反町隆史から演技指導受け、大ファン・盛山晋太郎が目標掲げる「今年は役者1本で」『グレイトギフト』制作発表記者会見

反町隆史が主演を務める、1月18日（木）スタートの木曜ドラマ『グレイトギフト』（テレビ朝日系　午後9時～9時54分）の制作発表記者会見が1月6日に開催。反町をはじめ、波瑠、盛山晋太郎（見取り図）、尾上松也、佐々木蔵之介が登壇した。

主演・反町隆史×脚本・黒岩勉という、数々の話題作を世に送り出してきた2人が“グレイトタッグ”を組む完全オリジナル作品『グレイトギフト』。完全犯罪の殺人を可能にする未知の殺人球菌「ギフト」を巡る、衝撃のサバイバル医療ミステリーだ。

そんな本作の制作発表記者会見が1月6日に開催され、反町をはじめ、波瑠、盛山晋太郎、尾上松也、佐々木蔵之介が登壇。まず、反町は「『相棒』から来ました」と自己紹介しつつ「（本作は）非常に重厚な医療ミステリーになっております。実は僕、医療ドラマは初出演なのですが、ベテランの皆さんのお力をお借りして、緊張しながらやっております」とあいさつ。

続く波瑠はのどを痛めてしまったそうで、いつもとは少々違う声ながら「お正月に甥っ子とカルタを頑張りすぎました…。こんな声になってしまい、申し訳ありません。今日の私の言いたいことは全て盛山さんが話してくださいます」と笑みを浮かべた。

なお本作では、反町が自身のイメージとはかけ離れた“うだつの上がらない”病理医を演じることも話題になっているが、反町は「役作りとしてはすごく苦労しました。ただ、僕自身もうだつが上がらないといいますか、ラーメン屋さんで隣の人のものを食べてしまったこともあります（笑）。なのでいつもシュッとしているのではなく、そういう部分もあって…」と照れながら告白。

そんな反町に対し、「Twitter（現X）のヘッダー画像を10年くらい無断で反町さんにしていました。今もなお反町さんです」と明かしたほど反町ファンの盛山は、「そういうおちゃめな一面も全て大好きです。その食べられたお客さんでありたかったな」と愛を露呈させた。

続けては、「2024年の抱負」をフリップで発表していくコーナーへ。一同はそれぞれ「ゆっくり確実に」（反町）、「健康」（波瑠）、「アクター」（盛山）、「挑戦」（尾上）、「早寝早起き」（佐々木）と回答。反町はこの回答について、「去年12月で50歳になったので、ゆっくりと物事を決めながら確実にやっていけたら」と。

いっぽう、盛山からは「皆さんの前で言うのは恐れ多いのですが、今年は役者1本でやっていこうかな、と（笑）」と驚きの発言が。「役者としてのデビュー戦が難関の標準語の役ということで、クリアできたかは自分自身分からないのですが、反町さんに1時間以上演技指導をしていただいたんです。憧れていた反町さんに演技のアドバイスをいただけて、最初の30分くらいは話が入ってきませんでした…。その経験が、僕にとっての“グレイトギフト”です！」と声を上げる。

対して、反町は「盛山さんが演じる役はキーマンで、先日も1シーンでいろいろな気持ちを表現する撮影があったのですが、そこがなかなか複雑なうえに長くて…。なので、演技指導というほどではないのですが、“僕ならこういうふうにするかな”という感じで少々お話をさせていただきました」と撮影時のエピソードを披露した。

続けて、波瑠は「気を引き締め、あらためてきちんと健康を心がけていきたい」と。一方の尾上は「実はとにかく朝が弱く、早い時間だとイライラしてしまい、スタッフの皆さんにもご迷惑をかけてしまうことが多々あるんです。なんなら朝やったことを覚えていないこともあるので、今年はそれを改善したいです」と自省。

すると、佐々木は「僕も朝はダメですね」と同意しつつ、「年末年始は割とゆっくりしていて、朝からずっと酒を飲み、そのまま早めに寝ていたんです。それで早朝に起き、また飲んで…というのが体に良かったので、やはり早寝早起きはいいなと（笑）。このまま続けたいので、“現場はあまり夜遅くまでやらないでほしい”というのをプロデューサーに伝えたい」と力説した。

また、かつてない“サバイバル医療ミステリー”である本作の見どころに話題が及ぶと、反町は「“真犯人は誰なのか”っていうところですよね。そして、この作品はただの医療ドラマではなく、人間ドラマにサスペンス要素が加わったエンターテインメントです。視聴者の皆さまにもぜひ謎解きをしていただけたら」と。

尾上も「主人公を取り巻く登場人物たちも全員が何かを抱えているような雰囲気があり、回を重ねるごとに謎が増えていくので、視聴者の皆さんには回を重ねるごとにハマっていただける作りになっていると思います。そして、“サバイバル医療ドラマ”ですから、それは大変なことが起こっていきますので、ぜひ楽しみに見ていただけたら」とそれぞれアピール。

佐々木は「医療ドラマを何度かやらせていただいたことがあるのですが、今回は自分でも次の展開が分からないんです。台本を読むたびに“こんなことになるの？”と驚きますし、周囲のキャラクターに対して疑心暗鬼になるんです…。そして、それぞれのキャラクターが立っていて、みんな価値観もちょっとずつ違っています。僕も役の名前から“白鳥”とすごいですし（笑）、ぜひそういう部分にもご注目いただけたら」と呼び掛けた。

ほかにも、勝ち抜いた人には劇中に登場するプリンが贈呈される、反町VS記者陣での「じゃんけん大会」が開催されるなど、作品の世界観とは反して終始楽しい雰囲気でイベントは締めくくられた。