
『クローズアップ現代』「鳥の言葉がわかった!身近に広がる小宇宙」(NHK総合)が、10月27日(火)午後7時30分~7時57分に放送される。
「鳥の言葉」を世界で初めて科学的に解明した動物言語学者の鈴木俊貴さん。長野・軽井沢の森を歩きながら、「ほら、いま“ディーディー”って鳴いてるでしょ?」と話し、鳴き声を組み合わせて複雑なメッセージを伝えている鳥の声を聞くだけで、何が起きているのかを読み解いていく。その姿はまるで“鳥と会話する男”。「自然界には、本や論文にも、ネットにも、AIにも出てこない発見がたくさんある」。効率や成果が優先されがちな時代だからこそ、自分の目で見て観察し続けることの大切さを語る。
「1年のうち10か月くらいは鳥の社会にいる人間」とユーモラスに自身を表現する鈴木さんは、なぜそこまで鳥の世界にのめり込んでいったのか。星麻琴キャスターが一緒に森を歩きながら、その探究の原点と発見の秘密に迫る。
その研究に注目しているのが歌人の俵万智。鈴木さんについて「鳥が好きで好きで見続けたからこそ見えた世界がある」「効率では測れない“好き”を貫く時間の豊かさが、世界初の発見を生んだ」と評する。
鈴木さんは、鳥の声に耳を傾けることで「毎日の世界の解像度が上がる」とも語る。鳥の言葉の世界に触れたとき、私たちの日常もまた、これまでとは違って見えてくるかもしれない。
星麻琴キャスター インタビューを終えて
夢中になれるものと出会い、その本質を探究することを生業にする―。多くの人が憧れる生き方をしている鈴木俊貴さんとは、どんな方なのか。時には数か月に及ぶという森での研究はつらくないのか。聞きたいことがたくさんあり、待ちきれない気持ちで取材の日を迎えました。
インタビューで鈴木さんが強調していたのは「観察」。鳥をじっくり観察することで「まだ誰も気づいていない事実」を見つけられるといいます。それは鳥の世界だけでなく、人間の社会にも当てはまると感じました。スマホを開けば情報があふれる時代。でも、立ち止まって目の前の人の話にじっくり耳を傾け、心の動きに思いをはせる。そうした優しい想像力が今の世の中には少し足りないのかもしれません。鈴木さんが大切にする「観察」は、身近な人間関係にも、広く国際関係にもおいても重要な視点だと感じました。 鈴木さんの魅力がたっぷり詰まった番組です。ぜひご覧ください。
番組情報
『クローズアップ現代』
「鳥の言葉がわかった!身近に広がる小宇宙」
NHK総合
2026年10月27日(火)午後7時30分~7時57分
NHK ONEで同時配信・11月3日(火)まで見逃し配信予定
©NHK













