二宮和也、23年ぶり共演・江口洋介の「二宮君は全然変わらない」に「誰が言ってんすか!」『ONE DAY』「逃亡編」制作発表

ドラマ
2023年09月23日
『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』
『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』左から上段:松本若菜、中村アン/下段:二宮和也、中川大志、江口洋介

10月9日(月)にスタートする、二宮和也、大沢たかお、中谷美紀トリプル主演の月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時~9時54分 ※初回は午後9時~10時24分)の制作発表記者会見が開催され、主演の3人のほか、メインキャスト14人が登壇した。

本作は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブの1日を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。それぞれ別の人生を歩む3人の男女の物語が並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たす。

「逃亡編」で銃殺事件の容疑をかけられる勝呂寺誠司役の二宮は、撮影で走りまくり逃げまくりとのこと。「“逃亡編”ですから、逃げないことには…という感じでずっと走っています。まだお芝居というお芝居はしていませんが、うちが一番いい話になるようです。一番盛り上げていきます」と話し、会場の笑いを誘った。

警視庁・組織犯罪対策部の管理官で逃亡犯・誠司を追う蜜谷満作役の江口洋介は「このパートでは追う者、追われる者がいて僕は警察役なのですが、かなり大騒ぎな大事件が起きていくので、大沢君や中谷さんのパートとどう絡んでいくのかというところが気になります」と本作の印象を明かした。

主演の二宮とは23年ぶりの共演になる江口。「二宮君は全然変わらない」と江口が話すと、二宮から「誰が言ってんすか!」とツッコまれ、江口は「お互い変わらないよね」と笑顔に。二宮は「何年もたってまた共演させていただけるのはありがたいですし、現場でもその話をずっとしています。話していると空気感も昔に戻るといいますか。懐かしい気持ちになりました」と久々の共演に喜びを見せた。

また、蜜谷が追う国際犯罪組織の2代目ボス・笛花ミズキを演じる中川大志が「横浜を拠点として暗躍するマフィア役ですが、マフィアとは無縁の生活を送っているので…」と切り出し、二宮に「みんなそうだから」とツッコまれるひと幕も。続けて中川は「国際犯罪をしている組織のボスなので、少しでもスケール感や奥行きに説得力を持たせられたらと思っています」と意気込んだ。

神奈川県警刑事部捜査一課主任警部補・狩宮カレンを演じる松本若菜は「ずっと走らないといけなくて。クリスマスイブの話というのがあってコートを着て走るので、今の季節の撮影では汗がすごいんです。毎日汗びっしょりで二宮さんを追いかけています」と撮影時の苦労を明かした。

逃走中の誠司の前に突如現れる謎の女・八幡柚杏を演じる中村アンは「誠司の味方なのか敵なのか、私自身もあまり分かっていません。その分からない感じを楽しんでいただければと思っています。ただ言えるのは、役として二宮さんに一番対等に話している感じです」と役どころを説明。二宮について「距離感の天才ですね」と印象を話す中村に、二宮は「いやいや。引いてきちゃってるじゃない」と。これに中村は笑顔で「昔から知っていたかのような感じで話してくださるのでありがたいです」と続けた。

さらに、どのパートにも属しておらず、犬を飼っていること以外全て謎の人物・真礼を演じる佐藤浩市。真礼は3つのパート全てに関わってくる役どころでもあるというが、佐藤は「謎の男というのは、日本語で意訳するとミスリード役。いかにお客さんを引っかけて、別の方向に持っていき、振り回すことができるか。そういう役どころだと思います」とドラマのストーリーに対して佐藤が思うヒントを明かした。

犬を飼っていて、愛犬のフランを捜しているという真礼だが、フランとの共演について聞かれた佐藤は「3歳・ブルテリア・メス。けっこうやんちゃな子で、甘がみをすると思ったら甘くかめずにけっこう本気でかんできてるぞ、みたいな子です。でも、彼女はやってくれると思います」と話し、キャスト陣もニッコリ。

『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』
『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』二宮和也

