『silent』鈴鹿央士&藤間爽子の撮影裏話に“ガチ勢”若槻千夏も興奮「湊斗は鈴鹿君じゃないとできなかった」

ドラマ
2022年11月28日
『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント 新美有加アナウンサー、若槻千夏、鈴鹿央士、藤間爽子、若槻千夏、村瀬健プロデューサー

木曜劇場『silent』(フジテレビ系 毎週木曜 午後10時〜10時54分)の第1話上映会&トークイベントが11月27日(日)に実施され、鈴鹿央士、藤間爽子、若槻千夏、村瀬健プロデューサーが登壇。司会を新美有加アナウンサーが務めた。

オリジナル作品となる本作は、主人公の青羽紬(川口春奈)が、かつて本気で愛した恋人である佐倉想(目黒蓮)と、音のない世界で“出会い直す”という切なくも温かいラブストーリー。脚本は“当て書き”で作り上げられ、主題歌は、この作品のためにOfficial髭男dismが書き下ろしで楽曲を提供している。

イベントでは、客席から“紬ブルー”の服を着た若槻が登場。「すみません、ファンです~」と言いながらステージに上がった若槻は、「ブルーニットでドラマの撮影地に聖地巡礼に行きましたが、自分で行きたいと思って行った聖地巡礼は生まれて初めてなんですよ。今日は楽しみです」とドラマのファンぶりを披露した。

まず、会場では第5話の真子(藤間)が湊斗(鈴鹿)に“恋愛中のかわいい紬についてのプレゼン”をするシーンが特別ノーカット版で上映された。このシーンについて、若槻は涙ながらに「このドラマの素晴らしいところって、一人ひとりの人間性がすごく伝わってくるところだと思います。『silent』のためにFODプレミアムにも入っちゃいました(笑)。毎回、何回も見ています」と熱弁。

『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント 若槻千夏

その後、客席後方から鈴鹿、藤間、村瀬プロデューサーが登場。“主成分優しさ”と言われる湊斗を演じる鈴鹿は、「普段ドラマを見てくださる方とこうやって対面する機会ってあまりないので…」と少し緊張した様子。一方、新美アナに「真子の存在は偉大です!」と振られた藤間は、「第5話のプレゼンのシーンは、ずっと紬のそばにいたからこそできたシーンだと思っています」と紬と真子の関係性について触れた。

トークイベントでは、視聴者からの質問が用意されており、「撮影現場の雰囲気はいかがですか?」という最初の質問に、鈴鹿は「今回は若いスタッフさんたちが多くて、クリエイティブな現場。自由に意見を出し合ったりして、現場で何かが生まれたりもしています。僕も現場に行くのが楽しいですし、撮影している時間が研ぎ澄まされていく感じもあります。いい現場だなと本当に思います」とコメント。

イベント直前も撮影をしていたという話になり、新美アナが今日は何話を撮影していたのか尋ねると、村瀬Pは「びっくりしますよ。第9話(12月8日(木)放送)です」と告白。「ぎりぎりまでやっていたいんですよね。アイデアも急に思いついたりするので、見てくださる皆さんのリアルタイム感を感じながら作っています」と。

また、現場の雰囲気について藤間は、「私は紬とのシーンが多いので、ご一緒していない方もいらっしゃいますが、年齢も近い方が多いので和気あいあいと撮影しています。(川口)春奈とはよくたわいのない話をしていますが、最近はボディタッチで『今日はよろしく』とコミュニケーションを取ったりしています(笑)」と現場の和やかさを明かした。

『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント 藤間爽子

ドラマではカットされたシーンも多々あるということで、村瀬Pは「1時間半くらいのものを1時間に収めるためにいろいろカットしないといけなくて。本当は良いシーンがもっとたくさんあるんですよ。12月24日(土)にこのドラマのシナリオブックが発売になりますが、そちらには完全版のシナリオも書いてありますので、見比べて、“村瀬あそこ切ったんだ、あいつ馬鹿だな”と思っていただけると(笑)」とドラマのさらなる楽しみ方を提案した。

第5話のプレゼンシーンについて、新美アナが鈴鹿に「このプレゼンを受ける側として、納得はいったんですか?」と質問。鈴鹿は、「100%納得とまではいってないですけど、紬に近しい人から『紬はこうだったよ』と言われて、言葉として納得したところもあって。第4話で想と自動販売機の前で、自分の思っていること、つらかったことを話すシーンもありましたが、『紬はこう思っていた』ということを明かされて、『そうだったんだ』とびっくりするところが大きかったですね」と湊斗の気持ちを代弁した。

