

俳優の堺雅人が6月11日放送の『THE TIME,』(TBS系)に生出演し、自身が主演を務めた日曜劇場『VIVANT』(読み:ヴィヴァン/2023年7月期放送)の続編決定を発表した。
『VIVANT』は、ハイクオリティな映像美に加え、堺雅人演じる主人公・乃木憂助と彼を取り巻く公安、さらに「別班」という謎の組織が複雑に絡み合った重厚なストーリー展開で社会現象を巻き起こした、2023年を代表する大ヒットドラマ。
『半沢直樹』をはじめ数々の大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄が原作・演出を手掛け、堺、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司ら主役級の豪華俳優陣が集結。モンゴルで2か月半にも及ぶ大規模なロケも行われた。
最終回の世帯平均視聴率は19.6%(当時の世帯視聴率)を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。1話から10話までのタイムシフトを含むテレビ放送の総視聴人数は6000万人超え(ビデオリサーチ調べ、全国32地区、2023年7~9月)という驚異的な数字をたたき出した。
「東京ドラマアウォード2024」では連続ドラマ部門グランプリ、「第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」では最優秀作品賞をはじめ主要部門を多数受賞。「Yahoo!検索大賞2023」ドラマ部門1位、「2023 第36回 小学館DIMEトレンド大賞」エンタメ・カルチャー部門金賞、「TVerアワード2023」特別賞などの各賞を受賞し、テレビ視聴以外でも高い評価を受けた。
さらに、海外バイヤーが選ぶ、海外に売りたい日本のコンテンツに与えられる「MIPCOM BUYERS’ AWARD for Japanese Drama 2023」でグランプリに選出。Netflixで190以上の国と地域で全話が配信され、世界進出も果たした。
前作のラストで、乃木(堺)が別班の緊急招集を示す“赤い饅頭”を目にする姿が描かれたが、続編はそのラストシーンから直結した続きの物語となる。原作・演出は前作同様、福澤克雄が務め、海外ロケも敢行する。放送は2026年の「日曜劇場」枠(毎週日曜 午後9時)で、時期は未定。
『THE TIME,』の生放送に登場した堺は、安住紳一郎アナの「何かお知らせがあるということで、スタッフが皆さんド緊張してるんですよ。(堺の)顔つきもシャープですね」という問いかけに「今日はシマエナガダンスはちょっと違いますよね」と応じ、「くす玉で発表します」と緊張感をあおる。そして1つ目のくす玉を割ると「まずはお天気!」とじらした。そしてついに2つめのくす玉を割り「VIVANT続編決定!!」と発表。安住アナの「もしかしたら『VIVANT』かなと思った人は?」というアナウンサー陣への問いかけに堺も挙手し「やきもきしました。なかなか声かからないから(笑)」と本音を吐露する場面も。続編で何が描かれるのか期待が高まるが「何も言えないです。言えば言うほどつまらなくなっちゃうから。でもまだ何も決まってない。本当にやるかどうかも分からないです(笑)」と笑った。
原作・演出・プロデュース:福澤克維 コメント
前作の『VIVANT』は、もともと考えていた物語の3分の1くらいのところで終わっていたのですが、皆様の要望のおかげで、その続きを描けることになりました。心より感謝申し上げます。今作は、乃木が最後に目にした赤い饅頭の、直後から始まる物語です。前作には今作につながるシーンがたくさんありますので、「新シリーズ」というよりも、「前作の続き」という感覚で、来年の放送を期待していただければうれしいです。
番組概要
日曜劇場『VIVANT』
製作著作:TBS
原作・演出・プロデュース:福澤克雄
プロデューサー:飯田和孝
出演者:堺雅人
<『VIVANT』前作のあらすじ>
菱商事に勤める乃木憂助(堺雅人)は、誤送金された130億円を取り戻すべく、送金先であるバルカ共和国へ向かった。
バルカで爆発事件に巻き込まれた乃木は、爆破犯に間違えられ、バルカ警察に追われる羽目となる。現地で出会った公安警察の野崎守(阿部寛)と医師の柚木薫(二階堂ふみ)と共に、乃木はバルカを脱出するために奔走する。
しかし、それは偶然ではなかった。
乃木の本当の顔は自衛隊直轄の非公認組織「別班」の諜報員であり、国際的なテロ組織“テント”を追うためにバルカに潜入していたのだ。別班の仲間と合流し、テントのリーダーにつながる情報を集めていく乃木だったが、そこで自らの残酷な運命と対峙することになる。
テントのリーダーであるノゴーン・ベキ(役所広司)は、生き別れた実の父親であるという真実に直面する乃木。
そんな運命に立ち向かい、自らの手で、ベキを暗殺することになる。
そして、全てが落着したかに思えた乃木の前に、再び赤い饅頭が置かれることとなる。
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