高杉真宙、井浦新、ユースケ・サンタマリアら11名が吉高由里子主演『光る君へ』出演決定!【コメントあり】

ドラマ
2023年02月21日
『光る君へ』高杉真宙

吉高由里子が主演を務める大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか 2024年放送)に、新たに高杉真宙、井浦新、玉置玲央、吉田羊、板谷由夏、ユースケ・サンタマリアら11名の出演が決定。コメントが到着した。

大河ドラマ第63作は、「源氏物語」の紫式部を主人公とする『光る君へ』。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した紫式部の一生を描く。

吉高が主人公の紫式部、柄本佑が当時の最高権力者・藤原の道長を演じ、『功名が辻』(2006年)以来の大河ドラマとなる大石静が脚本を手掛ける。

そんな本作に、新たに11名の出演が決定した。紫式部の父・藤原為時役を岸谷五朗、紫式部の母・ちやは役を国仲涼子、紫式部の弟・藤原惟規役を高杉真宙。

道長の父・藤原兼家役を段田安則、道長の母・時姫役を三石琴乃、道長の兄で長男の藤原道隆役を井浦新、次男の藤原道兼役を玉置玲央、道長の姉で一条天皇の母・藤原詮子役を吉田羊。

道隆の妻・高階貴子役を板谷由夏、紫式部のライバル・清少納言役をファーストサマーウイカ、陰陽師・安倍晴明役をユースケ・サンタマリアが務める。国仲、三石、ファーストサマーウイカは本作が大河ドラマ初出演作。また、音楽を冬野ユミ、語りを伊東敏恵アナウンサーが務める。

新たな出演者11名の詳しい役柄と、冬野、伊東、そして作家の大石静、制作統括の内田ゆきによるコメント全文は以下を参照。

役柄とコメント

岸谷五朗(藤原為時役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
紫式部(まひろ)の父。藤原一門であるが、下級の貴族。裕福な生活とは縁遠かった。和歌や漢籍に通じる文人であり、まひろに文学の素養を授ける。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

大河ドラマの素晴らしき魅力の一つは、脚本家とスタッフの皆さんが、史実に基づき、とんでもないエンターテインメントを、独自の個性と主張で創造していくことです。主人公の目線、想いによって歴史上のヒーローは時には悪に、ヒールはとんでもないダークヒーローにも…。
物語の中で、登場人物は自由に浮遊し渦巻き感動を作り出します。大石静さんによって生み出されるキャラクターは、本当にキュートでかわいらしく、そして切なく残酷でもあり、喜怒哀楽がかき乱される魅力的な人物たちです。これからスタッフの皆さんと脚本をジックリと吟味し具現化していくのが楽しみであります!

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

たくさんの楽しみがありますが、なんと言っても衣装でしょう。言葉少ない時代に、人々は衣服で自分たちの「個性」や「想い」を主張していたはずです。色の重ねも、そのバランス感覚も見事で、独特な芸術に包まれています。役作りにも大きく関わってくることなので、皆さんの衣装が美術の背景にどの様に溶け込んでいくのか、楽しみであります。

◆古都京都の印象や思い出

今年の2月に、京都の南座で座長を務め舞台に立ちました。400年前の演劇発祥の芝居小屋、劇場入りした際にとてつもなく「偉大な大きな何か」に心をわしづかみにされました。着物で歩く現代人たちもタイムスリップさせ、当たり前に思わせてしまう京都は大好きな日本の魅力あふれる場所であります。

国仲涼子(ちやは役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
紫式部(まひろ)の母。不器用な夫を支え、豊かとはいえない暮らしの中でも、幼いまひろや弟の太郎を、愛情深く育てる優しい女性。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

このたび、初の大河ドラマ出演で紫式部の母親役を演じさせていただきます。歴史ある大河ドラマに一度は出演してみたいと強く願っていました。紫式部の母親役のお話をいただき、二つ返事で引き受けさせてもらいました。特別な役作りはせず、現場での母親としての顔をしっかり出すことができればと思っています。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

