岸井ゆきの・高橋一生『恋せぬふたり』でW主演「『あたりまえ』を見つめ直してみたい」

ドラマ
2021年10月25日

1月10日(月)スタートのよるドラ『恋せぬふたり』(NHK総合)で、岸井ゆきのと高橋一生がW主演を務めることが決定。両者からのコメントが到着した。

人を好きになったことがない、なぜキスをするのか分からない。恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会いから始まる本作のストーリー。

今回、本作で岸井ゆきのと高橋一生がW主演を務めることが決定。岸井演じる咲子は、“恋愛”を前提としたコミュニケーションになじめず日々暮らしていた。そんな彼女がある日、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見に、スーパーへ訪れる。

そこで店員の高橋(高橋一生)から「恋しない人間もいる」と言われ、ハッとする咲子。結婚を急かす母親のいる居づらい実家を出て親友とのルームシェアを計画するが、その親友が元カレとヨリを戻したことでドタキャンに。心が折れそうになっていたところ、ネットで「アロマンティック・アセクシュアル」という言葉と出会い…。

なお、“アロマンティック”とは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。“アセクシュアル”とは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、“アロマンティック・アセクシュアル”と呼ぶ。

恋人でも夫婦でも家族でもない、他者に恋愛感情を抱かないアロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活は、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく。恋もセックスもしない2人の関係の行方は、どうなるのか。この社会に生きる全ての人がきっと笑顔になれる、“ラブではないコメディ”だ。

本作について、岸井は「人は、誰にもわかりっこないと思っている人もみんな、本当は自分のことをわかって欲しいと思います。性格が違う、価値観が違う、それでも同じ社会で生きてます。その中でこんな生き方もあるのだと感じていただければ幸いです」とメッセージを。

いっぽう、高橋は「誰かにとってのあたりまえが、別の誰かにとっては当てはまらず、理解しにくいことなのかもしれません。今回参加させていただく作品を機に改めて自分の『あたりまえ』を見つめ直してみたいと思います」と述べている。両者のコメント全文は、以下に掲載。

岸井ゆきの コメント

私が演じる咲子は、恋愛のことが分からなくて、それを分かっているのが当然のまわりの人たちとの関係になじめず、とまどいながら生きています。でも人は好きだしひとりは寂しい、恋愛抜きで家族を作ろうとがんばります。
人は、誰にもわかりっこないと思っている人もみんな、本当は自分のことをわかって欲しいと思います。性格が違う、価値観が違う、それでも同じ社会で生きてます。その中でこんな生き方もあるのだと感じていただければ幸いです。

高橋一生 コメント

生活や仕事。日常にいつからか『あたりまえ』にあったものや考えが、誰かにとっては『あたりまえ』ではなかったとしたら。何かと世の中進むのが早くて、あたりまえではないものを『そういうこともある』として、じっくり理解を深めていくことが難しくなってきました。
誰かにとってのあたりまえが、別の誰かにとっては当てはまらず、理解しにくいことなのかもしれません。今回参加させていただく作品を機に改めて自分の『あたりまえ』を見つめ直してみたいと思います。

番組情報

よるドラ『恋せぬふたり』(全8回)
NHK総合
2022年1月10日(月)放送スタート
毎週(月)後10・45〜

©NHK