工藤阿須加と志田未来が夫婦役で時代劇に挑戦『池波正太郎原作 武士とその妻』22年3月放送【コメントあり

ドラマ
2021年12月17日
時代劇での主演は初となる工藤阿須加と、工藤の相手役として本格的な時代劇に挑む志田未来 ©池田花梨
工藤阿須加、志田未来©池田花梨

工藤阿須加が主演を務め、相手役に志田未来が出演する時代劇『池波正太郎原作 武士とその妻』(BS-TBS)が2022年3月に放送されることが決定した。

昨年12月、同じく池波正太郎の短編小説「上意討ち」を実写化。永山絢斗・尾上松也W主演で放送されたこの作品では、数奇な運命に翻弄された2人の武士が葛藤しながらも東奔西走する姿が描かれた。

今回の作品は、昨年に引き続き池波正太郎の短編小説「へそ五郎騒動」を原作とした、武士の誇りと夫婦の絆を描いた人情時代劇。主演は、工藤阿須加、その相手役に志田未来が決定した。

工藤は、武家の次男として生まれたことで“へそ物”扱いされている平野小五郎、志田は、藩内でも美しいと噂されている武家の一人娘・恵津を演じる。恵津の父に見初められたことから夫婦となった小五郎と恵津。つつましくも幸せな日々を送っていたが、ある事件が引き金となり、2人の運命は思わぬ方向へと動きだしていく。

工藤阿須加 コメント

◆台本を読んでの感想、意気込み

台本を読ませていただき、小五郎の芯の強さ、武士としての心得、最後まで信じ貫き通した思いに心が震え感動しました。

◆時代劇を演じる上で楽しみにしていること

小五郎の生きた時代の匂いを体現できるよう、見てくださる皆様にこういう時代だからこそ感じてもらえる何かを見つけていただけたらうれしいです。

◆夫婦役を演じるお相手(志田)の印象

志田さんが出演されている作品は、自分が役者を始める前から拝見させていただいていて、人の心の本質を捉えてお芝居される方だと思います。登場人物それぞれの感情が動く瞬間に目が離せなくなる物語なので、今回ご一緒させていただける事が幸せです。

志田未来 コメント

◆台本を読んでの感想、意気込み

いつの時代も女性は強くたくましく愛にあふれていると感じ、その象徴ともいえる恵津を演じさせていただけることがとてもうれしいです。しっかりと台本を読み込み勉強して、現場で感じる想いをお芝居にのせられたらと思っています。歴史的な部分はもちろんですが、人を想う気持ちなどが丁寧に描かれているので、時代劇にあまり触れてこなかった世代の方々にも楽しんでいただける作品だと思います。

◆時代劇を演じる上で楽しみにしていること

今回、初めて本格的な時代劇に挑戦させていただきます。プレッシャーや緊張もありますが、以前、京都で撮影をしたときに京都の皆様が温かく接してくださり、包み込んでくださる空気を作ってくださったので、またその京都で初めての時代劇に挑戦できることが楽しみです。

◆夫婦役を演じるお相手(工藤)の印象

工藤さんの出演作品を拝見させていただいた時に目で感情を伝えられるすてきな俳優さんだなと感じました。真っすぐな小五郎さんと通ずるものがあられるのだろうなと、今回、ご一緒にお芝居をさせていただく事をとても楽しみにしています。

BS-TBS 王堂健一プロデューサー コメント

初めて工藤阿須加さんに京都の撮影所でお会いした時、その澄んだ瞳の奥に、主人公・小五郎の静かに燃える闘志を見た思いがしました。恵津役の志田未来さんとどんな夫婦を演じるのか、クランクインが本当に楽しみです。
「差別」「パワハラ」「格差社会」「権力の横暴」…江戸中期、信濃国松代藩を舞台にしたこの物語には、現代と共通する理不尽な社会が描かれています。厳然たる身分差、上の命令には絶対服従の世の中で、主人公・小五郎の「怒り」が爆発します。時代劇だからこそ表現できる、命をかけた激しい闘いと夫婦のせつない愛。それは、時代を超えて迷える現代の人々に問いかけることでしょう…「自分の命をどう使うのか」。逆境の中、彼らが自ら選んだ生き様に注目です。武士として、そしてその妻として…。

番組情報

『池波正太郎原作 武士とその妻』
BS-TBS
2022年3月放送