遠藤憲一が『ザ・トラベルナース』のナレーションを担当!主演・岡田将生は「戦友みたいな感じ」

ドラマ
2022年10月01日
『ザ・トラベルナース』左から)遠藤憲一、岡田将生©テレビ朝日

岡田将生主演、中井貴一が共演するドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系 毎週木曜 午後9時〜9時54分)が、10月20日(木)スタート。放送に先駆け、遠藤憲一が本作のナレーションを務めることが発表され、コメントが到着した。

主人公は、手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田将生)。そして、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き嘘つき(!?)スーパーナース・九鬼静(中井貴一)。

本作は、そんな熱き哲学を持った2人の「優秀&変人トラベルナース」が、患者ファーストで医療現場を改革していく痛快医療ドラマだ。

このたび、遠藤憲一が本作のナレーションを務めることが発表に。これまで幅広いジャンルでナレーションを務め、数多くの作品をヒットに導いてきた遠藤。その重厚感と温かみに満ちた唯一無二の語りで、『ザ・トラベルナース』を支えていく。

俳優としてブレイクする前から、その声質と語り口が高く評価され、ナレーションの仕事が絶えることのなかった遠藤。しかし、意外にも「一時期ナレーションの仕事が多かったんだけど、実は得意じゃないんですよ(苦笑)。文章も間違えずに読まなきゃいけないし、難しいんだよね…」と明かす。

そんな遠藤がナレーション収録の日に携えてきたのは、該当ページの紙がくたびれた本作の台本。何を隠そう、この日のために「何回も読む練習をしてきました!」という。その真摯な心意気は、収録時に見事昇華されることに。作品にさらなる厚みをもたらすナレーションを繰り出し、現場にいたスタッフの心を鷲掴みにした。

一方で、心温まるハプニングも。実はナレーション収録が行われたのは、ドラマ本編を撮影しているスタジオの副調整室。同日はドラマも撮影されており、遠藤が「昔からの戦友みたいな感じ」という主演の岡田をはじめ、顔なじみのキャストが勢ぞろいしていた。そんな中、現場に現れた遠藤は、キャスト陣から熱烈な歓迎を受けることに。再会を楽しむあまり、最終的に予定の収録時間をオーバーする一幕も。

キャスト陣との温かい絆にも背中を押された遠藤は、充実感あふれる表情で収録を終了。2013年から長きにわたって愛すべきヘタレ外科医(!?)・海老名敬を演じてきた『ドクターX~外科医・大門未知子~』でもおなじみ、中園ミホ脚本の醍醐味もたっぷり堪能したようで…。

「中園さんは相変わらずキャラクターを作るのがお上手ですし、『ザ・トラベルナース』も皆さんに喜ばれる作品になるんじゃないかな。『待ってました!』というようなドラマが来るので、ぜひ楽しんでください!」と、力強くアピールした。遠藤から寄せられたコメント全文は、下記に掲載。

遠藤憲一 コメント

『ザ・トラベルナース』遠藤憲一©テレビ朝日

2013年から出演した『ドクターX~外科医・大門未知子~』にたどり着くまで、内山聖子プロデューサーの作品にはナレーションで参加することが多かったので、今回オファーを受けたときは「久々だな!」という感じでした。僕は一時期ナレーションの仕事が多かったんだけど、実は得意じゃないんですよ(苦笑)。文章も間違えずに読まなきゃいけないし、難しいんだよね…。だから今回は、何回も読む練習をしてきました!
主演の岡田将生君とは過去に何度も共演しているし、『不便な便利屋』(2015、2016年)ではずっと北海道ロケを共にしたので、昔からの戦友みたいな感じ。今回もナレーション録りで現場に行ったら、元気そうでうれしかったです。岡田君にはいつも激励してもらっています(笑)。
いっぽう、実は中井貴一さんとは、お芝居で絡んだことがないんですよ。中井さん主演の作品に2回ほど、瞬間だけ出てくるような役で参加したことはあって、同い年なので現場で話したりはしたんですけどね。なので、いつかちゃんと芝居でも絡めたらいいな、と思います。
脚本の中園ミホさんは相変わらずキャラクターを作るのがお上手ですし、『ザ・トラベルナース』も皆さんに喜ばれる作品になるんじゃないかな。「待ってました!」というようなドラマが来るので、ぜひ楽しんでください!

第1話あらすじ

トラベルナースの那須田歩(岡田将生)は、アメリカ国内を転々としながら医療活動に従事。手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を存分に生かし、数々の命を救っていた。そんな折、歩は“ある人物”からの要請で日本へ帰国し、民間病院「天乃総合メディカルセンター」で働くことになる。実は、同院では看護師が次々と辞め、慢性的な人手不足が深刻な問題に…。看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)も日々の激務に加え、院長・天乃隆之介(松平健)や、ナースを下に見ている医師たちへの謝罪に追われ、疲弊していた。
そんな同院へやって来た歩は、初日から院内のヒエラルキーなどお構いなし。天乃院長の前でもやけに態度が大きく、外科部長・神崎弘行(柳葉敏郎)らを憮然とさせる。しかも、同じ日から働くことになっていた“院長お墨付きのベテラン看護師”も、なぜか一向に姿を見せず…!?
その矢先、経営第一主義者でVIP患者を優先する天乃院長は、急きょ転院してくることになった議員・一ノ瀬勲の意向を汲み、「ゴッドハンド」と呼ばれるスター外科医の神崎を執刀医に任命。神崎にしかできない一般患者・一村香澄(春木みさよ)の難手術を延期し、一ノ瀬のオペを滑り込ませる。実は、香澄のオペが延期されるのは、これで数回目。外科医の郡司真都(菜々緒)は香澄のオペを急ぐべきだと意見するが、神崎は耳を貸さず…。
こうして一ノ瀬のオペは、神崎によって行われることに。歩もオペ看として出術室へ向かう。ところが…神崎がメスを手に取った直後、一ノ瀬の“ある異変”を察知した歩は、オペを中止すべきだと主張。気分を害した神崎は、歩を手術室から追い出してしまう!
為す術もなく、手術室の前に立ち尽くす歩。そんな彼の前に、白衣を着た男が現れる。その男こそは…例の院長お墨付きのベテラン看護師・九鬼静(中井貴一)! しかも、静はいきなり「私の診立てではこの手術、中止になる可能性があります」と、歩に告げ…!?

番組情報

『ザ・トラベルナース』
2022年10月20日(木)放送スタート
毎週木曜 午後9時~9時54分 ※初回は10分拡大スペシャル

公式Twitter:@the_travelnurse
公式Instagram:https://www.instagram.com/thetravelnurse_ex/

©テレビ朝日