櫻井翔主演『大病院占拠』続編タイトルは『新空港占拠』「ハラハラドキドキするようなど真ん中のエンターテインメントをお届けできたら」

『新空港占拠』記者会見に登壇した　左から）ソニン、ジェシー、比嘉愛未、櫻井翔、白石聖、瀧内公美

櫻井翔主演の土曜ドラマのタイトルが『新空港占拠』（日本テレビ系　2024年1月13日（土）スタート　毎週土曜　午後10時）であることが記者会見で発表された。会見には櫻井をはじめ、比嘉愛未、白石聖、ジェシー、瀧内公美、ソニンが登壇した。

本作は、2023年1月期に日本テレビ系土曜午後10時枠で放送された『大病院占拠』の続編。前作に引き続き、主演を務めるのは櫻井翔。最悪の大病院占拠事件から1年。今度は神奈川県内初の国際空港「かながわ新空港」を突如として獣の面をかぶった武装集団が占拠。またもや事件に巻き込まれた武蔵は、1年前の事件以来休職中の管理官・和泉さくら（ソニン）に協力を要請。情報分析官の志摩（ぐんぴい）、さらに新たな仲間も加わり、空港からの人質救出と、“鬼”以上に危険な“けもの退治”へ。人質救出の期限はわずか1日。獣たちの正体は？目的は？そして武蔵の家族の運命はいかに。

さらにこれまで全面モザイクで伏せられていたポスタービジュアルも同時に解禁。ポスタービジュアルでは空港の滑走路と思しき場所で12人の武装集団「獣」から身を隠す武蔵刑事の姿が写し出されている。

まずは櫻井から能登半島地震で被災された方、羽田空港での衝突事故で被害に遭われた方へお悔みとお見舞いの言葉が述べられた。

『大病院占拠』の続編となる本作について櫻井は「連続ドラマからちょうど1年たち、同じクールでその続編が放送されるというのは、あまり機会が多くないということで、チーム新空港占拠として意識高く撮影しているところです。何かテレビを見ながらハラハラドキドキするような、ど真ん中のエンターテインメントを我々みんなでお届けできたらと思っておりますので、2024年どうぞよろしくお願いいたします」と語った。

前作から引き続き主人公・武蔵三郎を演じる櫻井。「時間に追われているので、ものすごく焦っていて、早口でしゃべっているか、大声を出しているか、とにかく走っています。まさにタイムリミットバトルサスペンスの名のとおり、時間に追われる日々を過ごしています」と足早に役柄を明かし、本格始動する撮影に向けて「ほぼ1人で話しているようなシーンが続くからか、ついに夢に比嘉さんが登場しました。比嘉さんが完璧にせりふを言うのに、櫻井がカットごとにせりふが言えないという、年明け早々先行き不透明で、どうかこうはならないようにという夢を見たので、しっかり準備して撮影にしっかりと臨みたいと思っています」と意気込んだ。

そんな櫻井演じる武蔵の妻・裕子を演じる比嘉は「翔さんの言葉を聞いて、かめないプレッシャーが出来ました」と明かしつつ、「実はオペのシーンは何度も撮影していて、そこは結構楽しめているのですが、前回は病院内で人質だったので、スタジオに通っていたのたのが、今は違う場所で撮影しているので、皆さんと会えていなかったんです」と久しぶりの再会に笑顔を見せた。

神奈川県警捜査支援分析センター（KSBC）新人情報分析官の澪を演じる白石は、本作から参加。「現場に入って1日しか撮影していないので、現場の雰囲気を学びながらやっている最中です」と現状を明かした。

同じく本作から参加のジェシーは正体不明の謎の男として役柄など一切非公開のため、話せる範囲で役柄説明をすることに。「自分でも芝居していて謎だなと思います」と語りつつ、比嘉と一緒のシーンが多いことを明かした。そこで「血だらけで、僕の鼻息が荒い感じの車の中のシーンだったんですが、比嘉さんは僕自身が鼻息が荒い人だと思ったらしくて」とクランクインでのエピソードも披露し、比嘉が思い出し笑いで顔を赤くさせながら「初共演だったので…（笑）」と弁明していた。

地元警察官で武蔵のバディとなる本庄を演じる瀧内は「正義感が強くて、ずばずば言うので最初にソニンさんと撮影をさせていただいた時に、『目も合わせないんだね』と言われたくらい勝気で強いキャラクター」と役柄を明かし、「まさかシーズン2に呼んでいただけるとは思っていなくて、しかも武蔵さんのバディ役ということで本当に身に余る役をいただけてうれしかったですし、出力の仕方は違っても、女性版の武蔵三郎のようなキャラクターなんじゃないかなと撮影させてもらっています」と語った。

現場を離れていたが、今回指揮官として復帰することになる和泉を演じるソニンの番になり、ソニンがしゃべり出そうとするとジェシーがいきなりしゃべり出すというひと幕も。これには、初対面だったというソニンが立ち上がりジェシーにツッコミを入れ「今回から参加された方がキャラが濃すぎて、油断していました」と。

気を取り直し、ソニンは「今回戻ってくるきっかけとなるのが武蔵。武蔵のお願いだからこそ戻ったと思うんです。この2人の関係性というのは『大病院占拠』でも色濃く出ていたと思いますが、今回またちょっと立場が変わって、心のバディ感、信頼感がより強く出る続編になっていると思います」と明かすと櫻井も「そう思う。心のバディ感」とソニンのコメントを横取りしようとする場面も。

ソニンは「初日からかみもせず、難しいせりふもパーフェクトにやっていて。シーズン1もちゃんと見て、勉強されたことを感じたんですが、タイピングが苦手らしくて」と白石の現場の様子を明かすと、白石は「タイピングが慣れていないので、前作を見ていても情報分析官は手元（の寄り）が多いので、今必死に練習しています」と明かした。

座長として意識していることについて問われた櫻井は「我々、セクション制を導入していまして、それぞれのセクションにシーズン1からのキャストがいるので、僕の現場は僕が、指揮本部の時はソニンさんと、それぞれの現場で座長を務めてもらうという担当班長制のようなものなので、僕は特に何もやっておりません」と明かすと、比嘉とソニンは「そうだったですか！」と驚いていた。

また櫻井とジェシーの共演についても質問され、櫻井が音楽番組でジェシーから「明日クランクインです」と2人しか分からない会話をしたことを明かしたほか、プライベートで食事に行ったエピソードも明かした。

最後に櫻井から「ご覧いただいている方々がワクワクしたり、ハラハラしたり、そして最後に『これがこうなったか』と絡まった伏線がほどけていく、すっきり感みたいなものを3か月通してお届けできたらと思っております。スタッフ、キャスト一同楽しんでもらえるようなものを届けられるように頑張ってますので、どうぞ楽しみにしていただけたらと思います」とアピールし、会見を締めくくった。