さらに、新美アナに「ぽわぽわと言われるよりやっぱりキラキラと言われたいですか?」と聞かれた鈴鹿は「僕、ぽわぽわと言われたいかもしれないです。落ち着いて生活したいです」と。それを受けた新美アナは客席に「皆さん伝わってますよね? 主成分優しさ。湊斗君と鈴鹿さんに境界線がない感じ」と呼びかけ、若槻も「鈴鹿君じゃないとできなかったと思わせる湊斗ですよね」、村瀬Pも「鈴鹿央士がいなかったら湊斗どうなってたんだと」と鈴鹿のハマりっぷりを絶賛。

村瀬Pは「最初オファーをしたとき、鈴鹿君は『六本木クラス』というドラマをやっていて、両立できないんじゃないかってなって。1回諦めたんですよ。でも脚本を作っていく上で、『やっぱり諦められない』ってなって。もう1回オファーをして、『脚本も読んでください!』とお願いしました。そしたら事務所の方々が読んでくださって、『なんていいんだ。これはなんとかしよう』となって、鈴鹿央士の湊斗が生まれたという」と裏話も飛び出した。

『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント 鈴鹿央士

続いて、「この後、真子ちゃんは、高校からの同級生・湊斗と恋愛に発展する可能性はありますか?」という質問が。「真子ちゃん的にどうか?」と聞かれた藤間は「親友の元カレってどうなのかな…っていう…」と苦笑い。若槻は「でも、みんな幸せになってほしいから、それもいいよね」とファン目線でコメント。それを聞いた村瀬Pは「ここにそういう期待ってあります?」と質問し、若槻は「キャラクター一人ひとり全員の人間性が大好きなので、全員幸せになってほしいなという意味では、くっついても応援したいと思います」と回答した。

次に、第5話の紬がハンバーグを作りながら湊斗と電話をするシーンの話に。ドラマで電話のシーンを撮影するときは、片方の声だけを先に撮って、その後もう片方で音声を流して撮影することが多く、実際に電話をすることはあまりない。しかし、このシーンでは、スタジオに紬の部屋と湊斗の部屋を用意し、2つずつカメラを設置して実際に電話をして撮影したという。

鈴鹿はそのシーンについて「ありがたかったです。実際に電話をしながら撮影をするのは、より密度が高いというか、すごくやりやすかったです」と。若槻も「すごくリアルで印象的でした」と絶賛し、村瀬Pも「実際に電話をしていて同時に撮っているのに、ずっと紬しか映らなかったじゃないですか。ずっと湊斗は見せずに、あるタイミングでポンっと急に湊斗を映す。その演出は風間太樹監督の素晴らしさですね」と演出の魅力を語った。

そんな中、新美アナが「アナウンス室ドラマ部というのもありまして。そこで、別れた後に電話してくるのはどうなんだ! という話になって(笑)。別れたんだから電話してくるなよ! という声もあるのですが、湊斗としてはどのような気持ちでしたか?」と質問。鈴鹿は「先程の真子さんとのファミレスのシーンで『紬はこう思ってたよ』と言われたこともあって、自分の中で前に進むタイミングを探していて。別れたから切り離すということでもなく、元に戻れたらいいなというふうにも言っているので、自分の中で整理をつけるために電話したのもありました」と湊斗の気持ちを明かした。

また、視聴者の考察も盛り上がっている本作。「本当は深い意味もない普通のことでも、一つひとつ全てが気になってみんな考察してるんです。あんまり恋愛ドラマでここまで考察されることもないですよね」と話す若槻に対し、村瀬Pは「考察されること自体はいいんですけど、僕らが考えていないことも結構多くて」と意図していない考察も見られ、「こういう考え方もあるんだ、と見させてもらっています」と告白。さらに、「湊斗と真子に関して言うと、この後ユニットを結成します」と明かし、「それ言っていいの!?」とキャストがざわつく中、「むしろ、皆さん注目してください。2人と、あともう一人。ユニットを結成する展開もあります」と今後の見どころを明かした。

『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント 村瀬健プロデューサー

次に、「ずばり今後の展開はどうなりますか?」という質問が。村瀬Pは「これだけ多くの方に愛されている作品なので、最終回は、皆さんが『こうなったらいいな』と思えるラストにしないとなと思いながら作っています」とコメント。

若槻は「本当に終わってほしくないんですよ。毎週木曜日が楽しみなんですよね。今って配信もあったりしていつでもドラマを見ることができますが、私は本当に木曜日が楽しみで。時代が変化している中で、曜日でワクワクするドラマってなかなかなかったので、終わると寂しいです」と既にロスになりかけていることを明かした。