大河ドラマは初出演となります。大河ドラマといえば日本を代表する歴史ある長編ドラマであり、名だたる脚本家の方々、豪華キャスト、豪華なセット、衣装は、大河ドラマならではと思っています。その時代のメイクや衣装、所作なども楽しみにしています。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

時代劇の撮影では、毎回自分がタイムスリップしたかと思うほどの壮大なセット、そして衣装や言葉(せりふ)を楽しみにしています。今回も、京の都ならではの所作やしきたりなどを学べることをうれしく思います。

◆古都京都の印象や思い出

京都といえば、寺社など歴史ある建物、おいしい食事です。風情ある街並みも歩いているだけで、五感が満たされます。食は、おばんざい、京野菜を使った料理、うなぎを楽しみにしています。この時代の食も体験できたらうれしいです。

高杉真宙(藤原惟規役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
紫式部(まひろ)の弟で、幼名は太郎。勉学が苦手で、文学の才がある姉としょっちゅう比較されている。のんびり、ひょうひょうとした性格。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

今回紫式部の弟、藤原惟規を演じることになりました。惟規は姉の紫式部や父の為時と違い、勉学への関心はまったくありません。口がうまく、ひらひらとその場をしのぎながら生きていくんだな、という印象です。少し残念な印象のある惟規が、どのような生き方で過ごしていくのか、僕自身も楽しみです。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

大河ドラマには11年前に放送された『平清盛』の時に初めて出演させていただきました。当時15歳で緊張して何が何だか分からず、ひたすら目の前のことに一所懸命だったのを覚えています。多くの方がいて、あまりにも広いセットがあって感動していました。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

好きな漫画の舞台がちょうどこのくらいの時代設定で、和歌などに興味があったので少しでも触れられたらうれしいです。

◆古都京都の印象や思い出

伝統的な建物が多く、一人でフラフラと散歩をし、静けさと涼やかな風が流れる京都に時代を感じて、楽しかったのを覚えています。

段田安則(藤原兼家役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道長の父。藤原氏の中でも、名門中の名門。権力を得て政治のトップに躍り出ようと画策する。いずれは天皇の外祖父となり、栄華を息子らに継がせようと作戦を練る。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

一度、お公家さんを演じてみたいと思っていました。今回は公卿の右大臣になった兼家、どんなふうに描かれるのか楽しみです。子どものころ、御所に遊びに行ったり、通ったりしました。兼家の千年後ですが。今回、京都の言葉ではないのが残念ですが、魅力のある兼家になるよう励みます。

三石琴乃(時姫役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道長の母。兼家の嫡妻。出世街道を突き進む夫を支えつつ、とりわけ三兄弟の行く末を思い、見守っている。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

藤原道長の母、時姫役の三石琴乃です。夫の藤原兼家の家柄は裕福、そして多くの子宝にも恵まれた時姫。優雅に生活できるなんてうらやましいなぁと思いましたが、一夫多妻制の平安時代! 夫は、クセ強めのプレイボーイ、加えて自分の立身出世のためには我が子をも利用する超野心家。当時の女性としては勝ち組に思われる時姫ですが、心中は穏やかではなかったはず。野心家の夫を立てつつ、子供達を愛する母で臨みたいと思います。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

大河ドラマは初出演です。オファーをいただいたときは歓喜しました。和装が大好きなのでずっと時代劇に憧れていました。ほんとにうれしいです。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

なんといっても皆さんの衣装が楽しみです。時代劇に憧れていましたが、メジャーな江戸時代ではなく、みやびな平安時代だなんてうれしいサプライズです。歴史教科書で目にしたあの華やかな世界が大河ドラマでよみがえるのを今から楽しみにしています!

