

沢口靖子が主演を務める月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(フジテレビ系 毎週月曜 午後9時~9時54分)の第3話(10月20日放送)に、松岡広大、町田悠宇、今井清隆がゲスト出演する。
本作は、人気シリーズ『絶対零度』のシーズン5にあたる新章。シーズン1(2010年)ではコールド・ケースと呼ばれる“未解決事件”を、シーズン2(2011年)では“潜入捜査”をテーマに、女性刑事・桜木泉(上戸彩)の活躍を描き、シーズン3(2018年)・シーズン4(2020年)では、元公安のエリート刑事・井沢範人(沢村一樹)を主人公に、未来の犯罪を予測して捜査する「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の物語が描かれた。
シリーズ誕生から15年。本作では、時代の変化とともに巧妙化した新たな犯罪に挑む姿を、新キャストによって描く。新シリーズの舞台は「情報犯罪特命対策室」、通称:DICT(ディクト)。高度な情報技術を悪用し、国民の生命と財産を脅かす「情報犯罪」の犯人たちを追う捜査機関で、匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」など、私たちの身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう。
主演の沢口がDICTの最年長で、チームのエンジンとなる刑事・二宮奈美を演じ、安田顕、横山裕、黒島結菜、一ノ瀬颯、馬場園梓、金田哲、松角洋平、白本彩奈、板谷由夏が共演する。
10月20日放送の第3話に、松岡広大、町田悠宇、今井清隆がゲスト出演。松岡が演じるのは、上村税理士事務所の税理士・上村元也。経営難や後継者不足で悩む企業の相談に乗り、「外部の力を借りるべき」と助言して知り合いの会社を紹介する。しかし実際に契約が結ばれると、その会社の資金を抜き取って倒産に追い込むという悪徳税理士だ。そして、契約上の問題から警察も手を出せず、今まで法の網をすり抜けてきた。DICTの奈美(沢口)と南方(一ノ瀬)が上村の事務所を訪ねると、南方は衝撃を受ける。上村は南方の大学時代の友人だったのだ。真面目で努力家だった上村を知る南方は、複雑な思いを抱きながら捜査を進める中、ある真実にたどり着く。
町田が演じるのは、株式会社「ネッブス」の社長・奥田真斗。税理士の上村とは旧知の仲で、共謀して中小企業を狙う。経営不振の「ミズハラ製作所」に、上村が「ネッブス」の奥田を紹介。「ミズハラ製作所の技術を守る」と説得して、「ネップス」との経営統合の契約を結ばせる。しかし、「ミズハラ製作所」の口座資金は数日後に全て抜かれていた…。奥田はさまざまな会社を所有し、上村を介して困窮する企業を取り込み、中小企業を食い物にしていたのだ。
今井が演じるのは、宗教団体「ルミナス会」の教祖・黒澤道文。ここ数年で急成長し、病院や学校、不動産まで手掛ける「黒澤ホールディングス」を築き上げたカリスマ。教祖・黒澤の“ありがたいお言葉”が始まると、その一言一言に信者は酔いしれ、「聖水」と呼ばれる水やお札などの高額商品を迷いなく次々に買い求める。巻き上げた金は寄付金としてルミナス会に入り、そこから国外に流れている痕跡も。さらには、黒澤ホールディングスの関連企業に奥田の会社もあり、さらなる被害を食い止めるため、DICTが立ち上がる。
松岡広大 コメント
人気シリーズに参加することができうれしいです。今回演じた上村元也は20代半ばにして税理士事務所を構えているエリートの役でした。南方とは大学の同級生で同じゼミにいたこともあり、ある出来事からまた関わることになります。すてきなキャスト・スタッフの皆様に囲まれて芝居することができました。中でも、今回の肝となる一ノ瀬颯さん演じる南方とのシーンは楽しかったです。一ノ瀬さんの真っすぐで柔らかなお人柄と屈託のない笑顔に救われました。同世代の俳優と出会えたことにも、心から感謝しています。第3話は南方の成長回となっており、その一助たるべく臨みました。ぜひご覧ください。
町田悠宇 コメント
歴史あるシリーズの一端を担えることを光栄に思います。作品が内包するテーマ性や社会的メッセージを受け止めながら、真摯に挑みました。演じた人物は、現代社会に実在していてもおかしくない存在です。“身近に存在する恐怖”をどう表現するかを意識し、監督との対話を重ねる中で、人物の奥行きや温度を繊細に描くことを心がけました。緊張感とリアリティが交錯する刺激的な月曜の夜をぜひお楽しみください。
今井清隆 コメント
恥ずかしながら,この歳までテレビドラマへの出演がほぼなかったのでかなり興奮気味です!しかも『絶対零度』という大人気シリーズと聞いて2度びっくり!! テレビの現場に慣れていない私に周りのスタッフも本当に優しく接してくださり、緊張の中にも、充実した時間を過ごさせていただいております!主演の沢口靖子さんも、気さくにお声がけくださり、ありがたい限りです!さて私の役どころですが、“新興宗教の教祖”という面白い役です(笑)。さてどんなふうにストーリーに絡んできますやら、、、乞うご期待です!
第3話(10月20日放送)あらすじ
町工場を営む「ミズハラ製作所」の社長・水原明人(小林三十朗)は経営不振に悩んでいた。そこで商工会で紹介された税理士の上村元也(松岡広大)に助けを求める。相談を受けた上村は「外部の力を借りるべき」と助言し、水原に資金力のある株式会社「ネッブス」との経営統合を提案する。「ネッブス」の社長、奥田真斗(町田悠宇)もこの求めに応じた。水原はこれで経営が保てると安心するも、数日後、工場の口座の金が全て消えていた。資金を失い負債だけを押し付けられた水原は、自ら命を断ってしまう。
一方、佐生新次郎(安田顕)は黒澤道文(今井清隆)に目を付けていた。「宗教法人ルミナス」の教祖として宗教法人を母体とする「黒澤ホールディングス」を立ち上げた男だ。その実態は信者には高額な商品を買わせ、後継者不足や資金難に苦しむ企業には“承継ビジネス”を持ちかけるなど、様々な方法で金をだまし取る悪人だった。「ミズハラ製作所」のような被害報告も複数上がっており、佐生は、DICT室長・早見浩(松角洋平)に調査を指令。二宮奈美(沢口靖子)と南方睦郎(一ノ瀬颯)は、手始めに被害を受けた和菓子店で事情聴取を行う。すると、ここも奥田の会社と経営統合しており、店主に奥田を紹介したのは上村だった。その事実に衝撃を受ける南方。実は上村は南方の大学時代の友人だったのだ。南方は、複雑な思いを抱きながら捜査を進める中で、ある真実にたどり着く。
番組情報
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』
フジテレビ系
毎週月曜 午後9時~9時54分
出演:沢口靖子、安田顕、横山裕、黒島結菜、一ノ瀬颯、馬場園梓、金田哲、松角洋平、白本彩奈、板谷由夏 ほか
脚本:鈴木洋介、市東さやか、阿部凌大
プロデュース:成河広明(フジテレビ)
プロデューサー:足立遼太朗(フジテレビ)、髙丸雅隆(共同テレビ)、佃敏史(共同テレビ)
演出:田中亮(フジテレビ)、城宝秀則(共同テレビ)、都築淳一(共同テレビ)、木下高男(共同テレビ)
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
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