普通の“飯テロ”ドラマとはひと味違う“味変”ドラマをご紹介!『放課後ていぼう日誌』ほか4作品をピックアップ

ドラマ
2023年06月20日

今年も“飯テロ”ドラマが豊作! ドラマのストーリーも追いかけながら、登場する美味しそうなご飯、そのご飯をほおばる登場人物たちの姿に思わずお腹を鳴らしてしまい、実際のお店に足を延ばしてみたり、同じメニューを再現してしまう人も多いのでは? 本記事では普通の”飯テロ”ドラマは食べ飽きたという人に、少し変わった主人公たちが活躍する“味変”ドラマをご紹介する。

『放課後ていぼう日誌』
『放課後ていぼう日誌』©小坂泰之(秋田書店)2017/NTT DOCOMO, INC.

累計発行部数100万部を突破した小坂泰之による人気漫画を完全実写ドラマ化。“女子高生×釣り”をテーマに、釣りを通してのんびりと青春を謳歌する少女たちの成長を描く爽やかな青春ストーリーでありながら、“釣り玄人”が読んでも納得の専門知識が詰め込まれ、なにより釣りたての魚をその場でさばいてほおばる食事シーンに思わず唾を飲むこと間違いなしの作品だ。アニメ化もされ人気を博した本作が満を持して完全実写ドラマ化され、6月13日より映像配信サービス「Lemino」(レミノ)にて配信中。

都会から引っ越してきた高校1年生の鶴木陽渚(莉子)は生き物全般が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩悠希(鶴嶋乃愛)と出会ったことをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ釣りを始めることに。

©小坂泰之(秋田書店)2017/NTT DOCOMO, INC.

最初は釣った魚を触ることもできなかった陽渚だが、天真爛漫な野生児・帆高夏海(池間夏海)、無口だが魚の知識は抜群の大野真(菊池日菜子)からなる個性豊かな部員たち、釣りを通して出会う人々の中で次第に釣りの楽しさと奥深さに気づいていく。「釣ったら食べる」がモットーの「ていぼう部」で、女子高生4人組の釣りライフが始まる。

第1話では、陽渚が初めてのサビキ釣り(※)に挑戦することに。最初は生きた魚に恐れおののいていた陽渚だが、魚が餌に食いついた時の「ビビビッ」という感覚に魅了され、次第に釣りの虜になっていく。

©小坂泰之(秋田書店)2017/NTT DOCOMO, INC.

持参した小型バーナーを使って、釣りたてのアジをそのまま素揚げにしてパクリ。女子高生らしからぬシンプルな即興料理から、新鮮な刺身やあら汁など釣り人ならではの魚料理が次々に繰り出される本作。女子高生×釣りという水と油のような組み合わせながら、彼女たちのゆる~い青春模様、どこか懐かしい田舎町の情景に癒されて、いつの間にかお腹がすいていることだろう。
※サビキ釣り:エサに似せた小さな疑似バリ(=サビキバリ)を連ねた仕掛けで行う釣り

『ワカコ酒 Season7』
『ワカコ酒 Season7』©2023「ワカコ酒7」製作委員会

『孤独のグルメ』に肩を並べる、グルメドラマの金字塔ともいうべき『ワカコ酒』シリーズがいよいよシーズン7に突入。7月3日(月)よりBSテレ東で放送スタート(毎週月曜 深夜0時)し、Leminoでは1週間先行配信される。

原作は漫画家・新久千映による、同名タイトルのコミック。酒と料理が何より大好きな村崎ワカコ(武田梨奈)は、偶然見つけた店でも足を踏み入れる超呑兵衛女子。職場での出来事に想いを巡らせたり、他のお客さんたちの会話に耳を傾けたりしながら、酒場でひとり飲みの楽しさを満喫している。

酒と料理がピッタリと合わさり全身が高揚感に包まれた彼女の口からは、いつも思わず「ぷしゅー」と吐息が漏れる。男性1人でも躊躇してしまう渋めなお店にもズンズン足を踏み入れるワカコの心意気、ワカコが生み出す「美味い酒の肴」と「それに最もマッチする酒」が融合する至福の瞬間が観る者の食と酒への渇望を誘う。