◆古都京都の印象や思い出

数年前に、太秦撮影所に行きました。かなり待ち時間があったので、一人でフラッと嵐電に乗って車折神社や嵐山を散策したことがあります。そこここに神聖な気がある土地だと感じました。今度はもっとゆっくり、1000年前の人々に思いをはせてあちこち歩きたいです。

井浦新(藤原道隆役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道長の長兄。兼家の嫡男。才色ともに優れており、上品さ、明るさをも兼ね備えた、申し分のない跡継ぎ。権力を弟たちではなく、息子に継がせようと試みる。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

藤原道隆は、関白そして内大臣まで務め、娘の定子を一条天皇に入内させて権力の絶頂を極めると同時に、文化芸術を好み、天性の酒豪で、最後は飲み過ぎがたたり急逝したと云われています。冗談ばかり言って気さくな三枚目的な側面と、道長もかなわない威厳や威光を放つカリスマ性だったと「枕草子」に書かれています。型にはまらず豪快に繊細に意気揚々と、個性的な道隆を演じてみたいと思います。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

『平清盛』で崇徳天皇を演じました。日本三大怨霊のひとりとして演じることが決まるずっと前から魅力を感じ、お墓や史跡に参っていた人物でした。なので、ただ演じるのではなく、自分の身体を使い崇徳院の御霊を癒やし寄り添い神事だと思いながらやっていました。撮影はもちろん、崇徳院の跡を巡る番組なども作っていただき、記憶に残るかけがえのない経験をさせていただきました。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

前回も今回も平安時代に呼ばれました。前回身につけた所作は、日常でも生かされる場面があります。今回もしっかり身につけて突き詰めたいです。そして平安世界のセットが素晴らしかったので、また今回もセットのすさまじさを堪能したいと思います。

◆古都京都の印象や思い出

京都では下鴨神社で写真展を開催させていただいたり、祇園祭や鞍馬の火祭り、寺社仏閣や手仕事など興味のある世界をオフィシャルで撮影させていただいたことがあります。京都国立博物館の文化大使を務めていた時期もありました。京都の歴史と文化芸術は大好きです。

玉置玲央(藤原道兼役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道長の次兄。兄の道隆にすべてがかなわず、父の愛情に飢えている。そのいら立ちの矛先が道長に向くことも。紫式部(まひろ)との間には、ある因縁が。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

1000年以上前の実在の人物を演じる機会はなかなかないので、今から楽しみで仕方ありません。ですが、私自身この時代の知識に乏しく、例えば藤原道兼の人物像や偉業、逸話の類いをスラスラと語れるかと問われると、恥ずかしながら私はまだ語れません。俳優として、これから役に肉をつけ血を通わせ「歴史に確かに存在した藤原道兼」を視聴者の皆さまにお届けできるよう、精いっぱい取り組む所存です。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

大河ドラマへの出演は2016年の『真田丸』、2020年の『麒麟がくる』に続いて3度目です。『真田丸』では切腹を、『麒麟がくる』では火縄銃の分解と組み立てをやらせていただいたので、今回も何か普段やらないようなことをやらせていただけたらなぁと思っています。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

所作、衣装でしょうか。どこまで忠実に時代考証と照らし合わせるかは分かりませんが、例えば『麒麟がくる』では衣装の素材や色味をできる限り当時の物に近づけられるようこだわって製作してくださっていたのが印象深くて。衣装合わせの際にワクワクしたのを覚えています。所作も同じく、令和に生きる自分とはかけ離れた所作がたくさんあると思うので楽しみです。

◆古都京都の印象や思い出

以前、長い期間京都に滞在する機会があって、それ以来関西方面に仕事に行くとついつい京都に寄り道することがあります。日本全国、思い出の場所というものはたくさんありますが、京都はそれが特に多い。多いし根深い、と言いますか。人の思いをがっしり受け止めてくれる街なのだと思います。同時に、人の思いが積み重なって渦巻いている街でもあるのでしょうね。

吉田羊(藤原詮子役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道長の姉。円融天皇に入内し、父の望みどおり皇子をもうける。その懐仁親王(のちの一条天皇)を溺愛、成人しても常に寄り添い、次第に宮廷での勢力を増していく。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

