石橋静河が26年後期朝ドラ『ブラッサム』ヒロインに決定「きょうもいいもの見たな、よし!と思ってもらえる作品に」

ドラマ
2025年05月29日
石橋静河
石橋静河

石橋静河が、2026年度後期の連続テレビ小説『ブラッサム』(NHK総合ほか)でヒロイン・葉野珠を演じることが決定した。石橋の朝ドラ出演は、2018年の『半分、青い。』以来2回目となる。

連続テレビ小説第115作『ブラッサム』は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代(1897~1996)をモデルとした物語。脚本は、連続テレビ小説『ブギウギ』などを手掛けた櫻井剛。実在の人物である宇野千代をモデルとするが、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなし。

石橋静河が演じるのは、明治三十年(1897年)、山口県の岩国に生まれた葉野珠。実母は珠が2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母によって育てられた。女学校を卒業後、代用教員として働き始めるが解雇され、故郷の岩国を追われることに。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開く。

しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金…と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合う。そうした中で、小説家として花を咲かせる。

時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいく。

ヒロイン・葉野珠を演じる石橋静河は、1994年生まれ、東京都出身。2015年に俳優デビュー。2017年に初主演作「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」でブルーリボン賞ほか多数の新人賞受賞。以降、『東京ラブストーリー』(フジテレビ)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)などの話題作に抜擢される。近年では、「前科者」「DEATH DAYS」、KAAT「近松心中物語」など、舞台や映画でも幅広く活躍。昨年のドラマ10『燕は戻ってこない』(NHK)では、生活苦から代理出産を引き受ける主人公を演じ、東京ドラマアウォード2024で主演女優賞を受賞。連続テレビ小説への出演は、2018年の『半分、青い。』以来2回目となる。

主人公・葉野珠(はの・たま)役 石橋静河 コメント

このたび『ブラッサム』の主人公、葉野珠を演じさせていただくことになりました。声をかけていただいたときはびっくりして、「晴天のへきれきとはこのことか!」と思いました。いまだにびっくりしています。
宇野千代さんは本当にたくさんのエッセイや小説を残されている方で、読み切れないぐらいの量があるんですが、いろんな本を読んでいくうちに「なんて素敵な方なんだ!」と思うようになりました。
こんなすてきな方をこれから1年以上、長い時間をかけて、キャスト・スタッフの方と掘り下げていけるのかと思うと、とてもうれしいです。
先日読んだ本にあった秘書の方の言葉ですが、宇野さんに毎朝「きょうの調子はいかがですか」と聞くと、「最高です!」と答えていたそうです。私もまずはそこから、毎朝起きたら「最高です!」と言おうかなと思っています。
朝、全国の皆さんが、テレビを見て「きょうもいいもの見たな、よし!」と思ってもらえる作品にしたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

作・櫻井剛 コメント

くれぐれも『ブラッサム』です。ブ『ロ』ッサムではなく、『ラ』です『ラ』。さぁ声に出してみましょう。『ブラッサム』…ほら、花咲く感じがしませんか?作家・宇野千代さんは、小説家、着物デザイナー、雑誌の編集と、さまざまな花を咲かせた人物。宇野さんをモデルにした本作の主人公・葉野珠もまた、たくさん書いて書いて働いて、そして華やかに恋もして、色とりどりの花を咲かせてくれると思います。
人生の喜びも痛みも、その全部を養分にして珠がどんな花を咲かせるのか、みなさん是非お楽しみにして下さい。

制作統括・村山峻平 コメント

世の中では「人生100年時代」と言われています。受け止めは人それぞれですが、正直、途方もなくて大変そうだなと感じていたところ、宇野千代さんの本と出会いました。明治、大正、昭和、平成を駆け抜け、98歳までご健在であった宇野さん。
どんなにつらく苦しいことがあっても「生きること」を選択してきた、およそ100年の生き様に心を動かされました。同時に、目の前にある一日の大切さにも気づかされました。一日を迎える自分の心や気分、そして相手にかける言葉や表情次第で、その日がたのしいものに変わりうる。そんな一日をちょっとずつ積み重ねていくことが、愉快で幸せに思える人生につながる、のだと。
『ブラッサム』の作者の櫻井剛さんは、夜ドラ『あなたのブツが、ここに』でご一緒しました。日常の人々の息づかいを優しい目線でありながらも鋭く切り取る櫻井さんだからこそ、主人公・珠の生きる激動の時代に新しい光を当てられるのではないかと思い、お願いしました。主演の石橋静河さんは、自然体でありながら、その独特の雰囲気と「まなざし」が印象的で目が離せず、主人公・珠として生きる石橋さんを見たいと思い、オファーしました。
珠が生きる一日一日は目まぐるしく、時に苦しみや悲しみに襲われることもありますが、戸惑い悩みながらも、愉快に痛快に前に突き進んでいく珠の姿によって、見ている皆さんの一日一日に、ぱっと花を咲かせるようなドラマを半年間お届けできればと思っています。

番組情報

2026年度後期 連続テレビ小説『ブラッサム』
NHK総合ほか
2026年秋 放送予定

作:櫻井剛
出演:石橋静河
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
演出:盆子原誠

©NHK

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