北村匠海が朝ドラ『あんぱん』“やなせたかし”モデルの夫役に 妻役の今田美桜は「ひまわりのような方」

ドラマ
2024年04月26日
左から)今田美桜、北村匠海

今田美桜がヒロインを務める、2025年前期連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合ほか 2025年春放送スタート)にて、やなせたかしをモデルとした柳井嵩役を北村匠海が務めることが発表された。

戦後80年を迎える2025年。今田美桜がヒロインを務める112作目の連続テレビ小説『あんぱん』は、「アンパンマン」を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も薄くなっていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生、何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。

このたび、やなせがモデルとなっている暢(今田)の夫・柳井嵩を北村匠海が演じることが発表に。北村はオファーを受けた際に、なぜ自分を選んだのか理由を尋ねたと明かし、「僕は普段バンド活動もしているのですが、日頃のモットーである“10分後に命を落とすかもしれないから、今どう生きるかというのを連続して行うことが日々を全うすること”というのをライブで語ることがあって。その言葉がきっかけだと言われたのがすごく印象的」と。

続けて「やなせさんは生きるということ、生きているということ、そしてこの社会に生かされているということ。それは素晴らしいことであり、ありがたいこと。そういう思いを『アンパンマン』をはじめとするいろいろな作品に落とし込んできた方だと思っています。そこに僕自身が持っていた思いのようなものが重なり、この役、この作品、そして今田さんとも出会わせてくれました」と喜びを語った。

北村匠海

そんな北村と過去に5度共演経験のある今田は、夫役が北村と知った時の心境を「もう安心でしかなかった」と。「朝ドラは撮影期間もとても長いですし、夫婦役ということで、私自身がすごく緊張しいなので不安もあったのですが、北村さんがやられるということを聞いて本当にホッとして、もう何も心配することないなと思いました」と告白。

「北村さんは朗らかで真っすぐで、秘めている強さみたいなものが言葉だったり、いろんなところから感じられる方。柳井さんとしてのお芝居を見るのがとても楽しみですし、柔らかく温かく歩んできたお2人の人生を丁寧に描いていけたら」と前を見据えた。

対して、北村はそんな今田を「ひまわりのような方」と。「誰かが緊張していたり、何かを気負いすぎて固まってしまっているような時に、自然とその人を柔らかくできるんです。それがお芝居にも出ているし、それはきっと芯が強くないとできないこと。今回夫婦役をやらせていただく中で、助けてもらうことが数えきれないほどあると思いますし、今田さんのそんな強さがまぶしくて見られない瞬間もあるかもしれないのですが、僕も安心しています」と思いを語った。

今田美桜

さらに、北村は「アンパンマン」についても言及し、「子供の頃にテレビで見ていました。アンパンマンって“丸がいっぱいあって子供の好きな作り”とか言われたりもしますが、僕も本当に好きでした。保育園の時になかなかなじめない瞬間が多くて、その時はアンパンマンに助けてもらったような記憶があります」と懐古。

好きなキャラクターを問われると「アンパンマンなんですけど、ジャムおじさんも好きでした。あんなおじさんいたらいいな、と思っていましたね。でも、しょくぱんまんへの憧れもあって、たぶん人生で初めてカッコいいと思ったのがしょくぱんまん(笑)。そして、カレーパンマンのことは友達だと思ってたような感覚もあります」と熱弁を繰り広げた。

左から)今田美桜、北村匠海

番組情報

2025年度前期 連続テレビ小説『あんぱん』
NHK総合ほか
2025年春放送スタート