シーズン7では酒飲みなら訪れたい魅力的な店の数々に加え、とうとう都内を飛び出し、兵庫県や千葉県での地方ロケも。観ればきっと寄り道して「ぷしゅー」とホっと一息したくなるはずの作品だ。

『ゲキカラドウ2』
『ゲキカラドウ2』©「ゲキカラドウ2」製作委員会

ジャニーズWESTの桐山照史が主演を務める激辛料理を食べまくるグルメコメディドラマの待望の第2弾。テレビ東京にて木曜23時30分より放送中で、過去の放送はLeminoで配信中だ。

桐山が演じるのは、飲料メーカー「ロンロン」の営業・猿川健太。前シーズンでは猿川が営業先の難易度を「1〜5辛」で表し、日々の原動力を激辛料理で養う「ゲキカラドウ」を貫く同僚たちと共に切磋琢磨しながら、男として、仕事人として成長していく姿が描かれた。

シーズン2では営業促進室のエースに成長し、辛さにも強くなった猿川。しかし、そんな猿川を凌駕するように激辛料理もパワーアップ。頂点石焼麻婆豆腐が名物の「陳家私菜」、激辛ステーキの「ステーキマフィア(STEAK MAFIA)」、激辛オムライスの「リトルヤミー」など、激辛好きならメモ必須の実在店舗も多数登場し、猿川にも新たな辛練(試練)が訪れる…。

いよいよクライマックス間近となったシーズン2では「ロンロン」に史上最大の危機が到来…! 果たして猿川は「ゲキカラドウ」を貫きつつ、愛する会社を守ることができるのか。猿川の“ゲキカラ”な仕事ぶりと味覚体験に心も胃袋もアツくなる作品だ。

『全ラ飯』
『全ラ飯』©カンテレ

全裸で食事するという“秘密の癖”を持つエリートサラリーマンが、秘密がバレた相手の青年と思いも寄らぬ恋に落ち、自分に正直な生き方を見つけるまでを描く新感覚の“ムズきゅん”ラブコメディー。カンテレにて放送中(毎週木曜 深夜0時25分~)で、Leminoほかにて最新話まで全話配信中だ。

“全裸で食事をする”ことでストレス解消しながら、表向きには非の打ちどころのないハイスペック男子として窮屈な日々を送る金融庁のエリート・一条颯太(近藤頌利)。ある日、久しぶりに訪れた故郷で“全裸飯”姿を亡き祖母の友人・真尋(ゆうたろう)に目撃されてしまう。

最悪な出会いながらも、祖母が遺したレシピノートをもとに真尋から料理の手ほどきを受けるうち、いつの間にか忘れていた“大切なもの”を取り戻し、真尋と過ごす時間が心地よくて…これはまさか恋!? いっぽう、真尋にとっても、颯太との出会いは“運命の再会”だった…。料理をつくる。食を共にする。それは、誰かの思いを受け取ること。そして、誰かと心を通わせること。果たして颯太が誰かと“全裸飯”をわかちあえる日はくるのか。

本作は、“全裸飯”という前代未聞のインパクトシーンはもちろん、颯太と真尋という不器用な2人が周囲を巻き込み繰り広げるじれったくも甘酸っぱく、時に切ない恋模様が見どころ。さらに、2人の調理シーンでは台湾やマレーシア、ガーナなど毎回さまざまな海外のスパイスを使った、珍しい料理が登場するのも魅力の1つとなっている。

いよいよクライマックスが迫る第11話(6月22日放送)では、颯太と真尋の関係にも大きな変化と進展が訪れる…? 飯テロ、肉体美、イケメンたちの恋模様。2人の恋の結末から目が離せない。

番組情報

『放課後ていぼう日誌』
Lemino
2023年6月13日(火)〜配信中

『ワカコ酒 Season7』
BSテレ東
2023年7月3日(月)毎週月曜 深夜0時~放送スタート
※Leminoで1週間先行配信

『ゲキカラドウ2』
テレビ東京
毎週木曜 午後11時30分〜
※過去の放送はLeminoで配信中

『全ラ飯』
カンテレ
毎週木曜 深夜0時25分~
※Leminoほかにて最新話まで全話配信中

©小坂泰之(秋田書店)2017/NTT DOCOMO, INC.
©2023「ワカコ酒7」製作委員会
©「ゲキカラドウ2」製作委員会
©カンテレ