続いての質問は、「鈴鹿さんと藤間さんはどのような高校生でしたか? また、想たちのように下校の思い出はありますか?」。「部活して、勉強して、自転車こいで…」という鈴鹿に、若槻は「部活何してたの?」と質問。これに鈴鹿は「バドミントンです。兄と同じ高校に行っていたので、ちょっかいを出しに行ったり」と高校時代を振り返った。

藤間は、「普通の高校生でした。帰宅部で、学校が終わったら、帰る。春奈と同じ高校だったので、春奈と今みたいにふざけあってたり…。すごく思い出に残っているのが、春奈にノートを貸したときに、仕事でなかなかノートを返してくれなくて、『そろそろ返してよ』と言ったら、お詫びにおにぎりを握って、シールを貼って『ごめん!』って。そんなことあったの覚えてる? と本人に聞いたら『全く覚えてない』と言っていました(笑)。『silent』みたいなキラキラした高校時代は送っていません(笑)」と“リアル同級生”だった川口とのエピソードを披露した。

藤間と川口が実際に同級生ということについて、村瀬Pは「藤間さんは、『マイファミリー』を見てすごく印象に残っていて。紬のお友達を考えていたときに ポンっと藤間さんだ! と出てきたんですよ。その後、あるタイミングで事務所さんに『実は川口春奈さんとリアル同級生で仲良くて』と言われました。2人は本当に仲が良くて、いいリアリティがあります」とコメント。

『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント

また、「川口春奈さん、目黒蓮さんと何をして過ごすことが多いですか? 共通の趣味や話題など、盛り上がったことはありますか? 意外な一面は何かありますか?」という共演者に関する質問も。

鈴鹿は「あの2人はずっと優しいですね。目黒さんはクランクインしてしばらく会えなかったんですよ。なので、やっと会えたときは本当にうれしかったですね。焼き肉屋さんのシーンで、アプリを使って話すシーンがあるんですけど、目黒さんがスマホに文字を打って見せてきて、『あだ名考えた』って。何ですか? って聞いたら、『赤ちゃん。ベイビー』って(笑)。僕が目黒さんに『あだ名何ですか?』って聞くと、『めめって呼ばれます』って言ってたので、『いつか呼びます』って」と目黒との現場での様子を明かした。これに、若槻は「それずっと文字で打ってやってるの? かわいい。かわいいね~」とメロメロに。

一方藤間は、紬の弟・光役の板垣李光人とのエピソードを披露。「ドラマの中でもおしゃれですが、普段から本当におしゃれなんです。前、タイヤみたいな靴を履いてきて。びっくりして、『これタイヤ!?』って聞いたら『そうなんです~』って(笑)。次の現場でお会いしたときは、クロックスに角が生えてたんですよね。すごくおしゃれな靴で、それを鈴鹿君と一緒に『履かせて~』とか言いながら(笑)」と板垣のおしゃれさをアピールした。

そして、「ドラマの影響を受けて、例年の5割増しくらいでコンポタを飲んでいるのですが、鈴鹿さんと藤間さん、“コーヒーとココアどっちがいい?”ですか?」というドラマのせりふと絡めた質問が。これに藤間は「私はお子ちゃまなのでココアが好きです」と答え、その後、鈴鹿が「コンポタ」と言うと会場から拍手が。「現場で飲み物を用意してくださるとき、だいたいお茶や水が多いのですが、最近コンポタも置いてあって。『ありがとうございます』とコンポタを飲んでます」とドラマの影響を明かした。

『silent』第1話上映会&トークイベント
『silent』第1話上映会&トークイベント 鈴鹿央士、藤間爽子

最後に、鈴鹿は「まだまだ撮影も残ってるので、最後まで頑張ります。最終回まで見届けてほしいなと思いましたし、本当に丁寧に描いているので、ぎりぎりとは言われますけど、それは丁寧に撮っているからこそであって。120%で届けられるように頑張りますので、皆さんも最終回まで見守ってくださるとうれしいです」、藤間は「『silent』トークが皆さんとできてすごく楽しかったです。本当にいいドラマだなと毎週見ていて思います。そんな作品に真子として出演できることを本当にうれしく思っています。ここから最終話まで駆け抜けてまいりますが、皆さんの心に届くように丁寧に作っていけたらなと思います」とそれぞれドラマへの思いを語り、イベントを締めくくった。

番組情報

木曜劇場『silent』
フジテレビ系
毎週木曜 午後10時~10時54分

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/silent/
公式Twitter:@silent_fujitv
公式Instagram:silent_fujitv
公式TikTok:@silent_fujitv

最新放送回 無料配信中
TVer:https://tver.jp/lp/series/sr1dvhg7rz
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