよね。気仙沼の家族にも通じることですが、これからもモネたちにはしぶとく生きてほしいですし、きっとそうなるのだと思います。

◆朝ドラヒロインとして、大変だったこと、楽しかったことはどんなことでしょうか。

やっぱり、せりふを覚えるのは本当に大変でした。1日何十ページも台詞があるときは、「おお〜…!」と最初は尻込みしましたが、「鍛錬だ!」と思って覚えていました。せりふを覚えるのは得意なほうではないのですが、<覚える→演じる>というルーティンを自分のなかに作って頑張っていました!
それでも毎週スタジオにいくと、キャストやスタッフの皆さんと会えるのがとても楽しみで。撮影期間中は本当の家族よりも会っているから、みなさんが家族みたいになるし、撮影にいくのが心から楽しかったです。

◆舞台地の宮城県へは、もし今後訪れるとしたら何をしたいですか?

舞台地である宮城県のみなさん、宮城県全体でドラマを応援してくださっていて、本当にありがとうございました。宮城を訪れる度、いろんな方から応援の声をいただけて本当に幸せでした。やはり登米も気仙沼もロケがとっても楽しかったので、また行きたいですね。
気仙沼は、ロケ場所の近くに漁師さんたちがいくような食堂があるんです。いろんな国の方々が港には来られるから、そこにもいろんな国の料理があって。ただ、漁師さんたちが行くような時間でないと開いていないので、次回はぜひその時間を狙ってトライしたいです!
登米は、やっぱり町並みが素敵でした。最初のロケ中にひとりで街をお散歩したんですが、そのときふら〜っと神社に立ち寄ったんです。ドラマの成功を願掛けしたので、そこにお礼参りにいきたいです。

◆最終週に向けて

半年間、キャストやスタッフ、そしてみてくださっているみなさんで丁寧に紡いできた作品なので、ぜひ最後まで見ていただきたいです。久しぶりのあの人との再会や、未知との大切なシーン、幼なじみが集合するなど…本当に盛りだくさんです。私は、この作品は出演したみんながヒロインだと思っています。だからこそ、それぞれの新たな一歩をぜひ見届けて欲しいです。

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK