滝藤賢一主演『オリガミの魔女と博士の四角い時間』最終章が放送 安田章大、上野樹里が出演【コメントあり】

ドラマ
2023年02月17日
『オリガミの魔女と博士の四角い時間』©NHK

2月25日(土)、3月4日(土)に放送される『オリガミの魔女と博士の四角い時間』(Eテレ)の新作に、安田章大(関ジャニ∞)と上野樹里の出演が決定。主演の滝藤賢一、声の出演をしている尾上菊之助と共に、安田と上野のコメントも到着した。

オリガミの天才博士と彼を取り巻く風変わりなキャラたちがオリガミの奥深い魅力を伝えるファンタジードラマ『オリガミの魔女と博士の四角い時間』。

2017年の初回放送以来、毎年数本ずつ不定期放送され、博士役・滝藤賢一のオリガミへの情熱とコミカルな演技、尾上菊之助が声を担当するいたずら好きな魔女、意表を突く訪問者たち、独創的なオリガミなどが子どもからお年寄りまで多くの視聴者の心をつかんできた。

『オリガミの魔女と博士の四角い時間』©NHK

そんな本作の新作2作が、2022年1月の放送以来およそ1年ぶりに放送。2月25日(土)放送の「星空から カウボーイ★」には、安田章大が登場。星空からやってきた「うしかい座」の男に扮し、カウボーイ姿でギターを奏でるシーンも。

また、3月4日(土)放送の「羽ばたけ!つる」には、上野樹里が2度目の登場。オリガミが折れなくなったと落ち込む博士に力を与えていく。

足かけ7年にわたり放送され、根強いファンを獲得してきたこの番組も今回が最終章。滝藤は、「誰がここまで続くと思っていたでしょうか。多くの方に愛された作品だと思うと胸がいっぱいです。そして、なにより素晴らしいゲストの方々に支えられた作品です」とコメントを。

最終章で博士を励ます役柄となった上野は「台本を読ませていただいた時に、桜子が返り咲いて自分らしく人生を貫いている姿に、まさに桜のような生命力を感じました。寒い冬を越せば再び春が来る、そんな思いを込めて博士と共演させていただきました」と収録を振り返った。

いっぽう、久しぶりのドラマ出演となった安田は「生きてるのは僕たちだけじゃない、今もどこかで異星人や生きものたちがいろいろな物語(ストーリー)を紡いでいる。僕はそう感じて生きているので、台本を一読して即大好きと思った内容でした」と語った。
滝藤、尾上、安田、上野のコメント全文は以下を参照。

滝藤賢一 コメント
『オリガミの魔女と博士の四角い時間』滝藤賢一 ©NHK

オリガミ博士、足かけ7年…小学1年生だったノボル役の小山春朋君が今や中学生だなんて…感無量です(涙)。誰がここまで続くと思っていたでしょうか。
多くの方に愛された作品だと思うと胸がいっぱいです。
そして、なにより素晴らしいゲストの方々に支えられた作品です。今回も上野樹里さんと安田章大君がオリガミ博士を未知の世界に連れて行ってくれます。
やはりオリガミは無限の可能性を持っている。あらためてそう感じました。
15分間のファンタジー。皆さまのすてきな時間になることを願っております。

尾上菊之助 コメント
『オリガミの魔女と博士の四角い時間』尾上菊之助

番組開始当初はどういうふうにオリガミに声を吹き込むのか、魔女らしさをどのように出せばいいのか迷いましたが、歌舞伎でいうと娘役というよりも、酸いも甘いも知っているような女形の声を出すようにしてきました。7年を経て今は、すんなりとオリガミの世界に入り込んでいけるようになりました。
博士とゲストの方と魔女の三角関係を脚本の近衛(はな)先生が面白く書いてくださったので、いつも収録は楽しみでした。昨年は白い象の神様の役でも出演させていただき撮影現場の大変さを身に染みて感じましたので、魔女の声だけでの出演は、皆さまに申し訳ない気持ちもありました。
息子の丑之助とは象のオリガミに挑戦しましたが、ちょっと難しかったですね(笑)。日本の伝統のオリガミの世界を7年間も視聴者の皆さまに楽しんでいただき、ありがたいです。

安田章大 コメント
『オリガミの魔女と博士の四角い時間』安田章大 ©NHK

人生で一回しかもらえない役柄でしょうね。とてもユニークで愛嬌もあってすごく愉快でした。
滝藤さんは初めましてでも気を使わせないようにさせる“エスコート能力と芝居力“が高い人。そうですね、最高の“人たらしさま”でした。仲良くしたい人と感じました。
生きてるのは僕たちだけじゃない、今もどこかで異星人や生きものたちがいろいろな物語(ストーリー)を紡いでいる。僕はそう感じて生きているので、台本を一読して即大好きと思った内容でした。
作曲もしました、歌も歌いました、カッコつけたりもしました。
久しぶりのドラマのお仕事でした。ぜひ楽しんでください。

上野樹里 コメント
『オリガミの魔女と博士の四角い時間』上野樹里 ©NHK

滝藤さんと大切な機会に、再び共演することができてうれしかったです。
前回、私の役は和紙屋を経営する祖父が病に倒れ落ち込む孫娘、桜子でしたね。祖父を喜ばせるために、オリガミ博士に励ましてもらいながら、夜通し一緒にサクラを折りました。実際に思川桜で染めた和紙を使ったところが、印象的でした。
最後に魔女が、本物の桜の木に折った桜を飾って満開にしてくれるという、淡々とした静けさの中にも壮大なエンディングでありました。実際はスタッフの方々が夜な夜な折ったものだったので、作品を皆さんで作り上げる温かい思いも伝わってきました。
今回は、桜子が博士を励ますというお話なのです。台本を読ませていただいた時に、桜子が返り咲いて自分らしく人生を貫いている姿に、まさに桜のような生命力を感じました。寒い冬を越せば再び春が来る、そんな思いを込めて博士と共演させていただきました。
印象に残ったところは、広島の平和記念公園の千羽鶴から作られた和紙で博士と折る「羽ばたく鶴」です。日本中の人々に夢を諦めずに生きる心、平和を願う人々の思いが感じられると思います。

番組情報

『オリガミの魔女と博士の四角い時間』
Eテレ

「星空から カウボーイ★」
2023年2月25日(土)午後4時~4時15分
再放送:2023年3月22日(水)午後10時30分~10時45分

「羽ばたけ!つる」
2023年3月4日(土)午後4時45分~5時
再放送:2023年3月22日(水)午後10時45分~11時

©NHK