道長の次姉詮子は、弟思いで情が深く、相手の長所や能力を見抜き、伸ばせる人。情勢を読む力にも優れ、さしずめ、平安時代の「できる女」という印象です。道長にとっては頼るべき存在というところに今作では純真さが加えられ、中でも女が政(まつりごと)の道具として扱われることへの彼女の反発や心痛の描写は、高貴な家柄に生まれついたゆえの葛藤もさることながら、彼女がいたって普通の感覚を持った女性だったのかもと想像が膨らみました。
同時に視聴者の皆さまには、遠い平安時代ながら、現代を生きる私たちと何ら変わりない人々の物語として、身近に感じてもいただけるのではないでしょうか。もとより、そう感じていただけるように私自身、等身大で演じられたらと思っています。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

一番長い時間を過ごさせていただいたのは『真田丸』でしたが、真田家の家族物語だったのもあり、日を追うごとにどんどんチームも家族のようになっていくのが面白く、長い時間をかけて撮っていく作品の醍醐味を味わいました。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

日本独自の貴族文化である国風文化が発展した時代ということで、この時代にしか見られないお衣装や、仮名文字が生まれる様子、またお香の役割やお風呂など貴族のリアルな衛生事情も面白そうです。例えばこの時代の「風呂」は今でいうサウナですが、そこで使われていた敷物や着物が、風呂敷や浴衣の語源であるといった、現代につながるお話も楽しみです。

◆古都京都の印象や思い出

訪れるたびに思うのは、「美しい街」だということ。碁盤の目に整備された町しかり、自然の豊かさ、神社仏閣に施された手仕事の繊細さ、京ことば、などなど。それらの美しさに引かれて、世界中から人が、食が、芸術が集まり、特別な世界を形成している都だなと感じます。直近で訪れたのは昨年末の舞台公演。連日連夜、美食店を巡り、一流の京グルメを堪能したのが思い出です。

板谷由夏(高階貴子役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
道隆の嫡妻。宮仕えの経験があり、はきはきした知的な女性。道隆の跡を継ぐ息子たち、そして天皇への入内が見込まれる娘の定子(さだこ)の教育に力を入れる。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

高階貴子氏は才女であったと聞きました。道隆を支えながら、子どもたちにもきっと厳しく愛情深く接していたのでは? と想像しています。これから、大石さんの脚本を楽しみに待ちながら、貴子さんのことを感じ、近くに引き寄せていきたいと考えていますが、実在した人物を演じるのは初めてのこと。身が引き締まる思いです。

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

今回の出演を両親が本当に喜んでくれ、なかなか親孝行ができたな、と、思っています。うれしいことです。

◆およそ1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

きっと素晴らしいセットなのだろうなと、今からとても楽しみです。あのころの日本を、これから学び、知る。なかなかこんな機会はありません。ドップリとハマっていきたいです。

◆古都京都の印象や思い出

大好きな京都に、ご縁があるなんて。京都は知れば知るほど、知りたいと思えば思うほど、奥深く、その魅力は底なしだと思っています。新しい京都にまた出会うことが、いまから楽しみです。

ファーストサマーウイカ(清少納言役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
歌人・清原元輔の娘。才気煥発。一条天皇に入内した定子の元に女房として出仕し、心からの忠誠を尽くす。「枕草子」は紫式部や道長にも影響を与えることに。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

清少納言は、聡明で勝気、あけすけだけどウィットに富んだ辛口ブロガーの第一人者、という印象です。日常のあるあるネタや女の愚痴を面白おかしく描く一方で、繊細で愛情深い一面もあり、とても1000年も前の人とは思えないほど、親近感の湧く、人間味のある魅力的な女性だなと感じています。
紫式部との関係性、定子への敬慕の念や私生活など、謎多き部分もどう描かれるのか今から楽しみです。プレッシャーに負けず精いっぱい頑張ります!

◆大河ドラマ出演歴・思い出など

初出演です。大河ドラマは、やはり「男たちの戦」という印象が強く、史実に基づいた生死に関わるつらいシーンも多いイメージです。ですが、今作では宮中の女社会や、和歌や逢瀬などのラブストーリー、みやびで華やかなシーンもみられるのでは? と非常にワクワクしています!