二宮は「逃亡編」について、「硬派といいますか、一番謎があるチーム。その謎をもしかしたらどこかのチームと共有することになるかもしれませんし、つながってくる可能性もあるので、一番いろいろな可能性があって一番いい作品なんです」とアピール。

また、他のパートに対しての印象を聞かれた二宮が「まさかこの地方テレビ局チームで西遊記をやられるとは思ってなかったんで。上段で西遊記やるんじゃないんですか?」と話すと、上段に座っていた「地方テレビ局編」出演者の丸山智己、小手伸也、加藤諒、大水洋介が立ち上がり、小手が「誰が猪八戒ですか」とツッコミ。二宮は「芸達者な方たちがたくさんいるので、どこかでドラマが起きるんじゃないかと感じます」と続けた。

さらに「レストラン編」について二宮は「割り本という、撮影のカットのイメージラインが入っている制作本が台本と他にあるんですけど、『逃亡編』と『地方テレビ局編』は緊迫しているのもあってカットがめちゃくちゃ割れているんです。そんな中、『レストラン編』だけ2ページを1カットでやったりしていて。ちょっととちくるったことしてるんですよね(笑)。僕は、『逃亡編』と『地方テレビ局編』で呼吸できなかったところを『レストラン編』で息が吸えるようになるのかなと思っていたんですけど、実はすごいとがったことやってるっていう。制作本を見て、より一層楽しみになりました」と明かした。

また、真礼について「実は一番難しいことをやられているというか。3か月犬捜してるってすごい精神力だなと」と二宮が話すと、佐藤はすかさず「1日だよ!」とツッコミ。「3か月ってのはドラマのクールで実際は1日だから!」という佐藤に二宮は「あ、そうなんですね。3か月犬捜してるのかと思った」と冗談交じりに答え、「でも、一つの画に佐藤浩市がいて江口洋介がいてめちゃくちゃスターがたくさんいる。物語ももちろんですが、画としてすごいなと思います」と期待を膨らませた。

さらに、二宮は物語のカギを握っている人物として「台本を読んでいる限りでは、江口さん演じる蜜谷さんが僕のキャラクターの中でのキーマンとなりえていると思いますし、プラス謎な人。謎な人という意味では(中村)アンちゃんもですかね。僕たちも分かっていない部分が多いですが、見てくださる方たちと一緒に楽しんでいけるのかなと思います。台本を読んでいて感じた驚きみたいなものを皆さんに気持ちよく伝えられるようにしたいと思っています」と。

続けてドラマの注目ポイントを聞かれ、二宮は「1回に3本分のドラマが見られるというのは、今までになかった感じだと思いますし、全体の構図が注目ポイントです。勝手にオートザッピングしているかのように作品がどんどん変わっていくので、それを楽しんでいただけたらうれしいです」と答えた。

最後に、二宮は「3つストーリーが分かれていますが、みんなそろって楽しい面白いものを作り上げているのは変わりないので、毎回楽しんでいただけたいですし、我々が出せる最大限の空気、雰囲気をぶつけていきたいと思いますので、ぜひ楽しんでいただければと思います」とドラマをアピールし、会見を締めくくった。

番組情報

『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』
フジテレビ系
2023年10月9日(月)スタート
毎週月曜 午後9時~9時54分
※初回は、30分拡大(午後9時~10時24分)

出演者:二宮和也、中谷美紀、大沢たかお ほか

【逃亡編】中川大志、松本若菜、中村アン
【地方テレビ局編】福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善
【レストラン編】桜井ユキ、井之脇海、今井英二、栗原英雄

江口洋介、佐藤浩市

脚本:徳永友一(「翔んで埼玉」『ルパンの娘』シリーズなど)
企画・プロデュース:成河広明(『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『リーガルハイ』シリーズ、『ストロベリーナイト』シリーズなど)
演出:鈴木雅之(『マスカレードホテル』シリーズ、『HERO』シリーズなど)

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/oneday_christmas_ado/
公式X(旧Twitter):oneday_xmas_ado
公式Instagram:oneday_xmas_ado