◆およそ 1,000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみ

歴史の中でも特に女性がカラフルで鮮やかな色彩の時代だったので、衣装やメイクは非常に興味深いです。また、寝室や風呂など、絵巻のような平面では分かりづらい部屋や宮中の様子がスタジオセットではどうなっているのかとても楽しみです!

◆古都京都の印象や思い出

大阪府出身としては唯一の「府」仲間、ご近所さんで、学校行事や家族ともよく訪れました。他県より身近に感じているにも関わらず、知らない歴史もまだまだたくさんあって魅力の尽きないところです。

ユースケ・サンタマリア(安倍晴明役)
『光る君へ』©NHK

<役柄>
陰陽師。陰陽寮に属する天文博士。並外れた占いの才能を持ち、常人にはない力があると畏怖される存在。天皇や貴族の生活はもちろん、政局にも大きな影響を及ぼす。

<コメント>
◆演じる人物の印象と意気込み

『麒麟がくる』で朝倉義景というとてもクセの強い人物を演じさせていただきましたが、今回さらに前回を超えるクセの強さを発揮しなければいけない気がして、身が引き締まる思いです。大河ドラマでスーパー陰陽師…どうなるんでしょうか? 皆さんも楽しみにしていただけるとうれしいです。

音楽・冬野ユミ
『光る君へ』©NHK

紫式部! おおっ! 攻めてる!! 大石静さんの脚本は、甘美、ロマンチック、ユーモアに富んでて、愛にあふれて、辛辣! 今回は、何が待っているんだろう~ワクワク。 内田ゆきCPは、『アシガール』『スカーレット』を共に戦いぬいた同志。 中島由貴チーフ演出とは、20年来の友。絶大な信頼を寄せる作り手。このチームで、大河ドラマに参戦できるとは、、 トキメキと、畏れと、プレッシャーとで武者震いが、、、バクバク。 千年の物語は、花びらが降り注ぎ、麗しく、悲しく、狂おしく、いとおしいことと。 さまざまな曲たちで、お支えできたら…。

語り・伊東敏恵アナウンサー
『光る君へ』©NHK

2024年の大河ドラマが、後に世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯であり、そのドラマに「語り」として関われることを、心から光栄に思います。大河ドラマ本編の担当は初めてですが、皆さんが、千年の時を超えた世界を存分に楽しめるよう、しっかりとお支えします。

作家・大石静

今回のキャスティングへの私の思いは、男性はフェロモン、女性は力強さでしょうか。芝居のうまさは当然ですが…。道長の兄二人は、藤原三兄弟として道長と並んだ時の高身長、気品、色っぽさが売りです。井浦さん、玉置さんの個性の違う平安男子ぶりをご堪能ください。
さらに貴族社会の残忍さを代表する兼家(段田)の芝居は、きっとシビれるうまさだと思いますし、為時(岸谷)の不器用な父親の芝居も楽しみです。そして政の道具にされながらも、己の意志は貫こうとあがく詮子(吉田)の、哀れと強さに激しく揺れる芝居も、きっとスゴイと思います。
ユースケ・サンタマリアさんの安倍晴明は、今は言えませんけど、今までの安倍晴明の印象を裏切るものとなる予定です。ファーストサマーウイカさんには会った途端、清少納言だと思いました。
すてきな俳優陣に夢は膨らみますね。

制作統括・内田ゆき

このたびは、紫式部(まひろ)と藤原道長、若き二人に一番身近な家族のメンバー、そして清少納言と安倍晴明という歴史上も有名な二人を演じる方々を発表いたしました。実力も華もある俳優陣が、平安時代の優美な姿となって躍動される様子を想像するのが、私も楽しみでなりません。大石静さんとの脚本づくりでも、常に姿を思い浮かべながら進めています。そして音楽をお願いするのは冬野ユミさん。物語に寄り添い花開かせるこれまでのお仕事ぶりに、全幅の信頼をもってお任せします。
紫式部が見つめる、キラキラと、ときにギラギラと自分の運命を生きていく平安の男たち女たち。どうぞお楽しみに。

番組情報

大河ドラマ『光る君へ』
NHK総合ほか
2024年1月より放送予定

©NHK